源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

09葵09 嘆きわび

2007年07月26日 | 09葵~12須磨
源氏物語歌集 116
巻九 葵 09 霊

    嘆きわび 空に乱るる 我がたまを
    結びとどめよ したがひのつま


2007-0726-ysg116
Kad02-105

□身の上のいと苦しきを、しばし休め給へと聞えむとてなむ。
かく参り来むともさらに思はぬを、物思ふ人の魂は、
げにあくがるるものになむありける」と、なつかしげに言ひて、 (霊)「嘆き・・・□