Le cheval noir

全然更新できてない…orz

巡り巡ってもまたここでⅢ~歴史が動いた瞬間~

2010年10月29日 22時45分52秒 | Paris旅行2010その2
今年の秋冬シーズンの海外からの遠征馬は今のところエリ女以外あまり期待できそうにありませんが、短期免許取得騎手は毎週WSJSやってるような空前絶後の超好メンバーっぽいですね。

本当に、めちゃくちゃ楽しみですv
もちろん日本の騎手にも頑張って欲しい!


今後の観戦予定(休みもぎ取りました)

14日 京都
21日 京都
27~28日 東京(メンバーによっては京都)


東京に行く場合、というかルメさんがいる場合になるんですが、府中には行った事がないので現地の様子が全くわかりません。
今のところ、とにかく広いらしいという情報くらいしか…

たぶん横断幕持ちになると思うので、特にそれに関する情報をいただけたらなぁ…なんて。。。





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それでは長らく休んでいたフランス観戦記の続きといきますか。



5:QATAR Prix de la Foret

実はこのレース、ある偉大な牝馬による大記録が打ち立てられるか否かという理由で、
ある意味凱旋門賞よりも注目されていたんです。


その記録とは、



GoldikovaによるヨーロッパにおけるG1最多記録の更新。
日本の記録は7勝、アメリカでは16勝ですが、ヨーロッパの記録は長らくフランスのミエスクという牝馬の持っていた10勝という記録が最多でした。

あの凱旋門賞馬Zarkavaや父が日本馬だったNatagoraちゃん達と同世代であるGoldikovaは彼女達がどんどん引退していく中でも、得意のマイル戦を中心に並み居る牡馬を尻目に戦い続け、一歩も引けをとることはありませんでした。

断然人気で挑んだ前走のジャックルマロワ賞では「直線マイル」ではおそらくヨーロッパ最強であった3歳馬Makfiと重馬場に足元をすくわれた形で2着に敗れましたが、
彼女が女王であることに変わりはありません。

しかし、今回もなかなか骨のあるメンバーがそろっているようで、例えば




英仏1000ギニーをどちらも2着から1着馬の失格、降着による繰り上がりで勝ったことになった(爆)SpecialDutyや
(写真では後ろの方ですみよんがピンボケています)




永遠の追っかけ(ライバルでもいいけどこっちの方がしっくりくるような気がしますv)
PacoBoyがいました。
(後ろでるめさんがピンボケていますが気にしない)

他にも昨年のフランス2歳チャンピオンSiyouni@るめさんやジャンプラ賞を勝ったDickTurpin@ムーアがいましたが、
断然注目されていたのはやっぱりGoldikovaでした。


ただ、今回のレースは彼女のベストであるマイルではなく1400m。
適正を考えてもここを足慣らしとして次走の、そしてラストランでもあるBCマイルでの記録更新を目指してもいいんじゃないか…そう思っていました。



しかし、数分後に私はなんて馬鹿だったんだろうと思い知ることに。






Goldikova…格好良過ぎます!!!
姉さんと呼ばせて下さい!!!



痺れました。
たとえ自分の適性距離でなくても、いつでもどこでも全力を尽くす彼女の直向さ、
そしてそれを全力でサポートするペリエ騎手のコンビに酔いしれました。


実はこちらに以前書いてもいるのですが、同行していたF氏さんはGoldikova姉さんとペリエ騎手のフランスでのレースは全部競馬場で観戦しているという程の大大大ファン。
F氏さんから想い入れのこもったお話を色々とお聞きしていたこともあって、彼らの勝利は本当に本当に嬉しかったです。
一瞬、ルメさんのことを忘れたくらい(笑)

F氏さんのブログは現在論文が忙しいこともあり休止中なのですが、書き終わったらブログも再開されるそうなので、
いずれこの日のことも書いてくださるんじゃないかな、と勝手に思っています。
きっと、私が書くよりも何倍も素敵なGoldikovaの物語を綴ってくれるはず♪






パドックに戻ってきた姉さん達はそこにいた観客からの惜しみない温かな拍手で包まれていました。

鳥肌が立つような日本の大観衆の地鳴りのような歓声も好きですが、
ヨーロッパの長い歴史の記録を塗り替えた彼らに捧げられた、静かで染み入る様な温かな祝福の拍手にも胸が熱くなりました。

これだからヨーロッパの競馬観戦はやめられない!!!







担当さんのブルゾンが素敵過ぎる…帽子もおそろいですね。
彼女への愛が滲み出ています。


2008年のムーランドロンシャン賞、そして今回のフォレ賞と、彼女のこれまでの11勝のG1のうち2つまでもを現地で観れたことの幸せをかみ締めつつ、
ああ、もうこれでお別れなんだなぁ…と少し寂しくもなりました。

少ししか寂しいと感じなかったのは、
きっと彼女には競走馬としての幸せなハッピーエンドが待っていることを、
そして牧場に戻って素敵なお母さんになることを私が信じて疑っていなかったからだと思います。



さあ、長かった競走馬生活もあと少しですよ、姉さん!
どうかどうか、最後まで貴女らしい貴女であって下さい。




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次回ようやく凱旋門賞。
Webアルバム「菊花賞」「Weekend Longchamp2010」を更新しました~











【おまけ】


チラッ

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