表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

Southside Johnnyに想いをよせて...

2017-05-11 19:02:18 | ブルース・スプリングスティーン
このアルバム、日本で一体どのくらい買う方がいるのでしょう?先日ようやくアメリカから送られてきました。
ブルース・ファンとしては死ぬまでに一度はライヴを観たい、サウスサイド・ジョニー&ザ・アズベリー・ジュークスの『ザ・フィーバー』リマスター盤エピック・レコーディング・デラックス。
91年に発表された傑作『ベター・デイズ』(ブルースとボン・ジョヴィとリトル・スティ-ブン全面参加)の辺りまでは国内盤も出たし、プロモ・ビデオ(It's Been A Long Time と I've Been Working Too Hard の二曲だったはず。これがまたカッコ良い)まであって、「いよいよサウスサイドの時代が来たか!?」と一人勝手に盛り上がっていましたが、結果はご存じの通り。今や(少なくても仙台のタワレコにはない)Sのコーナーを探しても中々見つからない絶滅危惧種に成り果ててしまいました。
いかにもリトル・スティーブンっぽいソウルフルでカッコ良いんですけどね。まあ、かくいう僕もブルースから繋がったんでエラそうなことは言えませんが。



さて、その今回のアルバムは、初期の名盤三部作 I Don't Want Go Home , This Time It's For Real , Hearts of Stone のリマスターを施した音源と、極初期1976年のライヴ音源(もしかして初CD化?)Live at the Bottom Lineがギッシリ詰まった二枚組です。
聴いた感じは「オリジナル盤⇒モコモコ籠った音像」が各種リマスターで良く使われる表現ですが「スッキリと霧が晴れた感じの音像」に進化?しています。ちょっとキレイになりすぎた感はありますが、まずこのような形で再販されたことを素直に喜びたいと思います。



今回の目玉はやはりディスク2。このボトム・ラインのライヴ音源はアナログ盤でたまたま持っているんですが、その後に出たライヴ盤と比較しても勢いが全然違うので、元気が欲しいとき良くターンテーブルに載せています。
昨年発表されたロニー・スペクターのベスト盤にはこのライヴから(サウスサイドのデビュー・アルバムにも入っていますが)You Mean So Much To Me(作曲はブルース)がフューチャーされました。大好きな曲です。



リトル・スティーブンが作った代表曲の I Don't Want Go Home もステキな曲ですけど、僕がサウスサイドの曲で一番好きなのはこのライブにも入っている Without Love 。作者のアイビー・ジョー・ハンターという人は知りませんが、サウスサイドの声質にあった良い曲だと思います。是非聴いてみてください。

日本に来ないかなぁ...


↑一緒に購入したバックストリーツ・マガジンのオリジナル・キーホルダー(奥は昨年出たピンズ)です。

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