昨日の記事で日本の山は安定傾向にあるということを書いたとたんの大雨、、崩壊も発生したようでちょっと間が悪かったですね。でも崩壊したところは伐採跡地の管理の悪いところだったようなので、やはり昔に比べれば(九州では昭和28年の豪雨災害がつとに有名ですが)雨量のわりに崩壊箇所は少ないでしょう。
それにしてもマスコミ報道では、毎年記録的だの史上最高だの言いますが、こういう豪雨が繰り返されて豊かな水田があり、農業が成り立ち飯が食えるわけです。
くしくも報道ステーションでは、”景気災害”にたとえ”雇用は大雨状態です”と言った後、”九州北部の豪雨は”と切り出しました。今回の豪雨は、自然の営みにしてみれば”いつものこと”で局地的なのですが、”景気災害”は本当に数十年から100年に一度程度のもので世界同時多発という点において、本質的な違いがあります。
”観測史”はとても浅いものです。ひきかえ、土地の成り立ちは長い災害史の繰り返しです。歴史好きの国民性なのに、自然の歴史に興味を抱くムードがないのが過大です。