日々の福島原発の状況はまったく改善していない。メルトダウンした核燃料の処理の見通しもたたず、放射線放出(台風シーズンもすぐそこ!)の防止策もなく、そのうえたまりにたまった汚染水をまた海に流そうとしている。どれ一つをとっても、こんなときでなければ、その一つ一つが世界中の新聞の第一面をかざるほどの深刻さだ。ところが、今、推進派は停止中の原発再稼働に動き出した。夏の電力需要のピーク前に、必要な需要をまかなうため・・・というのは、表向きのいいわけで、本当は、原発がこれだけ止まっていても、夏を乗り切ることができた、という実績ができるのが、ほんとうにしんそこ困るからだ。原発の必要性を実地の経験が否定してしまうことになるから。 . . . 本文を読む