私の3本目の論文が、応用地質学会誌50巻6号に掲載されました。妻が、この学会誌の表紙、ちょっと硬いよね、、と、、、まず、手にとって見て親しみやすい、読んでみたいと思うことは大事なことだと思った次第、、そのようなことは論文にも書きましたが、でもやっぱりこの表紙はいかつい。
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そういえば、今年の応用地質学会の開催地が示されておりました。島根県は松江だそうです。私は発表する予定です。テーマはいまのところぼんやりしてますが、この論文とは直接関係ありません。いままで、道路やダムなどの大規模公共施設造成など、土木地質学のための基礎的情報図であった地形分類図・地質図を、環境地質学的な表現を盛り込もうと、、、、なんかうまくいえませんが、住宅雑誌の編集者と話したのは、良質な国産材はどのような地盤に生育しているか、植生と斜面の安定性との関連、根腐れの起こりにくい土地はどのような場所で、どのような発達史的背景があるのか、、、、、、とりあえず、いま超多忙なので落ち着いてから考えよう、、、
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そういえば、今年の応用地質学会の開催地が示されておりました。島根県は松江だそうです。私は発表する予定です。テーマはいまのところぼんやりしてますが、この論文とは直接関係ありません。いままで、道路やダムなどの大規模公共施設造成など、土木地質学のための基礎的情報図であった地形分類図・地質図を、環境地質学的な表現を盛り込もうと、、、、なんかうまくいえませんが、住宅雑誌の編集者と話したのは、良質な国産材はどのような地盤に生育しているか、植生と斜面の安定性との関連、根腐れの起こりにくい土地はどのような場所で、どのような発達史的背景があるのか、、、、、、とりあえず、いま超多忙なので落ち着いてから考えよう、、、
土地取引や訴訟に関わる地質技術者の活躍が生々しい事例に基づいて論じられており、興味が惹かれます。民間ならでは、といったところですが、今後はこのような立場を求められるケースが増えてくるのでしょうね。
論文のような訴訟に参加する場合、中立の立場からの技術判断が相当に難しそうだなと感じました。特にクライアントが訴訟中の片方であった場合、私などはどうしてもクライアント側の利益を最優先してしまいそうです。
私は長く公共事業ばかりに携わってきて、クライアントは発注機関あるいは国民であり、敵対する自然災害に協働して立ち向かうというスタンスの仕事が多いです。
これに対して民間の訴訟では訴訟の敵方である者もまた民間の市民であり、敵対というよりも、誰もが納得できる公正な判断を下すための情報をわかりやすく提供し、誤解を解きつつ互いの妥協点を見出すような立場に思えます。
これからの地質技術者のあるべき姿、生き様の一例として、示唆に富んだ論文ですね。
地質技術者が第3者的な立場で公平な判断を下す機会、これは増えてくるだろうし、増やすべきと考えています。
確かに公共事業でも、国民目線にたった地質技術もあるのですが、少なからず事業を成立させるための”事業のための事業”みたいなところもあります。
この論文のコアは、最後のページの対比表にあります。この対比表で、重視される項目として太破線でかこったところ、、地表・地質踏査で殆どの結論を得ており、そこに技術のコアがある。このあたりに、今岡さんのブログの地表・地質踏査の意義について述べられた記事の思いを込めたつもりです。
http://syunanleo.dtiblog.com/blog-entry-14.html
地表・地質踏査への私と同様の思いを、私以上に的確に現場の目線で論じていらっしゃるのだと思います。
地表地質踏査の意義をアウトリーチするうえで、機会のあるごとに下河さんの論文を引用させていただこうと考えています。
>地表・地質踏査への私と同様の思いを、私以上に的確に現場の目線で論じていらっしゃるのだと思います。
いやいや、そんなことはありません。むしろ逆で、事業を成り立たせるための”諸般の事情”により、自分が定性的に考えたことを曲げられた経験が多いため、そんなことを思い続けていたにすぎません(そのなれのはてが”砂○事業基○調査”です。1つの定数を入力してワンクリックで土石流・崩壊土砂の挙動範囲がわがるんだったら苦労はしません)。誰がやっても同じ、、これは技術の危機です。
オカタイ基準書を変えるよりは、いわゆる”正直ベース”の市民目線の”目の力”を強くする方が健全だと思うのですが、そのムードが低いノで、アウトリーチに努めようという思いもあります。