今日は地形・地質と植生遷移の関係を研究する学生さんの手伝いとして、山梨県に来ています。崖錐や土石流堆積物、ローム層や風化花崗岩の分布域と、落葉松、ヤナギ、ニセアカシアとの分布域との対応関係をスケッチして回りました。好天に恵まれ、とても気持ちのいい調査でした。どうも最近、この応用地生態学までレーザー計測で自動的に行うという傾向もあるようですが、やはり現場でつねに動きつづける自然環境を読み解いてこその研究であって、測量で刻々と変化する自然の”断片”ばかりを集めるよりは有意義だと思います。
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