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還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

気持ちよく鴨川散歩

2011-07-09 19:03:48 | 京都ウロウロ

今日は京都地方は日中35度だったようだが、その日中に凝りもせず鴨川でウオーキングした。

確かに陽射しは少し痛いほど強かったけれど、風が結構あって、その風が京都ではめずらしく水分を含まないからっとした風で、日陰にいくと意外に涼しく気持ちよく凌げた。沖縄の夏のような雰囲気で暑さのわりには気持ちよく歩けた。

ということで、鴨川のまともな?散歩道(これはおそらく鴨川堤防の表小段にあたると思うのだが)では、まともに陽射しを受けるので、今日は裏小段か犬走りにあたる上の道を歩いた。

ここなら法面に生い茂っている桜やその他の木々が陽射しを防いでくれて気持ちよく歩ける。今まで何でこうやって歩かなかったのか・・・・

本来の散歩道を見ると、所々で元気のいい若者が上半身裸になって日光浴に励んでいる。「熱中症にならへんのかいな」と思うが、鴨川で熱中症というのは聞いたことがないから大丈夫なのだろう。

今出川から三条まで、それほど長時間ではなかったが、京都では珍しい爽やかな暑さを楽しんだ。三条大橋から北をのぞむと、真夏の北山が雲を従えて悠然としていた。

 

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祇園祭り始まる

2011-07-02 18:39:42 | 京都ウロウロ

今日、仕事のついでに前の職場のブランチによってみた。

入るなり何やら薄暗く、人がデスクに座っている部分は照明があるが他の部分の照明が落とされている。

エアコンもこころなしか「やや暑い」感じで、ここも「節電」が進んでいた。

冷たいお茶をいただきながら、ひとしきり「節電」談義をしていると、彼の口から「暑いはずです。もう祇園祭りですよ」・・・そういや7月に入れば京都は祇園祭り一色だ。

前の職場ではこういうイベント・祭礼に仕事で関係をもっていて、仕事をしている中で季節や行事を感じていたが・・・最近は葵祭りと松尾祭りくらいのもので、祇園祭りは全く縁がない。

彼の奥さんは祇園でお店をしており、すでに祇園祭りの設えを済ましているんだろう。

そういえば、今日は山鉾巡行の順番を決める「くじ取り式」の日だ。長刀鉾は永久一番だが、次に巡行する「山」の一番が霰天神山にきまったようだ。

あと10日もすれば四条通りや室町界隈に山鉾が立ち、豪華絢爛な化粧飾りをこれ見よがしに競い合うようにして並ぶ。

京都は葵祭りが終わって梅雨に入り、山鉾巡行の17日頃に一雨あって「梅雨明け」になる。

季節と行事が見事にマッチしている。

 

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夏越しの祓

2011-06-29 18:24:14 | 京都ウロウロ

 

明日は6月30日で、今年のちょうど半分にあたる。この日はこの前も紹介した「夏越しの祓」の行事がある。

神社に設けられた「茅の輪」を「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延というなり」と唱えながら3度くぐるのが正式?の「夏越しの祓」の行事のようだ。

まあ、そんな難しい事はともかく、1年の半分だから、少し立ち止まって、よくも悪くも半年を反省し、残る半年に向けての望みなどを考えてもいいものだ。

で、今日は仕事の途中で、二つの神社にお邪魔してきた。一つが熊野神社だ。ここの茅の輪は本殿の前にある。車だったので、路上駐車して気軽に行けるような雰囲気でなく断念。

次にそのまま東へ向いて、岡崎神社へ。
ここは入り口の鳥居のところに設けてあるので気軽にお参り。

こんなことで・・・と思うけれど、昔の人は人生の幸・不幸を区切り区切りをつけて、うまく消化して心身の安寧を維持していたのがよく理解できる。

先人の知恵に頭が上がらない。

 

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夏越しの祓は水無月で

2011-06-25 14:15:49 | 京都ウロウロ

 

6月30日は「夏越しの祓」だ。

昔のひとはうまく考えたもので、夏越祓」は1年のちょうど折り返しにあたる6月30日にこの半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事だ。別名「水無月の祓」ともいう。

で、神社では茅の輪を準備して、その輪をくぐって無病息災を祈願するのだが・・・

残念ながら、きょうも2,3の神社にまわったが、茅の輪を準備されているところがなく、したがって今年後半の安寧は祈願できなかった。

そこで、6月30日にあわせて食べる和菓子「水無月」を買って来た。

水無月は外郎に小豆を乗せた三角形の菓子だが、それぞれに意味がある。水無月の上部の小豆は悪魔払いの意味があり、三角の形は暑気を払う氷を表している。

昔、宮廷では京都の北山・氷室で大事に残していた氷を夏場に取り出してきて冷菓を楽しんだというが、庶民がそれを真似て作り出したのが水無月ということだが・・・・

今の僕には、氷より水無月の方が魅力がある。

 

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哲学の道の風情

2011-06-19 20:39:05 | 京都ウロウロ

 

午前中に久しぶりに哲学の道に行ってきた。思えば桜が満開からやや散り始めの頃に行ってから、2月以上経っている。

道の界隈が桜の季節には桜色の華やかな雰囲気が出ていたが、今は緑の草木が鬱蒼と哲学の道沿いや疎水を覆いつくしている。

この哲学の道の保存・維持も難しいもので、西田幾太郎さんたちが物思いにふけっていた当時は、おそらく今のように草木が鬱蒼と生え、道全体を覆い尽くしていたと思うが、そういう風情を残すと近くにお住まいの方々は蚊をはじめ虫たちと仲良くしていかなければならない。

といって、草木を綺麗に片付け、整理してしまうと、西田幾太郎さんたちの世界がどこかへ行ってしまう。

ここに住んでいた頃はそんなこんなで・・・哲学の道を綺麗にしていると、観光客の方から「風情がなくなる」とおしかりを受けた事もあった。

今日の生い茂った緑の草木を見ていて、ふと昔の事を思い出した。

 

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葵祭懇親会

2011-06-16 21:59:46 | 京都ウロウロ

日本に帰ってきて、やっと平常に戻ってきた。

早速、今日は葵祭りの総会・懇親会に出席した。東日本大震災の関係で今年の葵祭りの開催をどうするかで随分検討されたようだ。それでも今日の総会での色々な人の意見を聞くと、開催してよかったという意見が大勢を占めていた。

祭りに来られた見物の人も去年より多かったように思う。それだけ皆さんが祭りを待ち遠しく思われていたのだと思う。自粛も分かるが元気を出すためにも祭りごとは実施しなくてはね。東京の三社祭りも実施されたらよかったのにと思う。

ところで、今日の総会は祭りの「」も兼ねており、それぞれの役割の人が順番に感想を述べていた。

斎王代を始め女人列の面々も舞台にあがり、それぞれ気持ちを話していた。総じて、「この伝統あるお祭りに参加できて一生の思い出です」という言葉だった。

確かに日本最古の伝統のあるお祭りだ。

ふと、このお祭りを絶やさず、ますます興隆していくようにお祭りの手伝いの末端だが、僕自身決意を新たにした次第です。

 

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ニューヨークに着いた。暑い。30度はありそう。昨日は35度だったようだ。空港から街中に入る橋か...

2011-06-09 03:08:10 | 京都ウロウロ

わかったJFKに着いた。暑い。昨日は35度もあったらしい。そうそうに車で街中に向かうと前面に高層ビル街が現れた。ふと摩天楼というプレーズが出てきた。古い人間だと自分ながらにがっくりする。それでもビルを見て興奮するとは、まだ若いかも。今から街中に出よう。

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鴨川の二つの顔

2011-05-29 17:22:10 | 京都ウロウロ

雨の中だったけれど、少し時間があったので、鴨川に出かけた。雨が続いた時の鴨川は本当に恐ろしい。

あまり高低差もなく、普段はゆったりと流れている。むしろ、「せせらぎ」と表現した方が良いくらいの穏やかな川で、何処で子供たちが遊んでも大丈夫なくらいの川だが・・・

今日は全く違う顔を見せていた。荒れ狂っている。水は怖い。もう30年ほど前の話だが、雨の日に仕事場の近くの幅50cm位の側溝で子供が溺れて亡くなったことがある。

普段は水なんかほとんどない側溝なのだが、雨の日は結構な水量になる。それでも水深20cmほどにしかならないのだが、そんな深さでも人は溺れてしまう。

深さと流れの勢いに、心が動揺すると悲惨な事故が起こってしまう。

今日の鴨川を見ていると、常はお多福のような穏やかな顔立ちの裏にある自然の恐ろしさ・般若をみたような思いがして、ぞっとした。

 

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太秦萌ちゃん

2011-05-27 20:36:10 | 京都ウロウロ

2,3日前に京都市地下鉄の市役所前駅で降りて、階段で改札に行こうとしたら、踊り場のところにかわいい女の子のポスターが貼ってあった。

これがラジオで言っていた「太秦萌ちゃん」かと・・・地下鉄の乗客数向上作戦の一つで、地下鉄のキャラクターを作ったらしい。

京都の地下鉄は南北が宝が池から竹田で東西が六地蔵から太秦だ。うーん。この女子高生の名前が「太秦萌」・・・「六地蔵」を使ったら、「六地蔵秀麻呂」になりそうだし、「宝が池」なら「宝が池まどか」とか少しすましたキャラになりそうだし、「竹田」ではありふれてるし・・・

キャラにピッタリのネーミングだ。といっても、それほどに興味があるわけでもないけれど、一生懸命に地下鉄の乗客数を伸ばそうとしている思いはしっかり受け止めて・・・

ただし、エスカレーターとかエレベーターを使わずに階段を・・という誘導?には乗らへんぞ。

階段を下りる時にはヒヤルロン酸の不足を痛感し、上る時はCOPDの患者であることを思い出すような年寄りに、エスカレーターは必需品だ。

因みに市役所の階段を上ると6キロカロリーとあった。ポカリスエット一口ですね。

 

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本願寺の善男善女

2011-05-21 18:44:51 | 京都ウロウロ

 

今日は近場のウオーキングをしてきた。京都駅前に向かって歩いていると東本願寺の前が凄い人だった。以前から親鸞聖人の御遠忌の看板などが掲げられていたし、新聞でそれが始まったというのも知っていたが・・・

さすが、本願寺さんだ。おそらく西本願寺でもこの位の人出が出てるんだろうと思う。「SHINRAN 750th」のロゴの入ったジャケットを着た本願寺職員が走り回っている。

しばらく見ていると、鹿児島県、長野県、愛知県など全国からのバスがひっきりなしにやってきては善男善女がガイドに引率されて境内へ。今から本願寺にお参りして、何処かの旅館で一泊して明日は京都観光というシナリオだろうか。

ふと、この善男善女たちも今年のお正月は近くの神社へ初詣に行って、「今年は京都の本願寺さんへ行ってきます。道中の安全をお願いします」とかお祈りしていたのでは。

もっと言えば、地元から若いお坊さんが引率できているが、彼なんかもクリスマスには家族と「メリー・クリスマス」なんか言っているかもしれない。

日本人ほど大らかな人種はないだろう。八百万の神々に、お釈迦さん、イエス様にマリア様と、こだわりもなくお付き合いしている。

節操がないとか、宗教心がないとか指摘されるが、確かにそれはそうだが、世界の人々が全て日本人みたいないい加減な、よく言えば寛容な心を持ったら、今のテロなどもなくなると思うのだが・・・

 

 

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葵祭り・路頭の儀

2011-05-15 17:52:45 | 京都ウロウロ

葵祭りのお手伝いに行ってきました。気温は高かったが、蒸し暑さはなく風も吹いて、さわやかな五月晴れの天候のもとでのお祭りになって、京都御苑から下鴨神社、上賀茂神社までの道沿いに沢山の人が見物に来られていた。

葵祭りの花形は何といっても斎王代だ。昭和31年から斎王代の行列が始まったということだが、今や路頭の儀の中心だ。腰輿に乗った姿は平安の古をほうふつとさせる。実は行列の一番後ろに牛車が追従しており、長丁場ならこれに乗られるのだろう。牛がゆったりと引いている車は優雅の一言だ。前にもブログで紹介した釘など全く使わず組みこみだけで出来ている車輪がうまく牛の歩む速度に合わせて締まったり、ゆるんだりしながら回っている。この牛歩の歩みが、うまく車輪と連動している。動く芸術品だ。

下鴨神社に着いて食事の後、140年ぶりに復活したという申餅なる和菓子を食べた。葵祭の申の日に食べて無事息災を祈った故事に因んで昔は食べられていたようだが・・・「はねず色」のお餅は少し粒あんを残したあっさり味の上品なお餅だった。ところで、葵祭りでは双葉葵を身につけて祭りに参加するが、そもそも双葉葵がなぜ下鴨神社のご神紋になったのか、地元の長老から教えていただいた。双葉葵は双葉の間から花目をつけるという。双葉は父母で二人から子供が健やかに生まれ育つということで子孫繁栄を記念しているという。写真で垂れ下がって見えるのが花だ。

双葉葵の鉢植えを見ながら納得した。

ということで、今年の葵祭りの路頭の儀も無事終わりました。あとは反省会のお酒が楽しみです。

 

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紫式部ゆかりの慮山寺

2011-05-05 16:23:34 | 京都ウロウロ

 

今日も凝りもせず、鴨川に出かけ今出川から寺町通を南へ下がった。

この寺町の名前の謂れはご存知の通り豊臣秀吉がこの界隈にお寺を集めたことにある。秀吉は権力を握って6年ほどで亡くなっているのでそんなに長くはないのだが、京都に御土居を張り巡らせたりお寺を集めたり、色々な事をしてくれた。

それはともかく、今出川から南に300mほど行くと慮山寺がある。正式には慮山天台講寺といい、もともとは船岡山南麓に創建されていたものを秀吉がここへ移転した。ところが、移転したこの場所がまた有名な人が住んでいた邸宅跡である。かの有名な紫式部が住んでいた家で、ここであの源氏物語を執筆したということらしい。

紫式部は越後守・藤原為時の娘で、父が権力争いの余波を受けて失職したため、早くに女房見習いで宮廷に入ったという。また、藤原宣孝と結婚したが2年半で死別する。若くして、宮中の権力争いや人の死を経験した。元々、才能豊かな女性だから、その経験を源氏物語として書きとめ出した。

その噂は宮中で広がり、時の権力者・藤原道長の聞こえるところとなった。道長は叔父の藤原伊周とはげしい権力争いを一条天皇の元でしていた。一条天皇の嫁として道長の娘・彰子が嫁いでいた。ところで、伊周の妹・定子の女官は清少納言だ。

紫式部は道長の加護のもとで、彰子の女官として仕え、宮中の様々な人間関係を観察し源氏物語に反映させる。そして、彰子に待望の皇子が誕生した。その御祝い物として、道長は天皇に源氏物語を献上する。

源氏物語を読んだ一条天皇はいたく感激したという。

以上が源氏物語が世に出た経緯だが、紫式部が宮廷での仕事を終えて、自宅で物語を描いている姿が目に浮かぶ。

慮山寺は当然だが、向かいが御所にあたる場所にある。宮中から歩いて帰っても10分ほどの場所だ。1000年程前、このあたりを紫式部が宮中の嫌な人間関係を嫌悪しながら物語の構想を練って歩いていたということになる。

 ちなみに、紫式部の「式部」は父親の役職で、「紫」は源氏物語の「紫の上」のようだ。紫式部の理想の女性ということか。

紫式部は三十六歌仙のひとりで、彼女の歌の石碑が慮山寺にある。

 

 

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北山の麓散策

2011-05-04 15:10:26 | 京都ウロウロ

愛宕山へ登ろうと家を出たものの、バス停まで行くと愛宕山ふもとの清滝行きのバスがない。正確にいうと、9時16分から11時16分まで2時間の空白があって、9時30分頃にバス停に着いた僕は1時間30分以上を待つことになる。

そんな暇な事(本当は暇だけれど)はできないので、急きょ行き先を上賀茂神社に変更し、鴨川をひたすら北上した。

ほどよい気候で気持ちよくウオーキングして、上賀茂神社に到着した。明日5日にはここで古式ゆかしい「競馳」がある。2頭の馬がマッチレースをする神事だ。もう準備万端整っていた。

その横、二の鳥居のところに、神馬がいる。文字通り神様が乗る馬である。白馬で何故か神々しい感じがする。実際に中央競馬で走っていた競走馬のようだ。境内に入ったところに二つの砂山が作ってある。上賀茂神社の裏山・神山に祭神・別雷大神が降臨したというのを、この砂山で表している。要するに下鴨神社の玉依媛命が丹漆の矢に身をゴマ化していた?大山咋神とちぎりを結んで誕生した別雷大神がここに下りてきたというわけだ。

この砂山のところで、9月に烏相撲という神事が催される。

折角、ここまできたのでカキツバタの群生地として有名な近くの大田神社にも立ち寄った。この大田神社の方が山のなかにある神社然としている。残念ながらカキツバタは5月に入ったら見ごろではと思ったのだが、まだまだという感じで、僅かに2,3輪が花をつけているだけだった。再来週あたりが見ごろか・・・

さらに近くの深泥池に寄った。この池は京都の神霊スポットとして有名で、「タクシーに長い髪の毛の女性が・・・」とか、まことしやかに沢山の話が伝えられている。今は周囲に沢山の家が建ち、お化けも出てこられないようで可哀そうにも感じる。

それはともかく、この池は学術的には貴重な池のようで、氷河期からの生き残りの生物と温暖地に生息する生物が共存している貴重な場所のようだ。あまりその「貴重さ」がよくわからないが、今日も望遠カメラを持って来られている方がいる。

今日は愛宕山には振られたらが、上賀茂神社をはじめ、久しぶりに北山の麓をウオーキングできて満足でした。

 

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神泉苑・義経と静御前の出会いの場

2011-05-03 23:37:49 | 京都ウロウロ

 

映画を観に行く途中で、神泉苑から賑やかな音声が聞こえてきた。派手なのぼりも立っていてお祭りをしていた。賑やかな音声の源は狂言のようだった。

時間があれば狂言でも・・というところだが、映画に行く予定なので池の周りをぐるっとだけした。ここの池の水はいつも静かな水面に、かつ深い色でいかにも龍が住みついているような不気味な雰囲気がしている。

この神泉苑での西寺・俊敏と東寺・空海の「雨乞い競争」は有名な話だが、それ以外にも、ここで雨乞いをしている有名な人がいる。静御前だ。彼女は白拍子をしていて、ここで「雨乞いの舞」を舞ったという。

ここ神泉苑で静御前は義経と出会っているということだが、おそらくは義経は静御前の舞いを見て心を奪われたということなのだろう。

静御前はその後、義経と共に頼朝の追手から逃れたが、吉野の山でつかまり鎌倉に連れて行かれる。静御前は義経の子を身ごもっていた。女の子であれば命は繋げるが、男の子であれば殺される。

結果は男の子で、母子を引き裂かれ命を断たれた。その後の静御前は母・磯禅師と共に京都へ戻された。その後の足跡はない。

義経は御承知の通り、東北で命を落としている。

義経も静御前も、ここ神泉苑で出会っている頃が一番幸せな時期だったのだろう。

 

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