表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

Live in Leeds 1982

2015-11-19 13:57:01 | ローリング・ストーンズ
ローリング・ストーンズ秘蔵ライヴ映像シリーズ“From The Vault”第5弾は、1982年7月25日、イギリスのウェスト・ヨークシャー州リーズにあるラウンドヘイ・パークで開催されたヨーロッパ・ツアーのファイナル・コンサート。



まずは映像の方。馴染みもあって個人的に大好きなこの前年のアメリカ・ツアー版「ハンプトン・コロシアム」はもちろん先月出た「ライヴ・アット・ザ・トーキョードーム」よりも遥かに映像がキレイ(音もスゴいかも)でビックリしました。

しかしどこか違和感が...

全体的にメンバーのカオのアップ(特にビルのカオが多くて嬉しいかも)異常に多く、カオからカオに繋ぐからDVでエフェクトかけまくり(時代を感じます)で落ち着かないし、ライヴ映像の定番楽器を弾いている手先のアップや、ステージの全体像(コレがないからスケール感がない)や観客の様子が乏しく(最後に沢山映りますが)一説には15万人もの観客を集めたらしいせっかくの野外コンサートの雰囲気があまり感じられないのが残念です。

エンディングに乱発される花火も、ヨーロッパの夏は夜が遅くて明るいし打ち上げ方が雑なので煙だらけ。その後の場内アナウンスで「気をつけてお帰り下さい...」的なのまで入っているのでその辺は面白いですね。
ここまで見せられると地理的なことは分かりませんが、15万人もの人が一斉に帰路につきだしたら大パニックになりそうですよね?人ごみのキライな僕はこの辺がとても気になるんですよね~皆さんどうやって帰ったのか(笑)


それでも若かりし頃のイアン(最後の雄姿とか)を含むメンバーの溌剌とした姿や疾走感溢れる演奏とミックのキレッキレのダンス、前年のアメリカ・ツアーとはビミョーに違うアレンジ、やはり一見(どころか何度でも観たい)の価値アリです。

次は「アーバンジャングル・ツアー」でしょうかね~

ps.上にズラズラと書いたのは決して不満じゃありません。僕のローリング・ストーンの映像作品のトップは何と言ってもマーティン・スコセッジ監督の『シャイン・ア・ライト』です。どうしても比べちゃうんです。すみません。決してこの作品が劣っているという意味ではありません。

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