5月に古希を迎えて子供や孫にお祝いをしてもらい名実ともに押しも押されもしない「おじいちゃん」になったなと感じます。
ここ3か月、いろいろな出来事が起き「おじいちゃん」とゆっくり休んでいられる状態でなくなりました。
2歳上の従姉の急死。 義母(93歳)の手術。 同窓会の幹事の仕事。 それに個人的な行事など本当に多忙でした。
従姉は甲東園のマーケットに行く途中で倒れ意識不明に。 翌日がロイヤルモータース主催のハイキング。 そこから帰ってから亡くなりました。
従姉は独身で父母もすでに他界しています。 身内はハイおじさんと弟、父方のHさん、法律上の相続人がいません。
葬儀は3人で済ませたのですが、家の整理などは弟と二人で行っています。
彼女(従姉)は大手の工務店で1級建築士の設計士でした。 その関係で同級生の弁護士の照会で定年退職後は西宮家庭裁判所で調停委員をしていました。
2年前に彼女と弟たちで前橋の実家に帰り2泊3日の旅をしました。
その時、甲東園に130坪の土地とかなりのお金を持っていたので、彼女のことが心配になり将来の話をしました。
僕と弟に「あんたらお金はいらんやろ。 ユニセフと国境なき医師団に寄付しようと思っている。」と言ってました。
「叔母さんも94歳まで生きてはったので僕たちが先にいくよ!」などと笑っていました。
彼女の家にはユニセフや国境なき医師団からの手紙が山のようにありました。
この話は彼女の友人の弁護士や保険会社の方にも話していて内容は同じです。
男勝りの彼女はアクセサリー、宝石類、衣服など全く興味なしです。 実際質素な生活をしていました。
裁判所に勤めていたので「遺言書」はあると信じていました。 ところが友人の弁護士は彼女に忠告したけど恐らく書いていないだろうとのことでした。
彼女の財産全てが「国の没収」になります。
他の事件では「証言」が大きな証拠になるのに亡くなってからは「遺言書」以外無効とは理解できません。
現在、彼女の意思がちょっとでも反映されないか弁護士と相談中です。
重い話になりましたが相続人のいない人は特に遺言書が大事だと痛感しました。