覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

ミュンシュとボストン交響楽団のハイドン 交響曲第102番

2006年04月08日 | 音楽

・昨日の残業の疲れが残って今日は一日ぼんやりと過ごしてしまいました。世の中は民主党の代表選のニュースが大きく取り上げられていますが、さて、小沢さんになったところでどうなりますか。今までも度々感じたことですが、今回のゴタゴタで、いかにまとまりのない党であるかということをさらけ出した訳で、私も含めて呆れ返った人も多いはず。「みんなで支え合って」ということがないんですね。ある意味、現代を象徴しているのかもしれません。これまでずっとよそよそしい態度をとっていた張本人の小沢さんが党首になった事で、周囲がどういう協力の仕方をするか見物です。とにかく野党第一党としてもっとしっかりしてもらはなくては困ります。

・柄にもなく政治の話などしてしまいました・・・。さて、今夜はミュンシュとボストン交響楽団の演奏でハイドンの交響曲第102番。ハイドンの交響曲、「パリ・セット」と呼ぱれるものより後の曲にはたいてい愛称があって演奏回数も多いですが、その中にあって愛称の付いていない曲はやはり演奏回数も録音も少ないようです。この102番もそのうちの一つ。単独で録音されることって滅多にないですよね。

・今日聴いた演奏はミュンシュとポストン交響楽団が1956年にロシアヘ行った際のモスクワ音楽院でのライヴ録音。レコードからの盤起こしのようで針音はありますが鮮明な音質です。静謐な序奏に変わって明るくのどかな雰囲気の漂う第1楽章、どこか哀愁漂う第2楽章、典雅なメヌエットの第3楽章、快活な第4楽章、曲想に変化があって私は結構好きな曲です。ミュンシュの指揮はそんな曲想の変化を鮮やかに描き分けてくれ、ボストン交響楽団の木管は瑞々しい音色で花を添えます。終楽章のダイナミックでスピード感溢れる演奏は実に爽快でした。ミュンシュのハイドンは珍しいと思いますが、この演奏を聴くともっといろいろ聴いてみたくなります。

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