御存知、継続高校チームのスナイパー、ヨウコです。最終章第3話にて、対戦相手のサンダース大付属高校チームのフラッグ車を一射で仕留め、次試合にて大洗女子学園チームの中心車輌を一撃で無力化させて全国のファンを驚愕と絶望の渦中に叩き落としました。
同時に話題も劇的に沸騰、登場シーンがたった2度しかないにもかかわらず、人気キャラクターのランキング上位に急上昇しました。ですが、それ以上の場面がまだ無く、搭乗車輌の外観すら出ないままに全てが第4話へと先送りされたため、相当のモヤモヤ感が多くのファンの胸奥に沈潜したままとなっています。
このヨウコの狙撃は、見ていて実に天晴れと言うべきで、継続高校チームの一つの強みといいますか、切り札であるのは間違いないでしょう。あんな形で次々に敵主力を撃ち倒せるのであれば、それへの対応に全ての対戦校が苦慮するはずです。
ですが、このヨウコは果たしていつから継続高校チームに居るのか、という疑問もわきあがってきます。周知のように無限軌道杯の第1試合にて継続高校はヨーグルト学園を下しましたが、それはミカ達BT-42の単騎の奇襲突撃にて相手フラッグ車を仕留めた事によります。ヨウコの狙撃シーンはありませんでした。
さらに思い起こせば、劇場版の対大学選抜戦に継続高校は初登場したもののBT-42単独での義勇参戦であり、当然ヨウコの姿はありませんでした。
これらの成り行きを振り返りますと、ヨウコの狙撃は継続高校チームの強みの一つ、切り札ではありますが、必ずしも試合を確定的に勝ちに導けるものではないらしい、ということがうかがえます。
もし、ヨウコが敵の主力を常に撃破し続けている実績があれば、そして継続高校チームの連戦連勝に大きく寄与しているのであれば、対大学選抜戦への参加は無理であったとしても、全国大会ならびに無限軌道杯の第1試合からそれなりの働きをみせてくる筈です。しかし、そのような形跡はなく、いきなり無限軌道杯の第2試合にて劇的なデビューを果たしたわけです。
なので、ヨウコは以前から継続高校チームのメンバーではあったけれど、試合に参加したのはサンダース大付属高校チームとの第2試合から、という可能性も考えられます。待ち伏せして狙撃するという特性上、他の車輌が射撃ポイントへ敵兵力を誘い込む作戦が必須となり、第2試合ではミカたちBT-42がいわば勢子の役目を果たしています。勢いに乗った相手の隙を突くという、継続高校の見事な作戦勝ちでした。
ただ、そういう単純な誘い込み作戦がいつでも通用するとは限りません。だから、第3試合では作戦を変えて大洗女子学園チームを集落内での奇襲にて四散させ、フラッグ車のアリクイさんチームを護るのがあんこうチームのみという、あまり見ない危機的状況を作り出しています。
つまりは集落内に待ち伏せされると具合が悪いため、あえて数輌を雪だるま内に潜ませ、奇襲をしかけて相手をかく乱し四散せしめた流れですが、おそらくこれも作戦の内であったのでしょう。
そして集落から追い出されてバラバラになったことで、フラッグ車を護衛すべき車輌が1輌しかないという大洗女子学園の隙が生まれてしまいました。そこをヨウコが突いたわけですが、これが意図した作戦であったならば見事という他ありません。このときの撃破車がフラッグ車のアリクイさんチームであったならば、試合はそこで終わっていました。継続高校の連勝記録が重ねられた筈です。
ですが、撃破されたのは前に出てガードしたあんこうチームⅣ号戦車でした。フラッグ車の盾替わりとなったわけです。これをテレビシリーズの対黒森峰女学園戦の時の恩返し的な場面、とみる向きもありますが、事態はより深刻です。対黒森峰女学園戦の時はまだ僚車が左右に戦列をなしてフラッグ車を支えていたのですが、対継続高校戦のときはフラッグ車が孤立無援の状況に追い込まれたのです。冷泉麻子に既に視認され位置を知られているとはいえ、ヨウコの次弾はいつでもアリクイさんチームを捉え得る状態になっている筈です。
もし、この時に次弾が放たれれば、ヨウコの狙撃の腕からして外すことはまず有り得ません。なにか想定外または不測の事態がヨウコ側に生じなければ、護衛もまだ四散したままで追いついていないアリクイさんチームは、絶好の目標であるままです。アリサのM4A1、あんこうのⅣ号を一撃で仕留めた悪魔的な狙撃術が既に必殺の照準を合わせているはずです。
なので、第4話の冒頭では、この極度の緊迫シーンがどのように展開されるかが描かれるに決まっています。一瞬の迷いもなく放たれたヨウコの次撃が三式中戦車チヌをも雪原に沈めるのか、または違う流れにいきなり入ってゆくか、のいずれかでしょう。
全体的にみて、テレビシリース以来においてこんな息詰まるような緊迫の対峙シーンというのは、この無限軌道杯第3試合の対継続高校戦までありませんでした。ヨウコの存在がその大きな構成要素になっているのであれば、その待ち伏せ狙撃戦術というのも、これまでの試合ではあまり成功していなかったか、もしくはヨウコが参戦していなかったか、のいずれかに該当するかもしれません。
ですが、その本質的な解答は、第2試合で敗れたサンダース大付属高校チームのナオミの表情が物語っているように思えます。ヨウコの居る方向を睨みつつ、舌打ちしていたナオミの姿からは、どうやら相手とは旧知の間柄であるような、そんな雰囲気がただよっているように感じられたからです。
このときの継続高校のフラッグ車は出てきていません。
ヨウコ車がフラッグ車であった可能性があります。
まあ、他の車両でもいいんですが....
砂漠地帯であったために狙撃ができなかったので出番がなかったととも取れます。
>対大学選抜戦
確か継続高校は富山ですよね?大学選抜戦が行われたのは北海道(と思われる)なので来れなかったはずです。
(それまで放浪してたようだし>BT42)
「電文」を受けたのも前日らしいし....
>次弾
精密射撃のためにエンジンを切っている状態....
下手すると装填時の振動も嫌っているかもしれない...
てな状態だと再装填&射撃までには相当な時間がかかるはず...てのは考えすぎですかね?
車内にヨウコ以外の気配がないのがちょっと気になります
不気味なフラッグ車ですな。撃ちに行ったら狙撃で返り討ちにされそう・・・
>確か継続高校は富山ですよね?
石川です。母港は金沢港。
対大学選抜戦ミカ達以外が参戦出来なかったのは、ウイスコ型上陸用舟艇がBT-42しか積めないから?
>車内にヨウコ以外の気配がないのがちょっと気になります
同じく、プラウダのIS-2の車内にノンナ以外の気配がないのがちょっと気になります
実際背後をT26で固めて砂漠の真ん中に陣取っていたのかもしれません。
>ウイスコ型上陸用舟艇
本来は戦車積めません。
>IS-2の車内に
ノンナとクラーラは装填手の気配ないですな
カチューシャはちゃんと砲手と装填手写ってるのに...
さようでしたか。確か、実際のウイスコ型上陸用舟艇と継続高校のそれは違う、という記事をどこかで読んだ記憶があります。いつものガルパン独自設定ですね。
1/144スケールだったかの再現模型の画像をネットで見たことがありますが、1/35のは見たことがありません。HAJOEさんなら作っていそうですね。
1/35で作るんで色々資料漁ったんですが、どうも数種類ありそうで確定しなかったんですよね。
ペイロードは確か3tぐらいだからCV33ぐらいでしょうね、積めるとしたら
ま、結局BT42の大きさから適当にでっちあげ....
あ、この前大洗行ったときに日野屋石油店に納めてきました。