Le cheval noir

全然更新できてない…orz

巡り巡ってもまたここでⅧ~そして、来年へ ~

2011年09月24日 21時47分02秒 | Paris旅行2010その2
いよいよ最終回!
連載終了に約1年かかりました(爆)


※前回までのあらすじ※

フランスに競馬を観に行くこと実に四回目にしてようやくルメさんの凱旋門賞での騎乗を直に応援する機会を得た玄米茶。
まいどおなじみ観戦パートナーのF氏さんと共にロンシャン競馬場へ行き、1R前にしてパドック越しに無事にルメさんとも再会を果たす。
凱旋門賞直前でもあいかわらずな(?)彼の反応に感動しながらもWeekend Longchampの雰囲気を思いっきり楽しみ、
翌日はパリ近郊の「競馬の街」メゾンラフィットへ。
そこでいつもお世話になっているガロリーニ調教師の元で厩舎&調教を見学させてもらった後、メゾンラフィット競馬場へ行こうとするも、
思いっきりレース時間を間違えあやうくルメさんの応援も出来ずに終わりそうに。
しかし、親切な厩舎の方の助けもありギリギリセーフで駆け込み入場&無事再会。
この日はその1レースだけだったルメさんの騎乗も終わり、今回の旅の大方の目的は達成出来た!とホッと一息ついていたところに、
まさかのルメさん残業(メンディザバル騎手からの乗り替り)のお知らせが。
ご本人からもその後パドックで「これで終わりだからねー!」と声をかけて頂き、レースが無事に終わるのを待ち構えていた私たちであったが…!?



プロローグ
パドックで愛を叫んだ再会編
前半G1×4総集編
Goldikova姉様素敵すぎます編
レース回顧の無い凱旋門賞編
ガロリーニ厩舎見学編
駆け込みメゾンラフィット競馬場到着編
ワンモアライド!残業編



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今回のフランス遠征における競馬観戦はルメさんの「残業」を最後にすべて完了!
後はいつものようにF氏さんとルメさんの出待ちをしていました…と言っても関係者出入り口にへばりついていたのではなく、
ただ場内で彼が見つけてくれやすそうなところをウロウロしていただけですが^^;


待つこと数分間。



降っていた小雨も止み、ルメさんのいないレースのパドックを遠目にぼんやり見ていたところに、
驚くほど自然体な彼が登場し、普通に私たちと合流。
いや、どれくらいナチュラルかって、
左手にサンドイッチ、右手に怪しいピンク色の液体の入ったペットボトルを片手にベンチに座ろうとされていましたから…

どういう情景なのか日本の競馬場で例えると、5~6レース時のパドック近くのベンチに座ったG1ジョッキー(ただしその日の全騎乗終了済み)が
お昼ご飯片手に一般のファンに紛れている様子を想像していただければ。
ってそんなの日本ではありえないですよね。
むむむ、さすがフランス。

ちなみに、雨上がりでベンチはびしょ濡れだったので僭越ながら彼がそこに座るのは阻止しました(苦笑)




その後はF氏さんのフランス語通訳をメインに英語&日本語も交えつつ、しばらく彼と話すことが出来たのですが、
凱旋門賞については

「スタントカーに乗っているような非常に厳しいレースだったよ」

と独特の言い回しで回顧をしてくれました。
昨年は21頭立てという多頭数のレースで、彼の騎乗馬ベカバッドも馬群から抜け出すのに苦労していたのを記憶しています。
日本のそれに比べると、常日頃から馬群が詰まっている印象を受けるフランスの競馬を主戦場とする彼の口からそのような言葉が出てくるということは、
よほど厳しくタイトなレースだったということなのだと思います。

相対的に、そのレースでワンツーだったワークフォースとナカヤマフェスタがいかに凄かったか、そして頑張ったのかがわかりましたが、
同3着馬のことも忘れてはいけません。

彼女は追いこみ脚質であったことから後ろからの競馬を余儀なくされ、直線では度重なる不利を受けました。
それでも猛然と追い込んで3着。
3歳牝馬ということで斤量の恩恵もあったものの、
ディアヌ賞(フランスにおけるオークス)馬の意地を見せつけ、地元フランス勢の最先着をもぎ取ることに成功。

もう皆さんお分かりですよね。

この馬が彼の今年の騎乗馬のサラフィナです。


今年はこれまで3戦しており、絶望的な位置から猛然と追い込んだG1サンクルー大賞典、
日本でも中継され、うちのブログでも紹介したフォワ賞ではセントニコラスアビーとヒルノダムールのあってないような隙間に
ねじ込むようにして進路を取って2連勝と調子良くきています。

レース後、陣営から馬群を割らなければならないであろう本番を想定したレースをしたかったとのコメントが出ていましたが、
きっとルメさんの中では昨年の凱旋門賞が終わったその瞬間から、常にその事については考えられていたのではないかと思います。




これ以外には、その後の彼の予定「日本ニ行クヨ!」や、私の仕事の話※、
また3代目横断幕(アガ・カーングリーンver.)を改めてみて頂き「トテモ…素晴ラシイト思イマス!」なんてやりとりをしていましたv

後からルメパパさんも合流され、親子コント(!?)が急に始まったりと4人でしばらくとっても楽しいひと時を過ごさせて頂きました。


最後に彼から「来年も凱旋門賞の応援に来てくれるよね!?」と仰っていただいたのですが、
研修生扱いだった当時とその後では状況が違うだろうということをあらかじめ予測していた私は、
「仕事の都合が合えばまた来たいです!」としか返事することが出来ませんでした。

絶対に来ます!と言えたらよかったのに…と今でも思いますが、変に期待させるのも良くないかなぁなんて大それたことも考え出した答えがそれだったのですが、
もっと答えようがあるだろうよ、私ー!!!(涙)



実際に今年は仕事が忙しくてフランスへは行けませんでしたが、
私の気持ちは変わってないよ、今年も貴方を一番に応援してるよ!と伝えたくて、
先日、横断幕を掲げた写真(撮影場所は地元ですがorz)を彼宛に送りました。


すると、その日のうちに「Arigato!」とお返事が…!!!!


もう本当にどうしていいかわかりません。

今年は地震のことやら職場でのトラブルやらで体力的にも精神的にも落ち込む日が多く、
なかなか連絡も応援メールも送れていなかったのに…
私はただのファンの一人なのに、以前と変わらず私の想いを掬い上げ、応えて下さろうとする姿勢にもう感謝の言葉しか出てこないです。

本当に在り難いことだと思い、感謝しています。


昨年の凱旋門賞のパドックで、いつも変わらない笑顔で手を振ってくれた彼に涙ぐんだことを思い出しました。

こういう方だからこそ、いつまでも応援したいと思うし、フランスまで駆けつけたいって思うんだろうなぁ…



今年も相手は強い馬がたくさんいます。
昨年ほどではなさそうですが前哨戦とは違う多頭数ですし(29日現在で16頭か?)、
日本からの挑戦馬2頭のことも気になります。というか、フェスタもダムールもホンマに頑張って欲しいです!あ、ナイトもね!!



それでも、

それでも私は、

彼が一番望んでいる結果が、満足のいく結果が残せることを一番に望んでしまうんです。

いつの日かルメさんが凱旋門賞に勝つその時に、
その場に自分もいて彼に直接「おめでとう!」と伝えるのが、3年前に始めてフランスへ行ってからずっと私の夢でした。
それはかなわなくても構いません。私がいなくてもどうなっていようとも、
ただ、ただ、いいレースをして頂きたいなと思うんです。



泣いても笑っても本番まであと2日。
眠れない夜が続きそうです。







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☆おまけ☆

フランスへ競馬を観に行かれる方へ
もしかしたら役に経つかもしれない過去記事リンク集
※注意※
残念ながら?管理人はルメール騎手のファンなので内容も9割方彼の話です(ははは…




【ロンシャン競馬場&凱旋門賞の簡単な案内はこちら↓】

凱旋門賞を10倍楽しむ!?~1.新聞を買ってみよう~

凱旋門賞を10倍楽しむ!?~2.タダでロンシャンにたどり着こう~

凱旋門賞を10倍楽しむ!?~3.気持ちよく観戦するために~



【初の海外、そして初のフランス競馬】
いま、逢いにいきます~①ロンシャンは何処?~
2008年9月 観戦競馬場:ロンシャン、 主なレース:G1ムーランドロンシャン賞  全7回

【天国と地獄】
ただ命があっただけで
2009年10月 観戦競馬場:ロンシャン、シャンティイ(記事無し) 主なレース:G1凱旋門賞  全2回

【寒風のサンクルーでの温かい交流】
いつだって、どこだって~prologue~
2010年3月 観戦競馬場:サンクルー、オートゥイユ(記事無し) 主なレース:特になし  全10回

【ルメさんとの4度目にして初の凱旋門賞参戦】
巡り巡ってもまたここで~Prologue~
2010年10月 観戦競馬場:ロンシャン、メゾンラフィット 主なレース;凱旋門賞  全9回

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