跡を取っている叔父が声をかけてくれたので、母の実家に連れて行きました。
仲の良い伯母も来てくれました。
伯母はずっと母の手を握って、暖めてくれました。
古い方の家の座敷に、私の祖母のものだと言うおひなさまが飾ってありました。
美しいお顔立ち。
三人官女もきれいな顔。
お道具のなくなってしまったものもあるそうです。
私も手をさすったり、足が冷たいときは指一本ずつマッサージしてあげたりしているけれど、「意地悪なおばさん」と言われたりする。病気のせいだとわかっていても、「なんでそんなこと言うんだろう」と悲しくなる。