防災ブログ Let's Design with Nature

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南極の氷床下で2000年前に大規模噴火

2008年04月16日 | 技術動向
南極といえば氷の大地、その氷が海へ崩落する様子が地球温暖化の象徴的映像として用いられることがあります。

意外に思えるかも知れませんが、南極には富士山より高い火山があります。
そして、最近の研究で、南極の地殻変動に関することが明らかになってきました。


南極の氷床下で2000年前に大規模噴火、海面上昇に影響か
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2339496/2541191
南極大陸西部の氷床下で約2000年前に大規模な噴火を起こした火山が現在も活動中で、海面上昇の要因となっている南極の氷の融解に影響している可能性があるとの研究が20日、英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)」(電子版)に発表された。


南極 大陸の衝突示す鉱物発見
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015552361000.html
この鉱物は地球上ではこれまでにアフリカのケニアでも見つかっていて、観測隊では当時、南極を含む大陸とアフリカを含む大陸が衝突したことを示す貴重な資料だとしています。

このような、地道で着実な地質学的成果を踏まえて、地球の気候変動を語らねばなりません。マスコミの環境論ならぬ”カンジョウロン”にながされちゃあだめなんですよ。