覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

覚え書き・・・

2006年05月08日 | 音楽
・連休も終わり。頭痛の種だった仕事もこの休みの間に何とか手をつけ、少し安心といったところ。しかしながら連休中はとうとう一回も更新せず。書きたいことはいろいろあったのに・・・。とりあえず最近聴いた中から印象深かったものを何点か「覚え書き」程度に記してみます。


・ドヴォルザーク:交響曲第7番  
  シュミット-イッセルシュテット指揮、ベルリン・フィル
DISCLOSUREというレーベルから出ている1971年10月11日のライヴ録音。CD-R盤ながら大変生々しいステレオ。やっぱりこの人の指揮はいい。特別な事はしていないのに、聴き終えた後に「ああ、いい音楽を聴いた」という充足感が残る。この演奏でもそう。ベルリン・フィルがなんとも深々と厚みのある音を聴かせてくれる。第2楽章から第3楽章へ切れ目なく入るところも何だか嬉しい。ライヴならではの熱気も十分。EMIから出た手兵の北ドイツ放送交響楽団との演奏より魅力を感じた。


・シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番  
  ワルター・クリーン
シューベルトのピアノ・ソナタって魅力的なメロディーはたくさんあるけど、時々あまりにもとりとめがないような気がして最後まで聴くのが辛いときがある。でも雨の日なんかに聴くと、そのとりとめのない感じが何とも心地良かったりする。クリーンの演奏はリヒテルみたいなスケールの大きさは感じないけど、その優しさに満ちたピアノに心が安らぐ。


・メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」  
  ベイヌム指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管
ベイヌムも好きな指揮者。イッセルシュテットと同様、この人の録音にもはずれがない(と思っている)。このメンデルスゾーンも、何でこれほどの演奏が今までCD化されなかったのか不思議なくらい、颯爽として素晴らしい。コンセルトヘボウの音色がまた堪らない。この演奏を聴いていると、もっと長生きして、もっとたくさんの録音をこのコンビで残して欲しかったとつくづく思う。まだベイヌムをお聴きになった事がない方がいらしたら、今回国内盤で復活したシリーズはおすすめです。ブラームスなんか最高ですよ。シューベルトもマーラーもフランス物も、ちょっと意外なところではシベリウスも、往年のコンセルトヘボウ管の素晴らしい音色と共に、素晴らしい時間を過ごす事ができます。(ただ、このメンデルスゾーンのCD、第3楽章の頭がちょっと切れているように聴こえるのと、同じく第3楽章の2分18~19秒のあたりに編集ミスのような音の欠落があるのがちょっと残念。私の手持ちのものだけかもしれないが・・・。お聴きになられた方いらっしゃいますか?)

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