令和2年の4月は、冷たい雨のスタートになった。
麗しく穏やかな世を願ったはずの「令和」の春が、コロナウイルスの恐怖にさ
らされる忌まわしい日々になろうとは、だれが予想したでしょう。
時は春爛漫、心浮き立つ桜満開の季節のはずだけど、花見の宴どころではない。
みんなマスクで顔を覆い、お互いに疑心暗鬼でまなざしを交わす・・・なんと
も剣呑な春本番ではある。
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尼崎の新しいシンボル尼崎城が、「開城」1周年を記念してオリジナル記念切
手シートを発売しているというので、昨日(31日)に近くの郵便局で求めた。
わずか15分ほどの徒歩距離の郵便局に行くのも、マスク必携で緊張しなけりゃ
ならないとは、情けない。
尼崎城開城1周年記念の切手シートは、84円10枚、1シート1330円だ。
市内在住の写真家たちが、昨春から夏にかけてドローンなども使って撮り溜めした
という写真を、カラフルにプリントしている。
満開の桜の向こうにお城がそびえていたり、ライトアップした夜景の姿など、季節
ごとの表情が鮮やか、結構豪華だ。
記念切手マニアが喜ぶ「値打ち」はないだろうけど、市民として良い記念になるか
なと、1シートを購入した。
ついでに、近くの西武庫公園の花見に行く。
一周700メートルあって結構広く桜の古木が点在、ウオーキングに適した尼崎市管
理の公園だ。
入口の掲示板に「コロナ感染防止のため桜まつりは中止」のお知らせが貼ってあり、
花見時に賑やかに並ぶ屋台はの姿はなく、華やいだお花見ムードを消している。
園内の桜はほぼ満開だけど、花の下は小人数のグループだけで寒々としている。
例年なら、ビニールシートを敷いてに多くの花見客でにぎわうのに・・・
「桜は来年も必ず咲きますから」と、ノーベル賞受賞の山中伸弥さんがテレビイン
タビューで語っていたのが印象に残っている。
いたずらにこの異常事態を嘆いてばかりしないで、コロナに打ち勝って来春は心か
らお花見が楽しめるように、希望を持ちましょう。
例年なら屋台が並ぶ公園入り口付近
(写真はコンデジで撮ったので、画質は良くありません)