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還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

東山散策

2011-09-25 17:28:47 | 京都ウロウロ

少し腰痛が出ていたが、意外とそういう時はウオーキングなどをして適度に運動をしたら症状が改善する時があるので、思い切ってウオーキングに出かけた。

ただし、あまり遠出をすると負担になるので、東山あたりへ・・・・

五条通をまっすぐ東に向いていると、葬祭式場がある。ふと今日の葬祭を見ると2件だけだった。いつも4,5件は入っているのだけれど・・・

季節の変わり目に亡くなる方が多くなるが、気候がよくなって命を長らえる方が多くなったということか。式場屋さんには申し訳ないが、ほっとする気持ちだ。

そのまま、五条通を東大路までやってくると、上手い具合に清水寺が遠目に坂越しに眺められるところがある。道の両側に陶器屋さんの並ぶいわゆる陶器坂という辺りからの清水寺の眺めは素晴らしい。

清水寺は参道を歩いて行くと、突然出てくるんだけれど、唯一ここからは遠目に見られる。

懐かしくなって、いつも小学校の帰り道に遊んでいた産寧坂から二年坂へと歩いてみた。

このあたりも今はお土産屋さんとか飲食店ばかりだが、50年ほど前は陶器屋さんとかが少しあっただけで、あとは僕の行きつけ?だった骨董品屋さんがあったくらいだった。

「変身舞妓」さんがグループで歩いていた。近くに着付けをしてくれる店があるのだろう。

これが意外と観光客に人気で、「あ、舞妓さんだ」と言いながら沢山の人が走って行って、写真を撮っている。

「困ったことや」と花街の屋形の女将が言っていたのを思い出したが、別にこれはこれでいいのではと思う。

これで立派に営業が成り立っているわけで、それがいやなら花街で抱えている舞妓・芸妓を界隈でサービス・ウオーキングでもさせればいいのではと思う。

実際に祇園街あたりにいると、頻繁にお出かけ前のホンマモンに出会える。

ここまできたので、少し山へ入って護国神社に出向いた。何度も坂本龍馬のお墓には行っているので、そこまでは行かずに・・・

ビルマ戦線などで戦った兵士の顕彰碑が並んでいた。明治以降、日本のために命を落とされた先人の霊を祭神として祀られている。

僕は右翼でも何でもないが、この方々の犠牲があって、今の僕たちが存在することを忘れてはいけないと思う。

最後に、神社のふもとにある霊山観音に行った。中には入らなかったが・・・

この霊山観音が建設される頃、僕は小学1、2年だった。建設工事用のトロッコに乗って陽の暮れるまで遊んでいたのを覚えている。

腹が減ったら、椎の実を食べて、のどが乾けばイタドリをかじって・・・

少し感傷的になって、今日のウオーキングを終了した。腰の具合は可もなく不可もなくで・・・

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高瀬川で坂本竜馬が・・・

2011-09-23 15:34:12 | 京都ウロウロ

今日は朝から初秋らしい気持ちの良い爽やかな一日だった。朝から、この天気に誘われて合いも変わらず鴨川へ出かけた。

鴨川はこの前の台風の影響が残っているのか、少し水かさが多いように感じたが、それでも三条大橋の辺りにやって来ると水面が鏡の如くに静寂で、秋らしい空の高い雲と相まって、素晴らしい景色を見せていた。さらに北へ歩いて行くと、1週間前には全く気配がなかった場所にススキが出ていた。自然は正直だ。何に媚びへつらうこともなく、ただただ課せられた環境に正直に反応している。

その正直さが時々、人間社会に過酷な仕打ちとして現われてくるのだが・・・

鴨川の帰り道に高瀬川に寄ると、「高瀬川・舟祭り」というイベントをやっていた。

見ると、坂本竜馬が新撰組と闘っていた。ちょうど、新撰組を倒した時に到着した。この後、おりょうさんとツーショットで決め台詞「日本の夜明けは近いぜよ」とくさい芝居が続いていた。

また、今日はいつも高瀬川におかれている舟にも乗れるようで、カップルが舟に乗って遊んでいた

今日は、こんな気候だからどんなイベントも楽しさ倍増だ。

今日は久しぶりに2時間歩いた。全く疲れを感じない自分に驚く。これも気候のおかげか?

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鴨川に秋を見つけた

2011-09-19 15:30:36 | 京都ウロウロ

今日は雨だと思っていたのが意外と天気も良く、妻曰く「飽きもせず」鴨川ウオークに出かけた。

日差しを浴びると「まだ夏や」という感じだが、日陰に入るとほんのり涼しく、さらに風が爽やかで気持ちよく感じ、いよいよ秋がやってきたかなあと感じる。

晴れているのに、ときおり部分的に黒い雲がやってきてザーッとシャワーのような雨を降らせる。ゲリラ豪雨というほどのものでなく、歩いていてもそんなに苦痛にならないほどのゲリラ少雨で、いわゆる「狐の嫁入り」だ。

こういう雨を「天気雨」というらしいが、いつごろから天気雨を狐の嫁入りと言いだしたのかは知らないが浮世絵で描かれているようだから、江戸時代にはこのように言われていたことになる。

しばらく歩くと、すすきが出てきていた。まだ数本だが一昨日はくまなく探して見つからなかったのに、たった2日で・・・自然は着実に絶え間なく時を刻んでいる。

箱根・仙石原のススキ野には及ばないが、このまま秋が深まってくるとススキが鴨川を席巻するのも時間の問題か。

今日はそこから平安神宮に出かけた。神宮内の神苑が公開されているという。

平安神宮は東京遷都で廃れそうになった京都を刺激するために平安遷都1100年を記念して、明治28年に内国博覧会が開始された時の目玉として平安時代の大内裏を復元したのを、そのまま活用して作られた神社だ。

神苑内の臥龍橋は飛び石の橋になっている。春は杜若・花菖蒲がきれいなのだが・・・

次に神苑で一番人気のある泰平閣(橋殿)へ・・・橋の上で神宮で結婚式を挙げられた新婚さんが記念写真を撮られていた。

庭をゆっくり見ていたかったのだが、今日は良い日なのか、狐も頻繁に嫁入りするので早々に引き揚げた。

この前まで、鴨川でなかなか秋が見つからなかったが、今日はやっと見つける事が出来た。

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梨木神社萩まつり

2011-09-17 15:47:25 | 京都ウロウロ

日は梨木神社で「萩祭り」があると聞いたので出かけた。

梨木神社といえば、境内にある井戸の水、「染井の水」が名水として有名だ。

近くの人がポリの容器などで採りに来られる。僕もその水で手を清めて境内に・・・

境内に500株あるという萩の花がほとんど咲いていない。萩は「秋の七草」のひとつだから、今頃は咲き誇っていて不思議でもないのだが・・・

気候が昔と随分変わってしまっているというのをしっかり認識させられる。

境内にある舞台では、狂言や雅楽の演奏などがされるようで、観たい気持ちもあったのだが雲行きも怪しくなってきたので早々に引き揚げることにした。


まだ花をつけていない萩に、萩を詠んだ短冊がつけられて辺りをに賑やかせていた。

そこで、僕も一句・・・「萩まつり 花短冊が 咲き誇り」

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鴨川に「小さい秋」は?

2011-09-09 22:31:35 | 京都ウロウロ

久しぶりに鴨川ウオークに出かけた。ここ最近は色々な用事があってゆっくり鴨川ウオーク出来なかった。

一昨日くらいまでは、今度の土曜日に鴨川で「小さい秋」を見つけに行こうと心に思っていたのだが、昨日、今日と「小さい秋」どころか「大きい夏」が復活してしまっているようだ。

仕方なしに「夏」を体感しながら、鴨川を北へ・・・二条大橋のところでホテル・フジタが解体中だったあとは外資系のホテルがやってくるらしいが、そのまま建物を使うのかと思ったが、そっくり建て替えるようだ。

それぞれにホテルのコンセプトがあるから仕方ないけれど、フジタの時の鴨川に面した2階のホールには色々と思い出がある。鴨川越しに眺める東山は絶景だった。

そのホテルの丁度前あたりの鴨川で、サギが小魚を狙っていた。なかなか獲物がいないようでじっと我慢している。このあたりはアユも生息しているから、おいしいアユでも捕えようとしているのか。あまりに我慢強くしているので思わず写真を撮ってしまった。

さらに北へ行くと丸太町橋の辺りで、今度は魚を捕えようとしている男の子とお母さんに出会った。

もう男の子は捕まらないので退屈になって岸で遊んでいる。ところがお母さんはまだまだあきらめず鴨川に入って獲物を探している。

お母さんは「サギ」化して、鴨川の中でじっとしている。

獲物を狙うときの姿形は鳥も人間も変わらない。同じ地球上の生物だ。

残念ながら今日の鴨川で「小さい秋」を見つけることはできなかった。しかし「夏」もそんなに大きくなかった。

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地下鉄の会話・盗み聞き

2011-08-24 19:09:21 | 京都ウロウロ

地下鉄に乗っていると、色々な話声が耳に入って来る。

ほとんどは聞き流す話題だが、時々突っ込みたくなる話も聞こえる。

若い女性二人の会話・・・

太めのA「ダイエットしていたの。痩せる薬を痩せる水で飲んで3か月頑張った」・・・痩せたB「へー。それで効果あったの?」・・・A[3か月で6kg痩せたわ」・・・B「すごいねえ。私もダイエットしょうかなあ」

で続いてA「ところが薬やめた途端にひと月で3kgもリバウンドしてしまった。痩せる水はずっと飲んでたんやけれど」・・・B「残念やねえ。やっぱり続けるのは難しいねえ」

ー何や。3月で6kgで1月で3kgリバウンドしたら順調に太ってるやないか。ひょっとして「痩せる水」やなく「太る水」を飲んでたのと違うか。そんなに無理して痩せなくても十分かわいいのに・・・・-

 

40歳前後のおばさん3人の会話・・・(今、気がついたが僕の娘も40歳前後になっている。ということはいつまでも若いと思っていたけれど、世間に出たら、もうおばさんか。何か親としてショックやねえ。本人はもっとショックかもしれないけれど)

A[地下鉄の東西線はあまり乗らないから、何処を通っているのかよくわからないわ」

ーあほ言うなよ。京都は東西線と烏丸線しかないやろ。東京みたいに地下鉄があちこちに張り巡らされてたら、よくわからないかもしれないけれど、二つくらいの路線はわかるやろうー

B「映画に行きたいね。渡辺謙のシャンハイを見たいの」・・・C「えー。あの中国の上海か?」

ー中国以外に何処にシャンハイがあるんや。アメリカにでもあるのかいなー

A「今から見にいかへん?」・・・BC「そうしょうか」

ー君ら、家族はいないのか。こんな夕方から思いつきで映画に行くんかいな。晩御飯はどうするんやー

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六地蔵巡りで夏も終わり

2011-08-23 19:18:28 | 京都ウロウロ

仕事の帰りに山科・四ノ宮の徳林庵に寄ってきた。

今日は京都の夏の最後のイベント?である「六地蔵巡り」の日で、六地蔵の一つにあたる徳林庵に行ったわけです。

謂れを少し紹介すると、こういう話の時はいつも顔を出す小野篁が一度冥土に行ったが、地蔵菩薩に拝して蘇ったのちに木幡山の大木で六体の地蔵尊像を彫り、木幡の大善寺に祀ったという。

それを後に、後白河天皇が疫病除けをするために、京都に入る街道の入り口に六体の地蔵菩薩を移し替えたことに始まる。

後年に少し移した場所は変わったようだが、今はこの四宮徳林庵に桃山大善寺、上鳥羽浄禅寺、桂地蔵寺、常盤源光寺、鞍馬口上善寺になっている。

この六つの地蔵尊をめぐると疫病退散、福徳招来になるという。

ちなみに、子供たちの夏休み最後の楽しみである「お地蔵さん」はこの六地蔵めぐりの子供版ということになるという。


ということで、徳林庵に行ったが、たどりつくまで露店と露店の間にひしめく人の流れに任せて歩かざるを得なかったが、露店の前に群がっている子供たちを見ていると、時々吹き抜けるさわやかな風も相まって、今年の夏の終わりを感じずにはいられなかった。

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京都フルマラソン

2011-08-18 20:51:22 | 京都ウロウロ

京都で来年3月11日にフルマラソンが始まる。

今回のフルマラソンは西京極の競技場をスタートに、嵐山から大覚寺に。そして金閣寺・大徳寺から上賀茂神社へ。さらに宝が池・下鴨神社・御所から銀閣寺を通って平安神宮がゴールのようだ。

ほぼ京都の名所旧跡を横目に見ながらのコースで、これはよく考えたなあと思ってしまう。

まあ、走っている選手は余裕がないかもしないけれど・・・・制限時間が6時間だから少しは余裕があるかもしれない。今の僕には到底無理だけれど。


前に実施されていたハーフマラソンは走ったことがある。

応募人数が少なかったので、なかなか抽選に当たらず最後は違反だけれど、仕事で走れなくなった人の出場権を拝借して走った。

自己タイムを申告して応募するのだが、出場権を譲ってもらった人が無茶苦茶早いタイムの人だったので、随分前の方からスタートして、その早いグループにもまれながら(迷惑かけながら)必死になって走った。

ゴールタイムは僕のベストタイム・1時間34分だった。しかし、譲ってもらった人には屈辱のタイムだ。その記録が載った雑誌が今もある。もちろん、僕の名前ではない。

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今年の送り火

2011-08-16 21:00:26 | 京都ウロウロ

今、大文字の送り火が始まった。

今年の大文字の送り火は、今日の日を迎えるまえに放射能汚染の問題で大きくマスコミを賑わしてしまい、保存会の周囲では早く今日の日を迎えたいと思う人が多かったのではと思う。

今回の放射能汚染の問題はモンスター・シチズンの存在が見え隠れしたし、保存会と京都市との軋轢も出てきたし、保存会内部の意思決定の難しさも露呈したし・・・・そして傲慢さや無責任さなども折々に・・・・

 

大文字の送り火に限らず、祇園祭・時代祭・葵祭など沢山の伝統行事が生活の中にはいりこんでいる京都・京都市民にとって、今回の問題は改めて「伝統行事」の立ち位置を考える機会になったのではと思う。

千年の都・京都が営々と築き上げてきた伝統や生活様式は、本来、宗教的意味合いや生活共同体の産物であったりしたのだろうが、今の時代、もはやそれは地域のものでなく、ましてや京都のものでもなく、国民の財産として考えるべきなのではと思う。

そのことを保存団体や実施団体そして京都市は真摯に考えていただきたいと願う。

「日本に京都があってよかった」というキャッチ・コピーが京都市の傲慢だと批判されたことがあるが・・・

「日本に京都が残っていてよかった」と日本国民に思われるようになりたいものだ。

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アツイ京都鴨川

2011-08-13 17:25:55 | 京都ウロウロ

今日も暑い朝でした。ウオーキングを躊躇したけれど、先日の教訓「少々暑くても頑張ってウオーキング」を肝に銘じて鴨川に出かけた。

こんな暑い朝でも、元気にジョギングをしている中年の男女がいる。ほんとに?元気なのかと心配になってくる。赤鬼さんみたいな顔をして走っているけれど・・・

朝のうちは鴨川の左岸を歩いていると、木々の影が散歩道を覆ってくれているので少しは暑さが凌げる。

蝉の亡骸が散歩道に。地中に7年いて、地上に出てきて7日位で亡くなっていくといわれている。鳴き声はオスがメスを呼ぶ声で、この声で呼び寄せて子孫を生んで死んでいく。そう思うとこのうるさい鳴き声が悲しい涙声に聞こえてくる。

ものは考えようで、蝉の人生のメインは地中の生活にあって、地上に出てくるのは子孫を残すためだけの期間なのかもしれない。

そう思うと少しは蝉がかわいそうに思わなくなってくる。7日ではあまりにも可哀そうだ。

 

鴨川を歩いていると、特に四条から三条の間の右岸に七夕の飾りが林立していた。仙台の七夕飾りも見える。今は「京の七夕」の催しが行われている。陽が落ちてからはライトアップして綺麗なのだろう。

今年は「大文字の送り火」騒動もあったので、七夕に頑張ってもらいたい。

今、京都の夏は最盛期だ。アツイ・・・

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夷川ダムとふんどし

2011-08-02 19:12:00 | 京都ウロウロ

先日、ブログで踏水会の話をしたら、夷川ダムで踏水会が水泳学校を開いていた頃のコメントをいただいた。

おそらく僕と同年代の方だろうと思う。今はそのそばに立派なビルが建ち、そこでスイミング・スクールが開かれている。さぞかし、衛生管理も行きとどいていることだろう。

今から50年ほど前は、琵琶湖から山科を通って流れてきた疎水の水を夷川発電所のところで、少し滞留させていたのを利用して水泳学校が開かれていた。

水面に木製桟橋をあちこちに設け、水深が結構あるから泳げない初心者向けの所には、矢板みたいなのを敷き詰めて浅くしていた。


当然、琵琶湖から延々と流れてきて、初めての水の滞留場所なので、いろんなものが集まってきていた。泳いでいるとスイカの食べカス、茄子のヘタ、胡瓜のヘタ・・・そんなのは親しいお友達感覚でいつも一緒に泳いでいた。

たまにネズミや猫の死骸などもやってきた。それに僕は見たことはないが、土座衛門も流れてきたこともあるという。

まあ、素晴らしい衛生環境でのびのびと泳がせていただいた。おかげで少々のことでは壊れそうにない頑丈な身体に育ててもらった。

今でも「ふんどし」の付け方を覚えている。あんなに嫌だった「ふんどし」なのに・・・・

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祇園・夏越しの厄除け

2011-07-31 16:50:27 | 京都ウロウロ

今日も暑い中、鴨川に出かけた。蝉しぐれも絶好調に辺りを席巻している。

この前とは打って変わって、子供たちに沢山捕えてもらいたい思いだ。鴨川の流れも暑さのせいと雨もあまり降っていないせいもあって、ゆったりと流れるさまが何か粘着力を持っているような感じがする。


四条通まで来て、今日で祇園祭もおしまいだから、八坂神社の中の疫神社で夏越祭がされているだろうと、急きょ八坂神社に足を向ける。

今日はこの疫神社で最後の夏越の厄除け祈願をして、1か月にわたる祇園祭が終わることになる。


疫神社は蘇民将来を祭神とする神社で、全国に見られる民将来の厄除けの神社だ。祇園祭も蘇民将来の子孫を名乗って厄除けを祈願する祭りだ。

 輪くぐりの順番待ちがわずらわしく、輪をくぐったつもりで四条通りに戻って、また鴨川へ。

季節は次にお盆を迎えて、京都は「大文字の送り火」になってくる。いよいよ京都の夏も最盛期だ。


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祇園祭巡行・ちょっとだけ

2011-07-17 13:03:20 | 京都ウロウロ

今日は山鉾巡行ということで、テレビで中継を見ていたが、やっぱり現場で見るにかぎると思い立って11時頃に家を出た。

御池通の新町で最後の辻回しをして各山鉾町に帰ることになるので、そこで山鉾を待ち構えようとしたのだが・・・・

何と、すごい人出で烏丸御池で西に向かって歩くのが至難の技だ。それでも長刀鉾が辻回しを開始するまでに到着したが、「かぶりつき」の場所まで約20mで身動きがとれない。

残念ながら辻回しの写真がとれず、仕方ないので巡行する山鉾をアップで撮った。先ずは孟宗山だ。今年は山の2番手で長刀鉾から3番目で登場。孟宗という親孝行な息子が病気の母親のために野山を探しまわって竹の子をさがしたという謂れに由来するという。次は芦刈山。貧乏で別れた仲のいい夫婦物語である謡曲「芦刈」に由来する。

次は函谷鉾だ。中国の古史、孟嘗君の函谷関での故事に由来する。こう見ていくとやはり由来は中国の故事が多い。歴史の背景を見る思いだ。

次に船鉾だ。この謂れは古事記にあり、黄泉の国から戻ったイザナギノカミの3貴子のひとり、月読神に由来する。月読神は夜を支配する神だが、もうひとつ水の神でもあって、火事などの災難を防ぐといわれているようだ。

というところで、暑さでこれ以上の観戦を断念して地下鉄に・・・・皆さん元気です。

 

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祇園祭・函谷鉾を俯瞰で

2011-07-16 18:02:29 | 京都ウロウロ

 

今日もうだるような暑さだった。ところで、「うだる」とはどういう意味なんだろうと調べたら、「茹だる」(ゆだる)から来ているようで、お湯で十分に熱せられるという意味のようだ。だからうだるような暑さとは「お湯でしっかり熱せられたような暑さ」ということになる。

うーん。十分に理解できたね。京都の暑さには、うってつけの言葉やね。

で、その暑さの中を昼から講演会に参加した。今日は車はやめて地下鉄で・・・会場は宵山でにぎわう四条烏丸近くで、会場に着くや、ビル1階がまだ昼過ぎというのに観光客でロビーはもちろん、階段まで占拠されていて身動きのとれないほどに混雑していた。クーラーが入っているので皆が退避しているのだ。

このまま、夕方の歩行者天国までいたら地下鉄の駅に到達するまでに一苦労しなければならない。で、講演が終わって早々に引き揚げたが、折角なのでビルの上から鉾の写真を・・・函谷鉾です。

明日もいい天気のようで、祇園祭としてはめずらしく雨を全く見ない晴天続きになりそうだ。

 

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祇園祭・鉾建て始まる

2011-07-10 16:28:12 | 京都ウロウロ

 

今日は昨日よりも一段と暑さが増している。そして街中でも蝉も鳴き出してきた。昨日、銀閣寺に行った時にも蝉が少し鳴いていたが街中で聞くのは今日が初めてだ。いよいよ夏本番がやってきた。

暑いので今日は鴨川を避けて街中にウオーキングに出かけたら、四条通で鉾建てが始まっていた。いつもながらに見事な縄の締め方でまさに芸術品だ。山の方は細い道沿いが多いのでしばらく後に建てることになるが、いよいよこれから17日までの1週間は京都は山鉾オンリーになる。

今日は昨日のように爽やかな風もなく、いかにも盆地ならではの蒸し暑い感じで、気候も祇園祭りに合わせてきているように思ってしまう。

ところで、ふと思ったのだが・・・・こんなに暑いのに、街中を歩く人の表情は、確かに暑さに参るような表情はしているが、真冬のような籠るような陰気な感じはしていない。

暑いのは嫌だが、真冬のような嫌で嫌で溜まらず、憎しみを感じるような表情はしていない。

で、どうやら人は「夏が好きなんだ」と確信した。

 

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