防災ブログ Let's Design with Nature

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地理の教科書も疑問符

2009年05月30日 | 防災・環境のコンセプト
武田先生のブログに、現代社会の教科書における環境問題の伝え方への疑問点が述べられていました。
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たとえば,「温暖化防止のために電灯をこまめに消しましょう」と言った直後に,「温暖化防止のために電気自動車に乗りましょう」と来る.学校の先生は生徒さんから,「なぜ電灯の電気は温暖化になるのに,電気自動車の電気は影響がないの?」と質問を受けてどのように答えているのだろう?「先生,大量生産,大量消費がエコに悪いと教えていただいたけれど,電気屋さんに言ったら,大きな冷蔵庫の方がエコポイントが多かったのだけれど,どうして?」と聞かれても困る。でも,それが露骨に教科書に載っていると言うことになると,一大事だ.

高等学校で使っている教育出版『新現代社会』の34ページには,「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告によると、現状のまま放置すれば、2010年における地球の平均気温は1990年時点よりも2℃高くなり、海面は50㎝以上の上昇が予測されている。」とある.教科書に書かれている数字はIPCCの報告と全く違う。
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まあ地理の教科書も似たようなものです。しかし、多感な時期に間違ったことを教えられると、ゆがんだ自然観のまま直りにくくなると思います。そのような教育を受けた人がこの業界に入ってくるとどうなってしまうんでしょうか。


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