防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

野茂投手引退

2008年07月16日 | 防災・環境のコンセプト
メジャーリーグで活躍した野茂英雄投手が引退を表明しました。
個人の力で閉鎖された世界を突破した生き様に憧れを感じる人も多いと思います。

さて、気になることがあります。

今年はオリンピックイヤーですが、最近のスポーツ選手は「楽しむ」「楽しみたい」という言葉をよく使います。個人的には、「楽しむ」の意味が深く考察されずイメージが一人歩きしていると感じます。多分、メジャーリーグの野茂英雄投手が「アメリカで通用するかとういうよりも、アメリカで野球を楽しみたい」と言ったのが最初だったと思いますが、その言葉尻だけをとらえ「さしあたって”楽しみたい”と答えとけば無難だろう」のような感覚で使われますよね(野茂投手はもっとかたい決意を秘めていたんだろうと思うのは私だけでしょうか?)。
 話を環境にもどしますと、この20年、地球温暖化に関連するCO2削減や廃棄物の3R政策など、化学的・生態学的な側面からの議論、刻々と変化する地表より上部の眼に見える範囲での諸現象に関する「言葉」はよくつかわれてきました。「水と緑の○○づくり事業」があったり、「公害」「災害」との言葉の意味の違いや対策にかかわる技術論などはあまり表に出てきませんでした。むしろ、健康・生命被害にかかわる”かわいそう”な部分に”かんきょうろん”ならぬ”かんじょうろん”にさえ聞こえることもありました。まるで、「楽しむ」かのように

みなさんどう思います?