源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

09葵07 袖ぬるる

2007年07月24日 | 09葵~12須磨
源氏物語歌集 114
巻九 葵 07 御息所

    袖ぬるる 恋路とかつは 知りながら
    おりたつ田子の みづからぞ憂き


2007-0724-ysg114
Kad02-101

□(源氏文)「日頃少しおこたるさまなりつるここちの、
にはかにいといたう苦しげに侍るを、え引きよがでなむ」 とあるを、
例のことつけと見給ふものから、 (御休所)「袖ぬるる・・・□