覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

クリップスとフランス国立放送管のモーツァルト レクイエム

2011年03月21日 | 音楽
・世の中にこんな事があるのだろうか、という程の大震災。自分も東京で揺れを感じた時、もう終わりかなと思ったくらい、今まで体感した地震の中で最も激しく長く揺れた。幸い、家族も親戚も無事。一週間近く連絡が取れず安否が気掛かりだった知人も無事の知らせを受けた。しかし、犠牲者の数、被災地の惨状を見るにつけ、なんとも複雑な気分になる・・・。被災地の一日も早い復興を祈るばかり。

・震災前にたまたま見つけたCDが届いた。クリップスがフランス国立放送管を指揮したモーツァルトのレクイエム。1965年12月2日のライヴで鮮明なステレオ録音(だと思うのだが最近HMVやタワーレコードに出たメーカーの告知文によると「分離の良いモノーラル」とのこと。微妙な表現だなあ・・・)。レクイエムの前に「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が演奏されていて、曲が終わるとともにレクイエムに入っていく流れが、まるでもともと一つの曲だったかのように自然。クリップスには最晩年にウィーン・フィルを指揮した感動的なライヴ録音もあったが、今回の演奏もソリスト、オーケストラ、合唱ともども熱演で終演後の聴衆の熱狂的な拍手が演奏の素晴らしさを物語っているように思う。

・このCDのジャケットには「Josef KRIPS edition vol.3」と書かれている。ちなみにvol.1はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(ソロはスターン)、コリオラン序曲、交響曲第1番、vol.2にはウェーバーのオペロン序曲とシューベルトのグレイトが収録されていて、いずれもフランス国立放送管とのライヴ。ベートーヴェンの交響曲第1番以外はすべてモノーラルだが、いずれも正規音源からのCD化のようで音質は良好、演奏も充実している。続編が登場することを期待したい。
Mozart: Requiem/Ave Verum Corp
クリエーター情報なし
Cascavelle


アグネス・ギーベル
マルガ・ヘフゲン
ハンス-ウルリヒ・ミールシュ
ボリス・カルメリ
フランス国立放送合唱団
フランス国立放送管弦楽団

vol.2はこちら↓
Schubert/Weber: Symphony No 9/
クリエーター情報なし
Cascavelle


vol.1はこちら↓
Beethoven: Violin Concerto/Sym
クリエーター情報なし
Cascavelle

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