少し腰痛が出ていたが、意外とそういう時はウオーキングなどをして適度に運動をしたら症状が改善する時があるので、思い切ってウオーキングに出かけた。
ただし、あまり遠出をすると負担になるので、東山あたりへ・・・・
五条通をまっすぐ東に向いていると、葬祭式場がある。ふと今日の葬祭を見ると2件だけだった。いつも4,5件は入っているのだけれど・・・
季節の変わり目に亡くなる方が多くなるが、気候がよくなって命を長らえる方が多くなったということか。式場屋さんには申し訳ないが、ほっとする気持ちだ。
そのまま、五条通を東大路までやってくると、上手い具合に清水寺が遠目に坂越しに眺められるところがある。道の両側に陶器屋さんの並ぶいわゆる陶器坂という辺りからの清水寺の眺めは素晴らしい。
清水寺は参道を歩いて行くと、突然出てくるんだけれど、唯一ここからは遠目に見られる。
懐かしくなって、いつも小学校の帰り道に遊んでいた産寧坂から二年坂へと歩いてみた。
このあたりも今はお土産屋さんとか飲食店ばかりだが、50年ほど前は陶器屋さんとかが少しあっただけで、あとは僕の行きつけ?だった骨董品屋さんがあったくらいだった。
「変身舞妓」さんがグループで歩いていた。近くに着付けをしてくれる店があるのだろう。
これが意外と観光客に人気で、「あ、舞妓さんだ」と言いながら沢山の人が走って行って、写真を撮っている。
「困ったことや」と花街の屋形の女将が言っていたのを思い出したが、別にこれはこれでいいのではと思う。
これで立派に営業が成り立っているわけで、それがいやなら花街で抱えている舞妓・芸妓を界隈でサービス・ウオーキングでもさせればいいのではと思う。
実際に祇園街あたりにいると、頻繁にお出かけ前のホンマモンに出会える。
ここまできたので、少し山へ入って護国神社に出向いた。何度も坂本龍馬のお墓には行っているので、そこまでは行かずに・・・
ビルマ戦線などで戦った兵士の顕彰碑が並んでいた。明治以降、日本のために命を落とされた先人の霊を祭神として祀られている。
僕は右翼でも何でもないが、この方々の犠牲があって、今の僕たちが存在することを忘れてはいけないと思う。
最後に、神社のふもとにある霊山観音に行った。中には入らなかったが・・・
この霊山観音が建設される頃、僕は小学1、2年だった。建設工事用のトロッコに乗って陽の暮れるまで遊んでいたのを覚えている。
腹が減ったら、椎の実を食べて、のどが乾けばイタドリをかじって・・・
少し感傷的になって、今日のウオーキングを終了した。腰の具合は可もなく不可もなくで・・・