源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

09葵08 あさみにや

2007年07月25日 | 09葵~12須磨
源氏物語歌集 115
巻九 葵 08 源氏

    あさみにや 人はおりたつ 我が方は
    身もそぼつまで 深き恋路を


2007-0725-ysg115
Kad02-101

□・・・、「いかにぞやもある世かな。心もかたちも、とりどりに捨つべくもなく、
又思ひ定むべくもなきを」苦しうおぼさる。御返り、いと暗うなりにたれど、
(源氏)「袖のみ濡るるやいかに。深からぬ御ことになむ。 あさみにや・・・□