源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

08花宴05 世に知らぬ

2007年07月14日 | 05若紫~08花宴

源氏物語歌集 104
巻八 花宴 05 源氏

    世に知らぬ 心地こそすれ 有明の
    月のゆくへを 空にまがへて

2007-0714-ysg104
Kad02-082

□・・・、桜の三重がさねにて、濃きかたに霞める月をかきて、
水にうつしたる心ばへ、目慣れたれど、ゆゑなつかしうもてならしたり。
「草の原をば」と言ひし様のみ、心に給へば、 (源氏)「世に・・・□(角文版)