源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

08花宴04 いづれぞと

2007年07月13日 | 05若紫~08花宴

源氏物語歌集 103
巻八 花宴 04 源氏

    いづれぞと 露の宿りを わかむまに
    小笹が原に 風もこそ吹け

2007-0713-ysg103
Kad02-080

□・・・とや思ふ」 といふ様、えんになまめきたり。(源氏)「道理や。聞え違へたる文字かな」とて、 (源氏)「いづれぞと・・・こそ吹け」 わづらはしく思す事ならずは、何かつつまむ。もし、すかい給ふか」とも言ひあへず、・・・□(角文版)