防災ブログ Let's Design with Nature

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地面の聴診器?-地下流水音探査技術

2008年06月04日 | 技術動向

○山崩れ探知機:森林総合研究所が開発 地下水の音から予測
http://ss.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/Press-release/2008/yamakuzure20080529.html#1
独立行政法人森林総合研究所

森林総合研究所では地下水が流れるときに発生する曝気音の強弱を測定する技術を開発し、山崩れの起きる危険性が高い地下水の集中する場所を探知することに成功しました。

曝気音:地下水が流れる際に、岩盤の亀裂や土粒子の間隙にあった空気と水が交換される。このとき泡が発生し、これが割れる際に「コロコロ」・「ボコボコ」・「ゴー」という音が発生する。

先日竹内先生の水ミチの話をしましたが、これも水ミチ発見の試みのひとつだと思いまます。崖をちょっと上ってみると、樹木の根っこが露出している下に水が抜けた穴(パイピングホール)が存在し、そこで山崩れが発生したことを物語っているのですが、その主犯である地下水のアジトを探る方法です。

ただし、地質によって、あるいはほかのノイズ(雑音)とどう区別するのか、かなり興味があるので実際やってみたいと思ってきました。


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