防災ブログ Let's Design with Nature

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『豪雨の災害情報学』の感想(上)

2008年09月26日 | 災害の記憶と想像力

我が意を得たり度☆☆☆☆
地形を知ることは、災害進行中の動的な危険度の変化を予測できるものではないが、避難行動の際に、「よりましな選択」をするときの予備知識としては大変重要な知識となる。

よくを言えば、日曜日にマップを片手に歩いて回り、地形のでき方をイメージトレーニングすることと、つっくんで頂きたかった。

我が意を得たり度☆☆☆☆☆
情報の価値は一定のものではなく、変化する。その特徴として、情報の価値は相対的かつ個別的である(略)「高精度な情報」「使いやすい情報」「分かりやすい情報」が、必ずしも防災・減災に直結しない。

我が意を得たり度☆☆☆☆☆
最近、『温暖化によって豪雨が激増している』といったイメージが良く持たれているようである。そのイメージの妥当性自体にも議論の余地はあるが、「だからこれまでの防災対策がまったく役に立たない」というのは、一種の思考停止というべきではないだろうか。最近10年や20年程度をみるだけでなく、さらに古い時代にそれぞれの地域がどのような現象を経験しているか、先人の残したデータを元に、我々はもっと知る必要があるのではなかろうか。


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