今年(2022年)に入ってから、ガルパンコミック版の登場車輌を多く作っています。これまでに「フェイズエリカ」、「リボンの武者」、「激闘マジノ戦ですっ!!」、「樅の木と鉄の羽の魔女」の車輌を色々作りましたが、上図の「プラウダ戦記」の車輌はまだ作っていませんでした。それで、「プラウダ戦記」にしか出ていないオリジナル車輌5輌を、年内に全て作ってみようかと思いつきました。
「プラウダ戦記」にしか出ていないオリジナル車輌の5輌のうち、3輌はプラウダ高校チームの所属です。そして1輌はボンプル高校チームの車輌です。そしてもう1輌が、上図の聖グロリアーナ女学院チームの隊長代行アールグレイの搭乗する車輌です。個人的にこの個性的なキャラクターが好きなので、その車輌をまず作ってみたいと思いました。
アールグレイの搭乗する戦車は、作中に何度か描写されていますので、きちんと見てゆくとクロムウェル巡航戦車Mk.Ⅳだとわかります。イギリスの戦車ですから聖グロリアーナ女学院チームにて使用しているのでしょうが、校章マークが車体前面にはついていないようです。
隊長代行がこういうキャラクターなので、彼女に代行を任せた隊長がどのような人物なのか、とても気になります。でも隊長は最後まで「プラウダ戦記」に登場しませんでした。残念なことでした。
割と珍しい、クロムウェル巡航戦車Mk.Ⅳのほぼ全容がわかるカットです。校章マークが車体には無くて砲塔の左右側面にのみ付いていることが判明します。
そのアールグレイは、第62回戦車道全国高校生大会の準決勝第1試合にてプラウダ高校と対戦し、フラッグ車を受け持って行動しますが、見えない位置からのノンナの狙撃にて撃破されました。その場面で、はじめて上からのアングルで描かれ、車体の天面の様子が分かりますが、校章マークがどこにも見当たりませんので、砲塔の左右側面にのみ付いていることが確定しました。
そのアールグレイの搭乗車輌を、上図のタミヤのキットにて作ります。ミリタリーミニチュアシリーズの221番の製品です。安定のタミヤですから、ストレスフリーで楽しめるだろう、と気楽に構えつつ箱を開けました。
中身はこんな感じでした。パーツ数も多過ぎず、少な過ぎず、バランスよく作り易さにも配慮されています。履帯は嬉しいベルト式パーツです。
組み立てガイドの表紙です。タミヤならばでの詳しい概説が掲載されています。これを読むだけでもなかなか楽しいです。
デカール、メッシュ、ワイヤー用の糸、エッチングパーツも入っていてなかなか豪華ですが、ガルパンの作中車の再現製作においてはいずれも不要となります。 (続く)