防災ブログ Let's Design with Nature

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佐用町の豪雨と災害廃棄物

2009年08月22日 | 災害の記憶と想像力
麻生総裁が佐用町の被災地の視察に入るとのニュースを読みました。牛山先生のホームページによれば、1976年台風17号以来の災害だったようです。

http://disaster-i.net/disaster/20090809/d-table2.html

今回の災害でクローズアップされたのは、災害廃棄物です。これまで地震や火山による災害廃棄物については、私たちも研究を重ねていたところです。

http://www.kankyo-c.com/waste.html

廃棄物を中長期にわたり放置すると、有害物質や地下水の汚染など、環境地質学的な問題が生じることを指摘したものです。今回の佐用町は水害です。牛山先生のHPの災害履歴をみても、1976年の災害時には床下・床上浸水が多かったのですが、今回の災害は全半壊の家屋が突出しています。さらに、山地荒廃による流木も見過ごせない問題でしょう。

場当たり的復旧のための公共事業という、単純な発想では意味を持たないということです。

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