防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

為替ニュースの「災害」という表現

2008年11月09日 | 防災・環境のコンセプト

アメリカではリーマンが倒れ、オバマが「Yes We Can」を旗印に当選するなど、喜怒哀楽が激しくなっています。日本では、天下を取っていたトヨタが大幅減など、あまりよいニュースを聞きません。そんななか、このようなニュースがありました。

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NY市場 GMの破綻は米経済にとって大災害、政府は対応迫られる
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=23075
決算発表を行ったGMのワゴナー会長は、破綻の予定はなく事業に集中し続けると語った。ただ、議会関係者に対して、ブッシュ現米大統領が政権を去るまでに、出来る限り早期の緊急融資を求めるなど、急速な資金繰りの悪化に言及した。事業を継続する上でほかにプランが無く、GMの破綻は米経済にとって大災害となるとも述べた。仮に米自動車産業が破綻となれば、米雇用環境の悪化はさらに加速しそうだ。ただ、おそらくは救いの手が差し伸べられるのではないか。
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経済の悪化を災害にたとえる表現は初めて見ました。災害であれば、「復旧」「復興」という言葉が対になって用いられるはずです。日本の新聞が「大打撃」などど、いかにもノックアウトされ立ち上がれそうにないこと言葉を使ってしまいがちです。

災害という言葉に対する感覚が、日米で大分違うのではないかと思うのですが、最後に「おそらくは救いの手が差し伸べられるのではないか。」という言葉で締めていることに、なんとなくそんなことを感じるのです。