Le cheval noir

全然更新できてない…orz

ルメさん応援記2012ダイジェスト!

2012年12月19日 20時09分50秒 | Lemaire騎手(Japan)
あっという間に、もう年末ですね。
先々週の香港旅行からも無事に帰宅し、また忙しい日々を送っています。

さて、書く書くと言っていたオーシャン@ルメさん金鯱賞おめでとう記事、そして香港遠征記なんですが、
そこに行きつく前にそれまでの応援記を書いておかないと、話のつじつまが合わなくなるし、
何より私が消化不良を起こしてしまう事に気付きました(^^;)

というわけで、ダイジェスト版ではありますが応援記12年版をお送りします。

いつものことながら、たぶん書いている私しか面白くない内容なので、
暇だから読んでやるか~という方、もしもいらっしゃいましたらお付き合い頂けると嬉しいですv




=============================


ルメさんの勝ちパターンに「スローの好位2~3番手に控えて直線で逃げる先頭を早めに捉え、そのまま押し切る」というのがあります。
もともと日本でもフランスでも好位からレースを進めることが多いのですが、(ハーツクライの有馬記念もそうでしたねv)
得に上記のパターンは淀でよくみられるような気がします。


1/29京都10R 松籟ステークス



もう11ヵ月も前ですが、このレースのことはよく覚えています。
逃げ粘るドリームノクターンをただ一頭だけ追いかけるトパンガ君!
差し切りが決まった時は胸のすく思いがしました。



おめでとうございます!
ちなみに、長距離適性を買われてか(単に合う番組が無かったのかも;)
現在トパンガ君は障害に新しい活路を見出し頑張っております。
未勝利(2着)→初勝利も現地観戦しましたが、どんどん飛越が上手くなっています。高田君とこれからも頑張って!


この後はいつも通り口取り⇒表彰式(そしてたぶんプチサイン会)の流れになったんですが、

ル 「実は日本で乗るのは今週までなんだよ~」
玄 「な、何ですとっ!?」 Σ(゜口゜;

実はこの時のルメさんの短期免許の期限は翌週の日曜まででした。
で、当然最後まで免許を使い切るはず(知っている限りでこれまで途中帰国等は一度もなかったはず)
と思い込んでいた私は午前中に勝った時に「来週も応援に行きますね~」等ののんきな内容の手紙を書いて渡していたんです^^;
そんなこんなで、手紙のお返事を口頭で頂いてしまいました。
ルメさんお気遣いありがとうございます!


そして11-12シーズン最後の騎乗でもある最終R4歳上1000万下はエーシンハダル君に騎乗。
こちらも5番人気でしたが、鮮やかな差し切り勝ちを決めました♪


サインかきかき

この時に、昨年末の出来事をまだ覚えて下さっていたのか、
フランス語で「仕事の方は大丈夫なの?」とわざわざ聞いて下さり、もう本当に恐縮千万でした…
しかも二人称が「vous」じゃなくて「tu」でした(涙)※
ルメさーん、あなたがいるだけで私は元気になれるんですよー!!
本当にあの時はありがとうございました!

横断幕はもともとフランスから遠く離れた日本でも頑張るルメさんを応援する為に出したはずなのに、
いつのまにか横断幕とそこから始まった彼との交流を心の支えにしていたのは私の方でした。
気付いていたつもりでしたが、本当にそのことに気付けたのは昨年から今年の年始にかけてだったような気がします。遅過ぎ!!

彼の方は以前から「横断幕は情熱を分かち合ったもの」と仰られていたので、
私のように一方的(もちろん私からの)ではなく、相互的なものとして捉えて下さっていたのだと思います。
本当に在り難い事です…



年始シーズンの騎乗はこれが最後。
その後はドバイWCでエイシンフラッシュに騎乗したり、
フランスで遠征中のユーガと一緒にパドック写真に納まってみたり、
凱旋門賞ではオルフェのライバルの一頭だったシャレ―タに騎乗したり、
ブリーダーズCターフでもトレイル@ユタカさんにTVやブログで絡んでみたりと、
日本の競馬メディアでもちょくちょくお姿を見ることが出来ました。

私の方はどうしても凱旋門賞が観に行きたかったんですが、都合がつかずorz
そのかわりに香港へは行くことが出来たんですけどねv


そして今秋シーズン。
菊花賞週のメバルさん(脱臼の手術は成功したんだろうか…)、
天秋週のすみ(日本⇔フランスを行き来しながらリーディング争い真っ最中)に引き続き、
フランスからは3人目の短期免許取得者としてエリザベス女王杯週からの来日となりました♪



おかえりなさい!
いつもいつも、カメラ目線をありがとうございます♪

この週は土曜は最終をいつもの勝ちパターンでダノンウィスラーと、
そして日曜は準メインをあのダノンバラードでそれぞれ1勝することが出来ました。

が、一つ問題が。
いつも私は京都で同じような場所に幕を張っているのですが、
所詮早い者勝ちなのでどうしても別の場所に出さざるをえない時があったんです。
今回はエリ女の日がそうだったのですが…

うん、わかってた。
今まで何回もありましたもんね(涙)
ルメさんはいつもと違う設置場所に気付かず幕の前を素通り→いつもの場所でキョロキョロされていましたorz

玄「ルメさん!」

しまったー!!!!
通り過ぎてキョロキョロしている彼に、焦って大声で呼びかけてしまうという大失態。
私の大馬鹿野郎…パドックで騒いではいけません。
ついでにルメさんは「ルメさん」なんて声をかけられても解らないでしょうに!
(普段ご本人のことはChristopheとお呼びしています)
もう、穴があったら地中深く埋まりたかったです…驚いた馬さん等がいないのは幸いでしたがorz

ちなみに、恥ずかしさでショック死しかけていた私をよそにルメさんはバッチリ振り返ってくれていました…
なんでわかったんや~
まあ、よく考えたら「ルメ」って言ってる時点でほとんどファミリーネームを呼んだも同然なので気付きますよね^^;
その後、午後一でパドックに出てきたルメさんは幕の位置もしっかり把握してくれていたみたいで、
気付かなくてゴメンネウインクを頂いてしまいました♪

私を含む同行していた友人全員がウインクに見とれてしまい、最大のシャッターチャンスを逃したことを
「なんで撮ってないんですか!」「ごめん、見ちゃったv」「じゃあ次からは動画で」
と詰り合い(笑)になったのは今ではいい思い出です。
パドックで撮影する時は油断してはいけない、といういい教訓になりました(^皿^)



油断しなかったエリ女パドックにて。




さて、秋競馬の楽しみといえば毎週行われるG1はモチロンのこと、
良血馬がたくさんデビューする2歳戦も注目されている方も多いのではないでしょうか?

ここからは特に記憶に残っている2頭を紹介したいと思います。

11/24 4R 2歳未勝利


超良血の新馬戦!というわけでもなく、まあ今思えば普通レベルの未勝利戦だったのですが、
とにかくビックリしたのがムチ。
ヨーロッパではレース中に叩いていい回数が決められていることもあってか、
日本でもそれほどムチを多用するイメージはなかったんですが、このレースではめっちゃ叩きまくっていました。
しかも、おもにゲート裏で^^;

ゲート入りの時点で愚図って叩かれているお馬さんを見ることは少なくないのですが、
この時のパートナーだったブレークビーツ君、名前もアレですがかなりのきかん坊だったようで、
ただ歩いているだけで引っ叩かれまくっているのはあまり見たことがないような…私だけ!?

イレ込んでるなぁ~とは思っていたんですが、レースではそれが良い方に向かい鮮やかに差し切りました。



11/24 7R 2歳新馬


騎乗が決まった時から俄然注目していて、
勝ってくれて本当に嬉しかったのがこの子、ノーブルコロネットちゃんです。

調教であまり動かないタイプなのか、戦前は厩舎のトーンもさほど高くなく、
人気も他馬に譲っていたのですが、いや~良いデビュー戦でした。
半姉のジュエリーちゃんもルメさんとのコンビで2勝を挙げているので、相性もいいんじゃないかと思っていました♪
コロネちゃん、顔も可愛いんですよねv
今週末、抽選に通れば2戦目らしいので楽しみです。


また、このレースは別の意味でもすごく記憶に残ることになってしまいまして…
いつも口取り式後にプチサイン会が行われる時はファンレターを渡したり、おめでとう!と声を掛けたりしているのですが、
この時はルメさんの方から

ル「Merci beaucoup(本当にありがとう)ゲンマイチャ!僕は~ほにゃららほにゃらら(以下全て流れるようなフランス語)」

と、何かのお礼を仰って下さったのですが、冒頭しか聞き取れませんでした…
ももも、申し訳なくて体が捻じれそうでした(滝汗)
おそらく、前週にプレゼントさせて頂いた昨年のMCS限定のSahpresa横断幕の事を話されていたのではないかとは、思うのですが…
もともと書くことは出来ても外国語の聞き取りが極端に苦手な性質ではありましたが、
本気でフランス語を習いに行こうと決心を新たにした瞬間でした。




最後に一番スリリングだったレースについて。


11/24 11R G3京阪杯


届けー届けー!!
と祈りながら写真を撮っていたのですが、最初何が起こったのか理解できませんでしたよ…
なぜかカメラ目線?で入線するセプターちゃん、審議の青いランプの灯る掲示板。
パトロールビデオを見て納得しました。
おおお、めっちゃゴール前でモタれて斜行してるやん。これは進路妨害してないかい!?
カメラ目線、もといセプターちゃんの顔が外を向いてしまったのは、
なんとかまっすぐ走らせようとルメさんが手綱を思いっきり引っ張った結果だったのね。

人馬ともに自らも、他陣営にも怪我などの大きな被害がなかったのは幸いでしたが、
降着→騎乗停止→免除停止と嫌な単語ばかりが脳裏を掠め、しばらくは生きた心地がしませんでした。
こんなスリリングはいらないよー!

すみやピンナ騎手の例がありますからねぇ…短期免許取得騎手は制裁点にも気を付けなければなりません^^;

今年最後の中央の重賞は有馬ではなく阪神Cなのですが、
セプターちゃんとのコンビ続投でそこに挑戦するみたいなので、相手は強いですが、
なんとか京阪杯のリベンジを果たして欲しいです。
とりあえず、真っ直ぐ走るところから!





次回ようやく中京、そして香港へ


※vousは、初対面、目上の人、上司やお年寄りに丁寧に使う「あなた」。日本語でいうところの敬語のようなものでしょうか。
tuは、親しい人、友達に気軽に使う「あなた、きみ」。vousよりも距離感は近いです。
私自身は、なんだか申し訳なくて(あくまで騎手とそのファンに過ぎない関係なので)
ずっと彼には「vous」を使っているのですが、「tu」に切り替えた方がいいのかな。
いつかご本人に聞いてみたいです。

伝えたいこと③~ルメさん応援記2012その1~

2012年03月19日 21時24分44秒 | Lemaire騎手(Japan)
どうもどうも、めっちゃお久しぶりです~!!!

会社の2~3月の激務からひとまず解放?されたので戻ってまいりました。
06~25時という最早意味不明な勤務にも耐え、ようやく私にも春が?(涙)

おかげさまで行きたかった弥生賞も阪神大賞典もTV観戦となってしまいましたが、
結果的には行かなくて正解だったか…も???  orz


ルメさんもフランスに戻って契約しているアガ・カーン殿下&ノルマン氏の馬を中心にぼちぼち勝ち鞍を詰んでいるみたいなので一安心。
エイシンフラッシュも無事ドバイWC参加が決まって一安心。



さてさて、忘れないうちにルメさん応援記の続きを書いていきたいと思います。




===============================


おそらく自信があったのであろうフェアリーSの超痛い(爆)敗戦からこの後、
数えること34連敗、日にちにして3日負け続けることになったルメさん。

そんなの普通の成績じゃないか、乗せてもらえるだけありがたく思いなさい!と言われてしまえばそれまでなんですが、
人気(3-7-2-17)に対して着順(0-2-3-29)というある意味凄まじい成績。


あ、あれっ…!?


この3日のうちの真ん中にあたる中山開催にもう一度応援に行ったのですが、
年末年始に見た彼とは明らかに様子が違いました。




表情も一日中暗かったんですが、
なによりレースっぷりが彼らしくありませんでした。
いつもの安定した「先行溜め」もなく、ちぐはぐしたレースばかり…

何が原因でそうなってしまったのかは今となっては解りませんが、
ルメさんであってルメさんではない誰かを見ているような気分でした。
雨で寒いわルメさんは見るからに凹んでいるわで散々な一日に(涙)


パドックでもいつもはこちらに気が付くと必ず何かしらアクションを起こしてくれる彼なんですが、
この日はチラっと確認してくれたのみ。

昔の私ならきっとショックを受けていたはずですが、
この時はそんなこと全く気になりませんでした。
むしろ、明らかにリズムを崩している状態で変に気を使われる方が困るよ~





ルメさん側の心理を考えても、おそらく幕を出し始めたころなら自分がどんな状態だろうと反応してくれてたんじゃないかと思うので、
ショックを受けるどころかむしろ、「そうなるやんな~」と彼の態度に納得。

昨年末からなんとなく「距離」が縮まったような気がしていたことも相まってか、
逆に「気の置けないファン」扱いににちょっと喜んでみたりもしましたが、事態が深刻なことに変わりはないんですよね…心配です。



そしてその後、
翌週の土曜開催時もせんちょさんから「ルメさんの表情が明らかに固い」等のメールが届き、
心配が頂点に達した頃にようやく一つ勝つことが出来、本当にホッとしたことを覚えています。

翌日の日曜は急きょ休みが取れたのでルメさんには事前に連絡する暇がありませんでしたが、
ご機嫌伺いに今年最初の京都開催へ。


知らせてないからきっも幕も探さないだろうしどうするかな~と思いながらレース前に場内をウロウロしていると、
なんとルメさんの通訳さんとバッタリ!
まともにご挨拶&お話させていただいたのは一昨年以来だったのですが、私のことを覚えて下さっていたらしく
ほんの少しの間だけでしたが楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
通訳さーん、本当にありがとうございました♪


そしていよいよ3Rが初騎乗、パートナーは年始の応援観戦時にも騎乗していたヴァンヌーヴォー君(仏語で「新しい風」の意)でした。
さあ、ルメさんの様子はいかがかな…?







よかったー!めっちゃ元気そうやんか!!(涙)


ヌーヴォー君の厩務員さんと楽しそうに会話されているのを見てどれだけホッとしたことか…
ちなみに、横断幕は通訳さんから話があったのか探して下さるそぶりはあったのですが、
私が昨秋とは違う場所に張っていたせいで、現設置場所を通り過ぎてから必死にキョロキョロされていました orz
よかったー!私の知ってる視界の狭いルメさんが戻って来た!!(爆)
嬉しいけど、こっち!こっちだから!!





レースでは出遅れ気味のスタートに一瞬またやってしまったんか!?と思いましたが、
前が早い流れだったこともありマクリ気味であっという間に進出→抜け出し7馬身差で快勝!!

彼の「型」とは違うレースぶりでしたが、先週&先々週のうっ憤を晴らすような気持ちの良い勝ち方でした。

本当に良かったよ!おめでとうございます♪



実はヌーヴォー君はこの方の調教馬でして、




角田先生とのにこやかなツー(スリー?)ショットも見ることが出来ました。眼福。
(ちなみにこの勝利が角田厩舎にとっては今年の初勝利でした。改めて、おめでとうございました!)


この後はいつもの彼とのやり取りの後、サイン会を見守りつつ、手紙を渡し(勢い余った彼から封筒にサインされそうになりましたが)
とりあえずやることをやりおえた充実感と、明らかな復調モードにホッとしていたのですが、
右肩上がりなルメさんはこれでは終わらず…?





以下、続きます^^;




伝えたいこと②~ルメさん応援記2012その1~

2012年02月19日 22時47分28秒 | Lemaire騎手(Japan)
うちの会社は2月~3月がもっとも忙しい時期なのですが(決算等は関係無く)、
そのせいで疲れてるのかな~身体の調子が2月の頭からずっとおかしいんですよね。

最近は休みの日も家に籠って手仕事ばっかりしてます。
春のクラシックに向けてボチボチコンディション上げてかないとな~

今年もステイっ子はなにかしらやってくれると信じてます(^皿^)


さて、忘れないうちにルメさんの話をば。


=======================

続く10RサンライズSは芝の1200m。
ルメさんは2番人気のダノンフェアリーに騎乗していました。

道中は2番手を進み…






1番人気キングレオポルドの追撃を振り切り3勝目です!!
3~4コーナーでは後ろにいたキングレオポルドの進路を上手く塞いで外を回らざるをえない状況に追い込めたのが勝因でしょうか。





フェアリー@ルメさんおめでとう♪


レースを見ていた友人に「騎手の勝利だよね!」と言ってもらえたのが嬉しかったです♪
そしてよく見たらまた「ミルコテントウムシ」鞍なのね。
縁起物!?




立ち姿も決まっております。

この時、ようやくフェアリーが男の子だったことに気付きましたorz




次のレースはメインのG3フェアリーS。
抜けた本命がおらず、ルメさんのパートナーのシャンボールフィズもそれほど差のない4番人気。
枠こそ大外で不利なのはわかっていましたが、どんな手綱さばきをみせてくれるんだろう。
とりあえず騎手がいないのはわかっているけども(ルメさんは連続騎乗だったため)、馬を見にパドックに行かなきゃ!ということで、
ぼちぼち撮ってたんですが、なぜかこのレースだけは連続騎乗の騎手もほぼ全員がパドックに登場!?

当然ルメさんもいらっしゃったんですが…




なぜかとっても自信あり気!?

いつにない表情だったので驚いたんですが、結果は…(^^;)
大外な上にあの出遅れであまり差のない8着は頑張った方だと思います。上がりはメンバー第2位でしたし…

う~ん、残念。






最終レース

メインはちょっとアレでしたが、それ以外は大満足な今年最初の競馬観戦になったのですが、
まさかフェアリーSの出遅れから大きな受難が待ち受けていたことにはまだ私も(たぶんルメさんも)気付いていはいませんでした orz



続きはまた後程!




なければつくればいい

2012年02月09日 22時46分53秒 | Lemaire騎手(Japan)
の法則!

以前から普段から使えるような馬系アクセサリーとかストラップとかって作れないかな~
と思ってたんですが、手芸屋をウロウロしていて「UVレジン」というものに出会ってしまい、即決購入(笑)

試しに作ってみたのがこの3つです。
左から①凱旋門賞バッグチャーム、②芦毛馬とりんごのペンダントトップ、③Sahpresaとルメさんのレリーフです。

あ、上に写っているのは大きさ比較対照用の「おにい」ぬいぐるみキーホルダーです。
「おとうと」は4冠馬になったというのに、未だに馬ぐるみデビューする気配が無いのはなぜなんだー!!



①一昨年の凱旋門賞の公式ポスターをアレンジ。
 凱旋門賞なのに凱旋門ではなくエッフェル塔がついているのには突っこんではいけません。
 チャームが売ってなかったんだもんよ…orz 

②ジェリコーの絵画(「エプソムの競馬」で有名)の「後脚で立つ赤い織物を付けた馬」にりんごをくっつけました。
 こう…なんというか、アンティークっぽくていいかな~と。

③昨年自分で撮影したSahpresaとルメさんの写真をセピア調に。
 キーホルダーか何かに加工予定。



上手い下手は別にして、
昔からこういうチマチマした手仕事をするのが好きでして。

今までにも樹脂粘土で勝負服モチーフのマカロンストラップをつくったり(デザインを思いつけなくて途中で挫折)
G1キューピーを色を塗って改造したりと色々やってきましたが、
今回は久々にいいのが作れるような気がします(^皿^)




そういえば、ブログでは当時タイミングを逃して書けなかったんですが、
一昨年のクリスマスにルメさんにG1キューピーアガ・カーンverをプレゼントしたんですよね。



渡す直前


いつも渡す手紙の中に入れて渡したんですが、その場で「開けて、開けて!」コール。
すると、取り出してキューピーを目にした瞬間、



ル「スゴーーーーイ!!!!」


と日本語で叫んでくれたルメさん。レースの合間の場内に響きわたっておりました…よ!


ル「え、これ、君が作ったの?(英語)」
玄「はい、そうなんですv(色塗っただけなんですが…)」


その後、彼はアガキューピーを眺めまわした後に通訳さんの元に駆け寄って見せびらかしていました(笑)
あんなに喜んでいただけるとは思っていなかったので本当に嬉しかったなぁ…


今思えば横断幕だって「なければ自分で作ればいい!」精神で作成したもので、
あの幕があったからこそ今の私がいるわけでして、非常に感慨深いです。


ちなみにアガキューピーはその後どうなったのかというと、どうやら彼の自宅(たぶん日本の家?)に飾られているらしく、
後日その写真とメッセージを頂きました♪
もう本当に思い残すことはないです(涙)

ルメさーん、いつもいつも本当にありがとう!!!


DWCでもエイシンフラッシュに騎乗することが決まっていますし、また日本のメディアにも登場してくれそうで本当に楽しみです。
次にお会いできるのがいつになるのかわかりませんが、会えた時はこれまでと同じように彼を出迎えてあげたいな。






馬グッズの記事にするつもりがいつの間にかルメさんの記事になってしまいました…

伝えたいこと①~ルメさん応援記2012その1~

2012年02月05日 23時01分04秒 | Lemaire騎手(Japan)
まさか、年明けから中山に通う羽目になろうとは思わなんだ…(涙)

短期免許を一週残してルメさんが帰国してしまったので、
今年の応援観戦記(9日中山、22日中山、29日京都)をまとめて連続で連載していきます。



================================


今年の初ルメさんは中山から。
騎乗馬はヴァンヌーヴォー(「フランス語で新しい風の意」)、
馬主はドバイの皇太子ハムダン殿下でどことなくアガ・カーン殿下の勝負服と似てるような気がして(Top写真参考)
なんとな~く気分が良かったです^^;

普段はいつどこに応援に行きます!と事前連絡しているんですが、
年始のことは直前まで何も決まっていなかった&連絡する暇がなかったのでたまにはサプライズでもいいんじゃ?

玄「クリストフおはよー!」

ル ☆( ゜∀ ゜ )!!!! 「(ビックリした!)元気~?」



いつも驚かされるのは私の方なんですが、この日だけは別でした(^皿^)



中山でモチが食べたい!という私に2Rの後にでも~と場所などのアドバイスを小倉のせんちょさん&たくとさんが下さったので、
鳥千&餅祭りやー!と関東グルメを満喫しようとしていたのですが、

3Rで新馬戦でルメさんがあっさり勝利。

ギャー!ちょっと待って、まだ餅が半分しか食べれてないのに(汗)




ピグマリオン@ルメさんおめでとうございます!



例年なら1月の終わりの来日ばかりだったルメさん。
今年は年始からの参戦ということで今まで出したことのなかった年賀状(といつものファンレター)を渡すことに。

玄「おめでとう!今年もよろしくお願いします!(仏&日本語)」

ル「Merci♪明けましておめでとうございます!(仏&日本語)


かれこれ4年のお付き合い?ですが、新年の挨拶を直接言えたのは初めてだったのでなんだか新鮮でした。



続く第5Rは芝の2200m。
ゲート裏にいけるよという情報をせんちょさんから入手していたものの、
上からコースを見下ろす形になる残り200m付近の誘惑は捨てがたく、
「ルメさんもそんなに人気してないし、この角度からの撮影はここでしか出来ないし…せんちょさんごめんね」と心の中で謝りながら待機していました。

で、撮れたのが↓の写真です。





まずは一周目。

内の馬をうかがうマイネルテンクウ@ルメさん&マイネルカブト@大知さん、
そして叫ぶ田辺っちのリアルな様子といったら…

いけませんな、中山競馬場は!
写真が撮り易くて上手くなったような気にさせられてしまいます。
実際は全くそんなことないのに orz


3コーナー過ぎで逃げていたアールデュランが沈み、二番手、三番手を進んでいたカブト&テンクウが先頭のまま直線へ。






ムチの入るカブトに対してテンクウは抜群の手応え…
えー!!もしかして、もしかしちゃう!?






そして本日二度目のギャー!!

ええ、この写真を撮り終わった瞬間からウイナーズサークルに向かって私も走りました。
脇腹を痛めて故障寸前でしたが…(笑)






お、おめでとうござい…ます。バタッ

テンクウ君、これまで7戦して3着以内に入ったことがなかったのでまさかこんなに走ってくれるとは思いませんでした。
一つ勝ってしまえば後は自由にローテーションが組めるし、良かった良かった。




この後は3R後に引き続きサイン会を行ってくれたルメさんだったんですが、
いつも通りの「おめでとう」のやり取りの後も様子を見守っていると、



ル「手紙のことなんだけどね、実は僕もSahpresaが引退したのかどうかは解らないんだ(英語)」

玄「え、そうなんですか!?知らないの?(日本語)」

ル (´ー`)

玄 (´∀`)




いや~ビックリしました。
いきなり何のお話なのかと…
実は3Rの時に渡した年賀状&手紙の終わりに、
「Sahpresaが引退したんだったら彼女と貴方の為に作った幕は差し上げますね」みたいなことを書いてたんです。

フランスの競馬ニュースサイトで引退するようなことを書いた記事を見かけたので、
それなら幕ももう使う機会が無いし彼にあげちゃおう!と思って書いたんですが、
この彼の一言で自分の読解力に対する自信がいっきに無くなりました orz

そういえば、香港マイルを走った後に日本に来た(馬主は吉田照哉氏)という話は聞かないなぁ…
もしかして、現役続行なんでしょうか???
ご存じの方、もしもいらっしゃいましたら教えて下さい。

とりあえず、幕は来年の秋まで保管しておく予定。






サインかきかき


それにしても、幕の件はこの時渡した手紙で初めて出した話だったので、
つまりルメさんは、3R後に手紙貰う→4R&昼休みに読む→5R後に返事をして下さったということで。
こういうファンから渡されたものって、仕事が全部終わってからゆっくり目を通したりするものなのかと思っていたんですが、
こんなに早く読んでいただけて、しかも返事までして下さって、もう本当に嬉しかったです。
ルメさんありがとうございます♪





話は変わって…
昨年末から気になっていたのですが、



ルメさんの使用されているこの腹帯、
彼のものじゃなくてムロさんのものっぽいんですよね。

ムロさんが幸運のモチーフとしてズボンやムチ、そして腹帯にテントウムシをつけているのは実は知る人は知っている有名な話。
弟のムロ君がお下がりを持っているのはおかしなことではないが、ルメさんもなの?(^皿^)


以前、確かペリエさんが鞍などの一部の道具は飛行機に乗るときに荷物になるから外国で貸したり借りたりするのはよくあること、
みたいなことをおっしゃられていたような気がするのでグローバルな騎手の間では珍しくない出来事なのかもしれませんね。

ちなみに、玄米茶調べではこの日は「CL(ルメさんのイニシャルですね)」→「テントウムシ(ムロさんの?)」→「デムーロ(おい)」の3本を使いまわされているようでした。






君がいるから~ルメさん応援記2011Finale・後編~

2012年01月14日 23時12分20秒 | Lemaire騎手(Japan)
年が明けて1月も半ばだというのに、
去年の話が終わっていないなんてどういうことなのー!!!

あ、すでに来日中でしかも現在リーディング3位のルメさんですが、
年始のあいさつは中山で済ませてきましたv
仕事の都合がつかなくて京都を諦めて(シンザン記念…orz)中山に行ったんですが、めっちゃ楽しかったです♪
この時の話はまた後程^^;

16日:加筆修正しました


=========================




ルメさんの一言で極寒の仁川も心からポカポカ暖まるような心地になった9Rを終え、
続く10Rのリフトザウイングスは橋口厩舎×社台RH×ハーツ産駒という夢のコラボでしたが3着まで。
次走くらいなら勝てるかも…!!!と思っていたんですが、小倉でムロ君(弟)とのコンビらしいです。残念。


そして楽しみにしていたメインのラジオNIKKEI杯の時間ですよー!



実はこのレース、私は06年のフサイチホウオーの年から毎年欠かさず観戦しておりまして。
朝日杯が中山施行なこと、翌年の活躍馬が毎年のように多数出走することもあり一番好きな2歳のレースなんです。

時期的にルメさんがよく出るからという理由もあったんですが(^皿^)


ちなみに彼の過去の成績は

06年 ローズプレステージ 9着
07年 フローテーション 8着
08年 ファミリズム 8着
10年 コティリオン 3着

こんな感じです。ちょっとずつ着順が上がっていますね。
フローテーション!!!懐かしい…


今年のパートナーは12月の頭に新馬戦を勝ち上がったばかりのアダムスピーク君。
すぐにここへぶつけてくるあたりに陣営の自信もうかがえましたが、
札幌2歳Sを勝ったグランデッツァや僅差2着だったゴールドシップこと金船君、
京都2歳Sの勝ち馬トリップ、ハイレベルと噂される新馬を勝ち上がったサンライズマヌーなどのなかなかのメンバーがそろっていたので、
アダム君にはレースを教えるつもりで無理し過ぎずに回ってきてくれればいいかなぐらいの気持ちで見ていました。


いやいや、しかし!



前々で内を回って脚を溜め、
直線ではグランデッツァの空けた隙間を付いて抜け出し完勝!

ルメさーん、おみそれいたしましたorz
すごく貴方らしい完璧なレース運びでした。
アダム君もルメさんのいうことをよく聞いてくれて、いいレースが出来ていたと思うよ!
二人ともおめでとうございます♪

ルメさんの重賞勝ちは実は09年のJC以来。
そんなに勝ってなかったのー!?
↑の通り入線前から良い笑顔です。ゴール後のガッツポーズも素敵でした…!!!


この後のクラシック本番にも乗りに来てくれたらいいんですが、
短期免許はどうしても期限がネックですね。
と言ってもこちらのクラシックの時期はフランスにおいても同じなので、
免許云々に関係なく元々難しいんだろうな~

デビュー戦やそれ以降の数戦に乗っただけでその後乗り替わってしまうことなんて、
ルメさんにとっては普通のことなんですが、実は何頭かその後有名になった子もけっこういたり。
例えば、スリープレスナイトとか、エイシンヴァ-ゴウとか!
アダムスピークも鞍上が誰であれ(ちょっと淋しけど)いずれはもっともっと大きいところをとれたら良いですねv



場面は飛んで表彰式。



私がルメさんが生で重賞を勝つのを見たのはこれが4回目で、
今までが全てG1(リトルアマポーラのエリ女、カネヒキリのJCD&東京大賞典)だったので、
こんなに近くで重賞の表彰式をガッツリ見れたのは初めてでした。

観客と向い合せになる特別R以上のお立ち台表彰式になると、
↑の写真のようにこちらを探して下さるのがいつも嬉しくて嬉しくて!
幕を出し始めた4年前からずっと…

本当に私は幸せ者です(T_T)



そしていつも通りのサイン会。



握手を求める男の子の「あくしゅ!あくしゅ!」コールに「ア”クシュ!ア”クシュ!」と答えてくれたり(写真はその時のものです)
「今日ハトテモ疲レマシタ~(日本語)」とため息をつく場面も(^^;

私ともいつものフランス語でのやりとりの後、「元気?本当に大丈夫なの?(フランス語)」とさらに突っ込んで聞かれて、
「いや、もう、本当に大丈夫です!元気ですよ!!(仏英身振り手振りごっちゃ)」と返したものの、
やっぱり心配されてたのね…と申し訳なさで身がすくむ思いでした。
ルメさん本当にごめんなさい orz
そしてありがとうございます♪


最後は「明日も頑張ってな~!」とのたくさんの声援の数々に投げキッスで答えてくれたルメさんでした。






翌日の有馬記念の成績はもう皆さんご存知の通りです。
超のつくスローを耐えに耐え、エイシンフラッシュの持てる力全てを出し尽くした最高の騎乗を見せてくれました。
オルフェーヴルが勝ってくれたのも、ステイファンの私はもちろんとても嬉しかったんですが
たとえ2着とはいえルメさんが素晴らしい騎乗をしてくれたのが本当に嬉しかったです。



正直、去年は年明けから年末まで本当に自分でもビックリするくらいろくでもないことばかりで、
勉強になったこともありましたが、色々悩んで、苦しんで、もがき続けた一年でした。

最後の最後にルメさんとオルフェが綺麗に一年を締めくくってくれて、中山で降る雪をTV越しに見ながら
頑張っていればいつかはきっと報われる、ずっと悪いことばかりが続くわけじゃないんだから!と
二人に勇気づけられて気持ちを新たにすることが出来ました。




ルメさんの応援についてですが、
昨年は年始の来日がなく、また私の仕事が多忙になり毎週必ず競馬場に行くことが今までのように出来なくなったこともあり、
直接競馬場で応援出来る機会そのものがほとんどありませんでした。
それでも今まで通りに、いえ、今まで以上に私のやっていることに対して真摯に応えて下さろうとする彼の気持ちがひしひしと伝わってきて、
本当にどうしたらいいかわかりませんでした。


一昨年の秋、せっかく「来年も来てくれる?」と仰っていただけたのに行くことが出来なかった昨秋の凱旋門賞。
直前になんとか気持ちだけでも届けられたら…とネット媒体でメッセージと幕を掲げた写真を送った時に、
半日も経たないうちに「Merci,Arigato!」とお返事を下さった時の驚きと感動、

ようやくお会いすることの出来た京都での「全身で笑ってくれている」とでも形容したくなるような彼の嬉しそうな様子や、
彼と横断幕を通じてSahpresa陣営の皆さんと交流が持てたこと、

そして最後の阪神で過ごせた楽しい一日、

どれもこれも絶対に忘れられない大切な思い出です。



たとえ離れていても想いは通じるんだ、
むしろ、離れているからこそ心は近くなれるのかもしれない、
なかなか会えないからこそ、貴重な一日一日を大切にしたい。

これからもルメさんのファンとして、一競馬ファンとして、人に恥じない生き方をしていきたい。
そしてなにより心から競馬を楽しみたい!!

今は心からそう思います。




…とまあシリアスになりましたが(^皿^)
こんな感じで「Le cheval noir」と玄米茶は今年もやっていきますので、
皆様どうかよろしくお願いいたします!




【2011年ルメさん応援記事まとめ】

Lemaire et Japon、おまけのタナパ君
震災後のフランス競馬界からの支援、ルメさんのコメントやタナパ君についてなどなど
おかえりルメさん!&メルボルンカップ詳細
2011年初騎乗&メルボルンカップ一着おめでとう
淀、府中、小倉つれづれ
MCSとJC
君がいるから~ルメさん応援記2011Finale・前編~
前編です




次回は年明けの中山「明けましておルメとう?」

君がいるから~ルメさん応援記2011Finale・前編~

2011年12月29日 20時45分43秒 | Lemaire騎手(Japan)
Finaleっていってもそもそも今年書いたまともな応援記自体が一つしかないという orz


今年は仕事が忙しかったこともあり、結局ルメさんの騎乗日全15日のうち5日しか応援に行けませんでした。
十分多いよ~と普通なら思われるかもしれませんが、関西での騎乗機会はほぼ皆勤していた学生時代に比べれば…(涙)
ただ、金銭的には余裕が出てきたのでここぞという時に関東に遠征出来るようになったのは良かったです。
皐月賞&ダービー、中山GJ、JCなどなど。
一長一短ですね。

さてさて、今年最後の観戦レポ、もといルメさん応援記といきましょう!



===========================



幕を見つけてくれるたびに嬉しそうな表情を見せてくれる彼の様子を糧に今まで頑張ってきましたが、
仕事のスケジュールは流石にどうすることも出来ず…

実は一か月も競馬場でルメさんを応援することが出来なかったのは
4年前に彼の幕を張り始めて以来、初めてでした。

連絡もろくに出来ず、音信不通のまま12月の競馬もいよいよ最終週。

ルメさん、拗ねてはったら(え?)どうしよう、忘れられてたらどうしよう…
なんてネガティヴなことばっかり考えてたんですが、いやいやそんなわけないやん!



ルメさーん!ご無沙汰していました。
お久しぶりです!!




でも真顔でガン見はちょっとこわいです^^;
この後、見てくれているのが嬉しくなって手を振ってみると、
整列直前にも関わらず↑の写真で言うところの手首より下だけを使って振り返してくれましたv
Merci♪




実は不安になっていたのはなかなか競馬場に来れなかったことだけではなく、
いつも出していた私からのファンレターが重かったんじゃないかな…という心配もあったんです。
というのも、普段は「幕を見て下さってありがとうございます」「何々のレース凄かったor頑張って」的な内容ばかりなのですが、
あまりに今年はしんどいことが多くて、この秋から書いたものはふっと弱音というか、「助けて!」ってニュアンスになっていたと思うんです。
彼に変に心配をかけるだけで、何も良いことはないのに(涙)
出した後でめっちゃ後悔していました…

ただ、出してしまったものは仕方がない。
12月に入ってからは体力的なことはともかく、精神的には随分楽になっていたので、
この最終週前の調教時に届くように「もう大丈夫です、心配かけてごめんなさい!」の手紙とクリスマスカードを送っていました。

たぶん、読んでくれてたんじゃないかなぁ。
ルメさん本当にごめんなさい。そしてありがとうございます!




この日最初の勝負レースは9R摂津特別。
パートナーは3歳牝馬のノーブルジュエリーちゃんです。



昨年のデビュー戦以来の再コンビ。
元々はエルフィンSでマルセリーナの2着になったこともある子なので、この1000万条件ならアッサリもあるかもよ!?
と、断然の一番人気馬(セイルラージ@岩田さん)もいましたが色気をもって見ていました。


スタートするとスムーズに3番手へ。
しばらくはかかったようなしぐさでかなり行きたがっていたジュエリーちゃんでしたが、
3角までにはルメさんになだめられ大人しくなっていました。
300m手前から追い出して突き抜けアッサリ!





やったー!!!
実はルメさんは12月1週目からずっと勝ち星が無い状態で、
ここが3週間ぶりの勝利でした。
この事も凄く心配だったので良かった…本当に良かった。

それにしても、やっぱり行きたがる馬をなだめる為に下げるのではなくて、
先行させて折り合わせ、しかも足を溜めさせる彼の技術力は本当に素晴らしいですね。
これぞルメさんの真骨頂!!




ジュエリーちゃんありがとう♪
私もなでなでしたいです(^皿^)



この後、ウイナーズサークルでの口取り式&表彰式を見ようとウイナで待機していたのですが、
テンションが上がりすぎてカッカしているジュエリーちゃんがなだめられている間に、一足先にルメさんが到着。

いつも通り「Christophe、Félicitation!」と声をかけると「Merci♪」と答えて下さったのですが、
そのまま、すすすっとこちらへ近寄って来たルメさん。




ル「今日は君が応援に来てくれたお陰で勝てたよ!(英語)」




!!!!!!!!!!
ははは、ルメさん何言ってるんですか。
貴方が勝つことが出来たのはこれまで積み上げてきた貴方の確かな技術、人との繋がりがそうさせたのであって、
ただ応援に来た私なんか何も出来ないのに…

いきなり話しかけられて、一瞬キョトンとしてしまいましたが、
「も~クリストフ、そんなことないですよv」とその場は笑って誤魔化し、
その後は口取りが始まるまでは二人でしんみり「寒いね~(日本語)」なんて言い合っていました。






落ち着いて、ジュエリーちゃん!



「君のお陰だよ」

最初はただただビックリしていたのですが、後から彼の言葉がどんどん胸に沁み込んできて、
涙は滲むところまでで留めることが出来ましたが、鼻水が止まりませんでした(苦笑)

上記の通り、競馬場になかなか来れなかったことで、手紙のせいで彼に本当に心配をかけていたのかもしれないと思うと、
いたたまれない気持ちになりましたが、
同時にこのような形で私を励まして下さる彼の気持ちに胸が暖かくなりました。

また、私が競馬場にいることが少しでも彼の後押しになるのなら、それは一ファンとしてとても喜ばしいことで、
常々感じていることですが本当にこんなに幸せなことはないと思っています。

Christophe、merci mille fois !!!

どんなに言葉を尽くしても、彼への感謝を伝えきれる日なんて来ないと思います。


表彰式を最後まで見た後、鼻をかみながらその場を後にした私でしたが、
まさかあの後あんな出来事が待ち受けていようとは…

ということで、後篇のNIKKEI杯編へ続きます。
年内にどうにか更新しますので、どうかもう少しだけお付き合い下さい!





おかえりルメさん!&メルボルンカップ詳細

2011年11月04日 23時15分37秒 | Lemaire騎手(Japan)
今年も彼が帰ってきてくれましたー♪

例年と違って今年は年始の来日がなかったこと、
未曽有の大震災が東日本であったこと、
新外国人騎手の台頭など、もしかしたらもう日本に来てくれないんじゃ…と春先からずっと心配していたのですが、
それも全て杞憂に終わり、例年と比べてもかなり早い時期から騎乗馬や来日時が発表された時の嬉しさといったら…!!!


凱旋門賞前にやりとりはあったのですが、
それでも、昨年のクリスマス以来お会いしていなかったこともあり、
とりあえずご本人を直接この目で確認しないことには!ということでいざ淀へ。

前週の菊花賞はとんでもない人出だったそうですが、(仕事で行けずorz)
この日は土曜日ということもあり競馬場は結構空いてたような気がします。

今年の初騎乗は第5レースの新馬戦でその後は11レースまで連続騎乗だったのでパドックでお会いできるのはなんとたった一度きり。
こんなことは未だかつてなかったので凹みましたよ…ホント。




そしてそして…
極度の緊張に見舞われながらも(苦笑)やってきました第5レース。






肝心のルメさんは???




ちゃんと幕を発見してくれました!!!
しかも整列する前に探すそぶりもなく真っ直ぐコチラを見てくれていました。
まるで「そこにあるのは知ってるんだぜ」と言わんばかりに(涙)
張る場所を少し変えただけで幕を見失っていた去年の貴方(※本当です)はどこへ行ってしまったんですかー!!!

ついでにウインクも頂いてしまい、もうどうしていいのか。



ルメさーん、いつもありがとう♪
そしておかえりなさい!!!


2周目に「クリストフ頑張って!」とフランス語の小声で声をかけると、
「なんとかかんとか~元気?」と返事をしてくださったのは嬉しいのですが、
いかんせん小声&フランス語なので何を仰られているのかほとんど聞き取れませんでした  orz

前は日本語だったのにな~(遠い目)
たぶん、この時のやりとりが一年経った今でも継続しているのだと思うのですが、
すみません先生!仕事にかまけすぎて勉強はあんまり進んでないんです…

基本的にルメ先生は実戦派&スパルタ方式の模様?






いつもこの笑顔に癒されます。

今年は仕事の事でこれまで生きてきて今までにないくらい悩み、疲れ、苦しんできました。

いや、今現在も苦しい状況なのは変わらないんですが、それでもいつも通りの彼を見ると、
あ、私も頑張らなきゃ!負けちゃだめだ!って思うんです。



放射能などの影響からか来日を取り止める騎手がいる中で震災の直後からまた日本に行くことを明言されていたそうですし、
フランスで日本の為に色々活動して下さっていたという話も聞きました。
これまでと変わらず日本のことを思ってくれる彼の為にも、私もこれまでと同じように彼を応援していきたいと思っています。


Bon courage Christophe !!!





===================================







さて、話は変わりまして先週の火曜日。
ルメさんが海外出張届を出して今日と昨日は日本で騎乗していなかったことは皆さんもご存知かと思いますが、
どこへ行っていたのか?

正解はオーストラリアとアメリカ!
前者はメルボルンカップ、後者はブリーダーズカップターフ(+1レース)への騎乗が目的でした。
天皇賞の直後に飛行機に飛び乗った彼が最初に向かった目的地はオーストラリアのフレミントン競馬場。


フレミントンで行われるメルボルンカップは南半球最大の競馬の祭典で、毎年素晴らしい盛り上がりをみせるのだとか。
日本からもデルタブルース&ポップロックがワンツーを決めたり、昨年もトウカイトリックが参戦したりとおなじみのレースですね。


ルメさんが騎乗したのはデュナデン(Dunaden)というフランスの馬だったのですが、
実は彼がメルボルンで騎乗するにいたるまでには一悶着が…

元々は前哨戦でも手綱を取った日本でもおなじみのウィリアムズ騎手が本番でも騎乗する予定だったそうなのですが、
別のレースで騎乗停止になってしまい、懸命のアピールもむなしくメルボルンカップに乗れないことが決定的に。
その代打として声がかかったのが我らのルメさん。

彼はオーストラリアでの騎乗は今回が初めて。
何もかもが未経験の状況で、果たして結果は…!?!?


レース映像はこちらです。


イギリスのレッドカドゥー(Red Cadeaux)とのマッチレースを制してなんとなんと、デュナデン@ルメさんが一着入線!!!!
メルボルンカップの151年の歴史の中でも一番の大接戦、鼻差わずか1cmの激戦でした。

映像はレース後もしばらく続くのですが、勝ったのが自分だと知らされ時間差で見たことがないほど大喜びするルメさん、
フレミントン恒例の馬上インタビューがインタビューになっていない人馬の姿(ルメさんもデュナデンも興奮し過ぎ?笑)や、
360度隙間なくマイクに取り囲まれ身動きが取れないデルザングル調教師などが主な見どころでしょうか。

関係者の皆さん、本当におめでとうございます!!!



Christophe Lemaire On Melbourne Cup Win

インタビュー&勝ったことを知った瞬間の映像などなど



後ほどRacingpost媒体のインタビュー訳も載せようかな





淀観戦記ルメール編~教えて、先生!~

2010年11月16日 21時50分59秒 | Lemaire騎手(Japan)
フランス観戦レポは一時休止して、日本編を書いていきたいと思います。
鉄は熱いうちに打て!

そうそう、WSJSの代表選手が発表されましたね。
フランス代表が3人もいるとわかった時は腰を抜かしそうになりましたよ…
ルメさん、すみにギュイヨン君だと!?

いや、むしろ今年度の単純な成績比較ならギュイヨン君が最も選ばれる可能性が高かったわけですが(仏ダービー制覇、エルメスカップ優勝、獲得賞金順位1位)
バリバリの若手であり、また全く日本とも縁遠かったのでまさか来てくれるとは思いもしませんでした。

ちなみに、ギュイヨンって誰や?と思っている読者の方も多いと思いますが、
うちのブログでは「グイヨン君」としてこちらで登場済みです。
簡単な略歴や顔が知りたいという方は読んでみて下さい。


おっと話がそれましたね。

今回は前編がルメさん編、後半がエリ女編(という名のムーア編)の二本立てになる予定です。
フランスの話も必ず完結させますので、どうかもうしばらくお待ちいただけると嬉しいです。


=====================



2010年シーズン後半最初の土曜は全部で10鞍の騎乗があり、
さっそくメインを含む2勝を挙げたルメさんでしたが、
私が現地観戦した日曜はまさかのたった4鞍。
贅沢な悩みだとはわかっていますが…orz

こうなったら一鞍入魂や!
どうせ全部パドックに出て来るんやし、全力で応援すればいいだけのことやないの~
と自分に言い聞かせ、迎えましたは第3レースの未勝利戦。


ルメさんとは約一ヶ月前のロンシャン&メゾンラフィット以来の再会になるはずだったのですが…





幕の辺りで目を泳がせるルメさん(パドック1周目)




ルメさん、こっちこっちー!!!^^;



いつもは張った幕の後ろに立っているので、私の事も幕を見るついでに見つけて下さっていたのですが、
G1ということもあり、場所取りで幕の後ろに立つことは出来ませんでした。
とは言ってもすぐ傍にはいたのですが、
ルメさんの中でおそらく「玄米茶=幕の後ろにいる」という公式が完全に出来上がってしまっていたのか?
全く気付いてもらえませんでした(苦笑)

ふふふ…こんなこと初めてだぜ…orz



声をかけるなりなんなりアクションをおこしていれば気付いてもらえたのかもしれませんが、
チキンな私は何も出来ず(ロンシャンでは叫んでたくせに)。

せっかくルメさんが1周目も2周目も幕の後ろらへんへ目を泳がせ続けてくれていたのにー!!!!
凄く申し訳なく思う反面、そんな事をして下さった彼の気持ちにファン冥利に尽きるなぁ…とじんわり。




ルメさん本当にごめんねー!
でも前に話した通り、私がどこにいても貴方の事を応援してるってことに変わりはないんだからね!!
そこだけは信用して下さいっ!!!



ちょっと凹んだ状態で迎えたレース。
戦前に橋口厩舎ファンの友人と、

玄「毎年身元を引き受けて下さって、馬にも乗せてくれて本当に有難いです」

友「こちらこそ、彼が乗ってくれて嬉しいですよ!今日はあの仔に競馬を教えてもらおうと思ってますから♪」

玄「今までの成績が成績ですから…掲示板に載れれば最高ですね♪」


みたいな会話をしていたのですが、







あ、あれ?

先頭でゴールを駆け抜けておる?


ダーズンがジリジリジリジリと伸びていたのと、
外のイデア@デ台さんの勢いが凄まじかったのが相まって、
写真を撮っている最中はどの馬が勝っているのか全くわかりませんでした。

折り合いもついて、いい位置も取れて、素晴らしい騎乗だったと思います。
でも、いきなり勝っているところが観れるとは思いませんでした。
本当におめでとうございます!!嬉しいよー!!!
ダーズンローズ君も頑張った!ありがとう!!

もちろん橋口厩舎ファンの友人とは手が痛くなるほどハイタッチし合いました♪




ルメさんが「サイン派※」だということは知れ渡っているのか、ウイナ付近は人の山。

サインが欲しい、というよりは一言声を掛けたかった私は通路側で待機。

しばらく待っていると関係者の方々と一緒にルメさんも出てきました。


玄「Christophe,Félicitations!」

ル「Merci♪」


いつものように声をかけた私に今日初めて(涙)気付いて下さったルメさん。
声を掛ける時はいつもカメラは構えないことにしているので、
何度もこのやり取りは繰り返してきた私達でしたが、その様子は一枚の写真にも残ってはいませんでした。
ですが、今回は一緒に観戦していた友人がとんでもない写真を撮ってくれていました。





素敵な笑顔ですv
数が苦さん、いつもありがとうございます!


この後、さらに

ル「Ça va ?(元気?)」

と声を掛けてもらえたのですが(勿体ない事です)、
一瞬「誰に話しかけてるんやろう?」「今年はずっと日本語でゲンキ?やったのになんでフランス語なんやろう?」
と余計な考えてしまったので反応が遅れ、変な間が開いてしまいました(爆)


ちゃんとフランス語で「Oui,Ça va!(はい、元気です)」となんとか返事は返せたのですが、
隣にいた友人が「関鯖!」と釣られて返事していたのに思わず爆笑。

もしかして「うい鯖」も日本のどこかにいるんじゃないだろうか(笑)


この後、ちゃっかりハーツクライのポスターにサインを頂き(私からのプレゼントと間違えられて持って行かれそうになったところを関鯖の友人が阻止してくれました/笑)、
エリ女&MCS頑張ってレターをお渡しして、本日の仕事終了!

もう満足、帰ってもいいや…なんて思ったり。
しかし、後でゆっくりこの時のことを反芻している時にあることをふっと頭を過りました。

それは、私が来日直後にルメさんへ出したファンレターの内容。

フランスでお世話になったことへの改めてのお礼、日本へ帰ってきてくれて嬉しく思った事等をつらつらと仏語、英語のちゃんぽんで書いたものだったのですが、
その中で「もっとちゃんと貴方と話がしてみたいので、もっとフランス語を勉強したい!」みたいな事を書いたことを思い出しました。



ん?いつもは日本語だった彼からの挨拶が急にフランス語になったのは、もしかして…?

私、もしかしてちゃんと勉強してるか試されてた!?

先生、抜き打ちテストは止めて下さーい!

もしかして、これから毎週だんだん難易度が高くなったりしますか?
返事によってはラクダイさせられたりするんでしょうか?

ついでに、今回の一番模範的な返答の仕方は「Oui et toi?(うん、君は?)」だったと思うので、今回の点数は低めでしょうかorz
が、頑張って勉強させて頂きます…!!!




ちなみに、パドックに私がいることに彼が気付いたのは結局第9レースの時で、
エリ女のパドックでも哲三さんばりの「チラ見」を頂きました。
来週はなんとかして幕の後ろを確保させて頂きます、お手数をおかけしました~



にほんブログ村 競馬ブログ 競馬関係者・応援へ




※サイン派…サインをウイナーズサークル等で積極的に書いてくれる騎手の事を便宜上そう呼んでいます。(騎手の皆さんはそれぞれ色々な考え方をお持ちなので、やっぱり競馬場ではサインは書かないよ、という方も当然いらっしゃいます。)
ルメさんを含む外国人騎手はその筆頭でしょうか。あとは比較的若手騎手や障害騎手の方々が多いような気がします。