Le cheval noir

全然更新できてない…orz

あら

2008年09月29日 23時47分28秒 | horse racing in the world
NatagoraちゃんはRacingPostによると4日のla Foret賞に出るんだそうで。
日本には来ないつもりなのかな…
凱旋門賞を観にロンシャンへ行かれる方、前日のG1ですがNatagoraちゃんのことも応援してあげて下さいね♪

あ、「いま、逢いにいきます」シリーズでは書き忘れましたが女性の皆さん、ロンシャンでは気をつけて下さい。
あそこの女子トイレには鍵がありません orz

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【Web拍手&メールお返事】
24日 エリさんへ
初めまして!拍手&感想ありがとうございました。
ありのまま書き過ぎたかな、と心配していたので嬉しいです^^;
11月が本当に楽しみです。ロンシャンではルメールさんとご家族に本当に親切にしていただいたので、日本でも今までと同じように応援することで少しでも恩返しが出来たらいいなと思っています。
不定期更新の「Le cheval noir」ですが、これからもよろしくお願いします♪

26日 とまっくさんへ
初めまして、拍手&感想ありがとうございます♪
横断幕を作った時は、まさかこんなことになるなんて思いもしませんでした。
11月の来日時に「輪」がさらに広がってくれたら嬉しいです。


みくたんさんへ
すみません、こちらでお返事させてください。
シリーズ、読んでくださりありがとうございました!
本当に、行ったかいがあったなぁ…と。実は次の遠征も計画してたりします。実行に移せるのはいつになるかわかりませんが^^;


28日 「シャンパン~」の方へ
たくとさんですよね?何度もありがとうございます!
やっぱりあれは凄いブランドだったんですね…(汗)
私もソーダでも飲みながらあの日の思い出に浸ろうと思います(笑)


Bienvenue ?

2008年09月25日 00時56分25秒 | horse racing in the world
Natagoraちゃんが11月1日のスワンSに!?!?
まだ予備登録なんですが、期待しちゃってもいいでしょうか。

レース後のBary先生のコメントをみるに、どうも日本遠征はなさそうかな?と思っていたのですが…
ルメさんの言葉が俄かに現実味を帯びてきました。もちろん横断幕持って応援しにいきますよ♪


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Paris写真集~①Opera Garnier編~

2008年09月23日 21時11分35秒 | Paris旅行2008
私達の泊まっていたホテルから徒歩5分、パリの中でも特ににぎやかな大通りにあるのがオペラ・ガルニエ。
ミュージカル「オペラ座の怪人」が大好きな私にとっては憧れの場所でした。
近くにバス停が複数あるせいか、正面の階段は観光客だらけ。
裏にある入り口から入場し簡単な手荷物検査を受けると係りのお兄さん(西洋系の顔立ち)が

「コンニチハ~、カバン開ケテネv」

とまさかの日本語(笑)そんなによく日本人はここへ来るんでしょうか?というか、なんで日本人だってわかったんだ?と思いつつ内部見学の入場券を買って中へ。




1875年に完成したこのオペラ座は、設計者の名前をとってガルニエと呼ばれています。「外観および内装はネオ・バロック様式の典型と言われ、たくさんの彫刻を飾り華美な装飾を施した豪華絢爛たるものである」そうです(wikiより)








有名な大階段。美しい彫刻、装飾の数々にため息しか出ません…
建材には当時、最新の素材とされていた鉄を使用し、従来不可能とされていた巨大な空間を確保することに成功したのだとか。




観客席への入り口
私達が入場したのは丁度お昼頃でしたが、内部は暗めでした。
実際に公演があるのは夜になってからだそうなので、もっと暗い、もといきっと幻想的なんだろうなぁ…



2167の座席が5階に配分されている大観客席。
収容規模でも当時最大の劇場だったそうです。ファントムの5番ボックス席はこの写真2階の右から2つ目だと思います(たぶん)
彼のボックス席には入れませんが、ドアの前まではいけたはずです。写真は撮り忘れましたが…(涙)




1964年にシャガールが描いた天井画「夢の花束」
写っているシャンデリアは映画でもおなじみですね。



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次回はパレ・ロワイヤル~チュイルリー公園


【拍手お返事】
21日 majoさんへ
いえいえ、こちらこそあんな長い記事を最後まで読んでくださってありがとうございました!こんなに出来過ぎな展開もありえるのか…と、自分の身に起こったことが何一つ信じられなかった一日でした。「競馬の神様」は本当にいるんだなぁ、と思わざるをえなかったです。

22日 たくとさんへ
最後まで読んでくださりありがとうございました♪
「思いを伝える」ことの大切さを改めてかみ締めた一日でした。
11月の再会が楽しみでなりません。ご家族ともまた会えるかも?なんて期待していたりします。シャンパンはFさんへその日一日お世話になったお礼に差し上げてしまったので私の手元にはないのですが、こんな感じです。さっき調べてみたんですけど、なんか凄く有名なブランド…?(滝汗)

いま、逢いにいきます~最終回・伝えきれないMerci mille fois~

2008年09月21日 15時04分05秒 | Paris旅行2008
パパさんが電話をかけてから数分後、緊張して完全に固まっている私のもとについにあの人が来てくれました。

「こんにちは!」

と笑顔で真っ直ぐ歩み寄ってきてきてくれたスーツ姿の彼は、私達一人ひとりと挨拶&丁寧に握手をしてくれました。
私はこれまで何人かの騎手さんと握手をしたことがありましたが、私の手をそっと握ってくれたその手は今まで触れてきたどの手とも違い、命を懸けた厳しい仕事をしている人のものとは思えない程やわらかくあたたかで、ただの一ファンに過ぎない私達に対してこんなにも親切にしてくださった彼の優しさが直接伝わってくるようでした。



「………。」
「………。」



パリに来る前は漠然と「もしも会えたらこんなことを聞いてみたい、あんなことを聞いてみたい」と色々考えていたのですが、まさか、本当にこのような形でお会いできるなんて思いもよらず、いざご本人を目の前にすると頭の中が真っ白になって何も言えませんでした…。
お互い沈黙して見つめ合うこと数秒。
ようやく私の口をついて出てきた言葉は「お、お会いできて嬉しいです」だけ…。
日本語ではありましたが、意味を酌んでくれた彼からは「来てくれてありがとう!」とのお返事が。
その後、Fさんを介してNatagoraちゃんについて少しお聞きしたのですが、


「今までに走り過ぎていたから、今日はちょっと疲れていたみたいだね」


とのこと。やっぱりそうでしたか…3歳の女の子にしてはローテーションが厳しすぎると思っていましたから。


「日本に行くプランもあるんだよ」


えー!?MCS!?本当に来てくれたらとても嬉しいのですが…
でも、やっぱりそれはちょっとしんどいんじゃないかなと複雑な気分になりました。


「僕はまた11月に日本に行くから!」


はい、京都競馬場で待ってます!
この後、お土産を渡し、さらにたどたどしい英語で「一緒に写真撮らせてもらっていいですか?」とお願いすると「OK v」と気持ちよくお返事していただけました。
せっかくだから横断幕も、ということで一緒に幕を出している写真がこれ(撮影友人)。切ってしまったので私は写っていませんが…(左端の手は手伝ってくださったFさんのものです)

それから、まずは3人で幕を持って友人2人が撮ってくれていたのですが、途中からパパさんが「私が撮ってあげるよ」と代わってくださり5人で撮影。この時、通りがかったおじいさん(私が知らないだけでもしかしたらフランス競馬界の大物だったのかもしれません)がパパさんを傘でつつくマネをしたり頭の後ろから手を出したりして私達を笑わせてくれました。
さらに同じく通りがかりの金髪のお姉さんが「何?何?私も撮る~v」となぜか撮影側で参加する場面も。
終始和やかに撮影は進んでいたのですが、この間、数分間ず~っと私は彼に肩を抱かれっぱなしで、極度の緊張により顔が引きつり笑うどころではありませんでした…。
今でも30度を越す場所も少なくない日本とは違い、この日のロンシャンは20度を下回る寒さ。私も長袖にジャケットを着込んでいたのですが、握手した時と同じくしっかりと回された手はとても温かかったです。

パパさんが「私も!」とカメラつき携帯で撮ったのを最後に撮影会も無事済み、そろそろおいとましましょうか…という雰囲気になったところ、なんと私達女3人はパパさんから両頬にキス!の別れのご挨拶をいただきました。
少し恥ずかしかったのですが、パパさんの優しく陽気な笑顔につられて緊張し通しだった私も「Merci beaucoup、Au revoir !!(本当にありがとうございました、またお会いしましょう!)」と自然な笑顔を返すことができました。そして彼とは「Salut !(じゃあね、また!)」と笑顔で手を振り合い、お互いにその場を後にしました。






あまりに全てが非現実的すぎて、パリにいる間はずっと友人と「あれは全部本当にあったことだったのかな?」と言い合っていたのですが、たぶんこの「いま、逢いにいきます」シリーズを読んでくださった皆さんもそう感じておられるのではないかなと思います。でも、あの日の出来事は本当に全部ノンフィクションで、けっして、けっして夢なんかではありませんでした。






「競馬の神様」は本当にいるんだ!と実感せざるをえないあまりにあまりな展開の数々。
① まずは私が横断幕をロンシャンに持っていったこと。行く前は真剣に悩みましたから…

② 次にFさんとお会いしたこと。Fさんとお会いしていなかったら帰り道で迷子になっていたかもしれないし、横断幕出せるかも!と思うこともなかったですし、現地の皆さんと円滑にコミュニケーションをはかることも出来なかったはず。見ず知らずの私達に対して親切にしてくださり、本当にありがとうございました!②でいただいたシャンパンはこの日一日お世話になったお礼としてFさんにもらっていただきました。

③ そして奇跡の「Lemaire騎手による日仏交流150周年記念賞の優勝」。彼が勝たなければ横断幕を出すことはありませんでしたから、この後の出来事も何一つ起こりえなかったはず。また、レース名に運命のようなものを感じられずにはいられません。


④ しかし、上記の「奇跡」はどれも「Lemaire騎手の人柄」がまずあったからこそ起こったことでした。
何度も言っていますが、一ファンとしてこんなに大切にしてもらえて感無量です…。感謝の言葉もありません。


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去年の11月、最初に横断幕を京都競馬場のパドックに掲げた時は「気付いていただけたら嬉しいな」くらいにしか思っていませんでした。


こんなに喜んでもらえるなんて想像もしていませんでした。


こちらが勝手にしていることなのに、手紙や他にもたくさんのプレゼントなど、感謝の気持ちを形にして贈ってくださるなんて考えもしませんでした。


ロンシャンでは、奥様、お父様と共に私達に対してとても親切にしてくださり感謝の言葉もありません。


伝えたい思いは溢れるのにどれも言葉になりません。


ルメールさん、本当に、本当にありがとうございました。


あの日の出来事を私はこの先一生忘れないでしょう。


私の応援が少しでも貴方の力になったのなら、私にとってそれ程嬉しいことはありません。





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上の写真は全て日仏交流150周年記念賞の時に友人が撮ってくれたものです。ありがとうv

【参考過去記事】
すべてのはじまり


































ロンシャンに行く前は「正門を見たら、ルメさんに会えたら感極まって泣くかも」なんて考えていたのですが、ずっと緊張し通しで涙の出る隙は全くありませんでした。
パリにいる間も初めての海外旅行ということもあり常に気持ちは張り詰めっぱなしだったのだと思います。驚いたこと、感動したこと、大笑いしたことは何度もありましたが、涙は不思議と出ませんでした。
9日の朝パリを発ち、18時間の長いフライトを終え翌日10日、無事関空に到着。その日は糸がぷっつり切れたように眠り、目が覚めたのは次の日の昼でした。
とりあえずパソコンを立ち上げ、留守中のニュースやブログなどをチェックすることに。すると、メールボックスに一度も見たことのないアドレスの一通のメールがきていました。



恐る恐る開くと、なんとそのメールはルメールさんから私へのもの!!!!

会えて本当に嬉しかった、自分も日本に帰るのが楽しみで、君が無事に日本に戻れたことを祈ってますなど等、色んなことが書かれていました。








メールを読み終わった時、自分の頬を伝っていた涙に始めて気付きました。
帰国して自分の家に戻り、ホっとしていたのもあると思いますが、ルメールさんのあまりの優しさに、気遣いに、密かに溜まっていたものが一気に溢れ出した感じでした。
あの日あの場所で起こったことは全部現実だったんだと改めて感じた瞬間でもありました。
横断幕の生んだ小さな奇跡は、いつの間にか私とルメールさんだけでなくまわりの人々をも巻き込んでたくさんの出会いや出来事をつくり、そしてそれはこれからも続いていくのかもしれません。

京都で、阪神で、そしてロンシャンで。
横断幕がきっかけで出会った全ての人々、そしてこの長いレポートを最後まで読んでくださった皆さんへの心からの感謝の気持ちを最後に、ロンシャン編を終えたいと思います。

Merci mille fois!!!


いま、逢いにいきます~⑥予想外の邂逅~

2008年09月19日 23時07分14秒 | Paris旅行2008
ムーランドロンシャン賞を観戦後、スタンドのVIPエリアに戻った私達。すると突然「ザァーーーッ」と雨が降ってきました。メインが終わった後でよかった~。Natagoraちゃんも走り難くなるし、私達も観戦し辛いし。数分後、幸いなことに雨は通り雨だったようですぐにやみ、なんと空には綺麗な虹がかかりました!まさかのリアル「ラ/ル/ク/ア/ン/シ/エ/ル」。



右の上のほうにうっすらかかっているんですが、わかりますか(汗)?
肉眼ではもう少しハッキリ見えていたのですが…

ちなみに左隅の頭だけ写っている人はこの日騎乗停止になっていた某超大物騎手さんです。すぐ近くに座ってました^^;
【クイズ】この方は以前日本にも来たことがあるのですが、誰でしょう?



そしてその後も何度かパドック⇔スタンドの往復を繰り返し、ついに最終の8R。




パドックで最後のルメさんを見送り、若手騎手2人からカメラ目線をゲットし(実際に撮影に成功したのは↑のBadel騎手だけでしたが)、さあスタンドに観戦に行こう!と移動し始めた矢先、後ろからやってきたある紳士が私達を呼びとめました。
見覚えのある顔の輪郭、優しそうな目、黒っぽい髪…


その紳士から自己紹介をうけるまでもなく、私の頭の中ではある結論が導き出されていました。

この方はルメさんのお父様だーー!!!

そして私の予想は外れることなく、紳士からの「私はルメールの父です。私も昔は騎手をやっていました。障害でしたが。」(Fさん訳)のお言葉により予想の確定が決定。
もう次から次への予想外の出来事にワケワカラン状態に陥っていた私は、お父様に日本語で「はじめまして!」と深々と頭をさげていました…。
そしてアワアワする私(と3人)に「ちょっと向こうで一杯飲みながらお話しましょう!」とおっしゃられるではないですか。
もちろん、断る理由はどこにもなくドキドキしながらお父様(以下ルメパパさん)の後をついていった私達。パドック特別エリア内の売店に着くと、

パパさん「さあ、何でも好きなものを頼んでくれていいですよ!」

いえ、そう言われましても(滝汗)
遠慮してマゴマゴしていた私でしたが、パパさんに水をお願いし(日本とは違って水も有料なんです)、5人で「Santé!(乾杯)」!!!
その後、パパさんが来日した時の話や、某有名調教師さん達の若りし頃の面白話を聞かせてくださったり、サ●ソンについてお話させてもらったりしました。
以前インタビューでルメさんがお父様について「僕が子供の頃父のレースを観に競馬場へ行ったとき、父はどこにいてもすぐにわかりました。彼はキングでした!」と話されていましたが、まさに言葉通り。
実際にお会いしたパパさんは全身から何かのオーラが出ているような、とてもエネルギッシュで陽気な方でした。お顔は本当に、本当にビックリするくらいソックリなのですが、息子さんを「静」とするならパパさんは「動」でしょうか…身にまとう雰囲気は全然違っていました。

その後、ドイツのG1を一緒にVTR観戦し(勝ったのは私より1歳年上の仏のVictoire騎手でした!おめでとう!!)、最終Rのルメさんを応援しました。
その後、私達は奥様のご好意によりルメさんご本人とお会い出来ることになっていたのですが、まだ時間がかかるだろうということでパパさんの案内でとある場所へ。
そこには見覚えのある騎手さんが一人いました。





パ、パ、パスキエさんだーーー!!!

見知らぬ東洋の小娘×3の登場に動じることもなく一脚だけあったイスを私達にすすめ(もちろん断りましたよ!)、その後そのイスに悠々と腰掛けリラックスモードに入った彼。それまでも注目はしていたのですが、昨年末の阪神でのはしゃぎっぷり(笑)にすっかり彼のファンになってしまっていた私は、何か、何か言わなきゃ!と焦りまくり、Fさんに頼んで「去年の日本での初勝利観ました!」とお伝えしてもらいました。すると、

「今年もWSJSで日本に行くよ!」

とのお返事。現在パスキエさんは暫定リーディング3位。厳しいんじゃないかなぁとFさんとお話していたのですが、よく考えたら数年前にWSJSに出場した時も彼は3位でした。(去年は1位で出場)最初は私達へのリップサービスだと捉えたこの言葉、本当のことなのかもしれません。12月が楽しみv
そしてもう一人、日本の競馬ファンで彼のことを知らない人はいないであろう、あの人物がこちらへやって来てくれました。





ペ、ペ、ペリエさんだーーーー!!!!

ほ、本物?と自分の頬をつねりたくなるような展開の数々に、もう半分正気を失ったような状態の私達に向かってペリエ先輩は
「コンニチハ!」と笑顔で手を差し出してくれました。一人ずつガッチり握手してもらい感無量…。今日のメインレースを勝った騎手さんにお会いできるなんて、幸せ過ぎます。あ、書き忘れましたがパスキエさんもこの日G3パン賞を勝っていたのですが、丁度奥様とお話させてもらっていた時だったのでレースの記憶は全くありません(汗)
その後、ルメさん待ちの為再び場所移動することになった私達。去り際にその場にまだ留まっていたパスキエさんが名残惜しくなって振り返って「Au revoir!」と手を振ると笑顔で振り返してくれましたv

移動先は関係者退出口のすぐ近く。周りを帰り支度を終えた騎手さん達が通り過ぎていきます。その中には最終Rでカメラ目線をくれたCrastus騎手(②の素敵まゆげさん)とBadel騎手(思っていた以上に小柄な方でビックリ)の姿もありました。私が帰路につくお二人に心の中で「また会えたらいいですね!」と呟いている間に、パパさんは「息子よどこにおるんや~」(推定)と電話をかけていました。

再会まであとほんの少し。
緊張のし過ぎでわき腹が痛くなってきました…




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次回、ようやくロンシャン編最終回です




【ペリエ先輩&パスキエさん関連過去記事】
ここにしか咲かないハナイチリン(10月27日京都8R)
Crazy for you !前編(12月1日阪神9Rほか)
Crazy for you !後編(12月1日阪神11R)

いま、逢いにいきます~⑤J'aime Natagora~

2008年09月18日 23時57分44秒 | Paris旅行2008
ムーランドロンシャン賞(Prix du Moulin de Longchamp)は直訳すると「ロンシャンの風車賞」。名前の由来となった風車(Moulin)は昨日のスタンドVIPエリアにも小さく写っていますが、1コーナー(でいいのか?)の奥に建っています。

今年のこのレースには素晴らしいメンバーがそろいました。
まずはなんといってもHenrythenavigator。今年はアイルランドとイギリスで無敗のマイルG14連勝中!本命はこの馬で決まりでしょうか。
昨年の覇者Darjinaも忘れてはいけません。彼女は今年の成績こそ2着オンリーですが実力は折り紙つき。鞍上が騎乗停止で乗り替わりでしたがMosse騎手ならなんの心配もいらないでしょう。
8月のアスタルテ賞(ロートシルト賞)で念願のG1初制覇を飾ったGoldikovaもいますし、他にもG1イスパーン賞を勝ったSageburgや英G2、G3を勝ったPacoBoyなどがそろいました。

そして、私がデビュー当時からずっと追いかけ続けてきたあの子も出馬表に名前を連ねていました。もう皆さんお分かりですよね。
そう、彼女の名前はNatagora。
父が日本馬ディヴァインライトで、フランス生産調教馬として16年ぶりにイギリスクラシックを勝った彼女。日仏両方の競馬史に名を残した!と個人的に思っています^^;
残念ながら、その後のレースは厳しい戦いが続き入着どまりの成績になっていますが…
私は鞍上がルメさんじゃなかったのでめちゃめちゃ凹みましたがユタカさんが乗ったということで日本でもニュースになってましたね。
過去にアスタルテ賞(8月1週)→ジャックルマロワ賞(8月3週)→ムーランドロンシャン賞(9月1週)というローテーションで良い成績を残した馬なんていないといいます(多分)。なのでいくらなんでもムーラン賞に出走してくることはないだろう…と諦めていました。なので、前日のParisTurfには本当に驚きました。って話はもう①でしましたね(苦笑)


それでは、ついに愛しのNatagoraちゃんと感動のご対面です!!!

















想像以上の可愛さでした。
Natagoraちゃんに会うことは一度は完全に諦めていたので、同じことばっかり言ってるような気がしますが、これは全部夢なんじゃないかな…?と思いながら夢中でシャッターを切りました。
しかもちょっとカメラ目線?


後で写真を整理していて気付いたのですが、
クリックで拡大します
友人が撮ったパドック二段目からのNatagoraちゃん。この写真の左端に写ったカメラと手は私なのですが、Natagoraちゃんを引くこの男性、思いっきり私のカメラの方見てませんか!?
しかも「可愛く(カッコよく?)撮ってね」と言わんばかりの微笑み。
すいませんムッスィユー、Natagoraちゃんに夢中になり過ぎていて気付きませんでした(滝汗)Natagoraちゃんは可愛く撮れましたが…
というか、このNatagoraちゃんもカメラ目線?そんなに珍しかったのかな?



作戦会議中?の陣営。
左からエージェントさん、Bary先生(の顔にビックリ!)、Benoist騎手、そしてルメさんです。Benoist騎手(お顔は②の記事最後の写真参照)の乗るSarissaはNatagoraちゃんと同厩・同馬主なのでわかりやすくするために勝負服がちょっと変化しているのでしょうか?


クリックで拡大します
いざ出陣!
無事に戻ってきてくれさえすれば、私はそれで満足です。


他の馬もちょっとだけ。

Goldikova@ペリエ先輩
せっかくの可愛い顔が…(涙)Fさんごめんなさい。



王子@ムルタさん
私はこっそりHenry the navigatorをこう呼んでいます。理由は英語のwikiで彼の名前を検索した後、日本語版を見たらわかっていただけるかと(笑)競馬初観戦の友人はこの陣営を観て、「色が完全に悪役やな…」と呟いていました。言われてみれば確かに。



日本のようにファンファーレが鳴るわけでも、観客の手拍子があるわけでもなく、淡々とレースは始まりました。
先手はNatagoraちゃんの僚馬Sarissaがとり、その後をGoldikova以下数頭が続きました。Natagoraちゃんは意外にも5番手くらい。



前々を進んでいたGoldikovaがそのまま先頭へ。追い込んできたDarjinaが迫りますがギリギリ抜かせずそのまま1着!アスタルテ賞につづくG12勝目となりました。Darjinaはまた2着。王子は初めてのロンシャンが合わなかったのか5着。Natagoraちゃんは伸び脚を欠き6着で初めて掲示板を外す結果に…



お帰りなさい!
結果は残念でしたが、私は貴女に会えただけで本当に幸せでした。
ゆっくり休んでくださいね。

王子の鞍上であるムルタさんは苦笑いしていました。リベンジ期待してますよ!あと、WSJS英愛代表で来日してくれたら嬉しいです。去年はドタキャンされたからなぁ



1着だったGoldikova@ペリエ先輩。
実は、私達を案内&通訳してくださっているFさんは彼らの大ファンで、色々交流があるらしく(いわば私とルメさんみたいな関係?)今回の勝利も大喜びされていました。本当におめでとうございます!
私と友人達も「オリビエオメデトー!」と叫びながら地元のおばちゃんにからまれつつ(笑)写真を撮っていました。
↑は「その子にあげといて!」と投げたゴーグルが子供の手に渡るよう指示中のペリエ先輩。

そしてパドックにて表彰式があるのですが、Fさんはオリビエに声かけてくる!と風のように走り去り、友人2人は地元競馬ファンのおばちゃんに話しかけられ動けず(後で知ったことですが)、私はいつのまにか一人ぼっちに(滝汗)。
一人でパドックをウロウロしていると2Rで仲良くしてたおじさん達に「お、さっきのルメールファンの子だねv」と大歓迎されたのですがそれどころではありませんでした。おじさん達ごめんね(涙)
ですが、はぐれたとはいえそんなに広くないロンシャンのパドック。
表彰式開始前に無事全員合流出来ました。ホッ。


ペリエ先輩の明るいキャラはこの日も健在で、


Fさんの声援に「イチバン!」と日本語で答えてくれましたv

いいレースだったなぁ…とまるで今日一日が終わってしまったかのような気分の私達でしたが、まだレースはあと3レース+ドイツのG1中継が残っています。
そして、横断幕のおこした奇跡はまだ終わってはいなかったのでした。



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次回:新たな出会いと予想外の出来事再び


【拍手お返事】
9月17日 21時「フランス編~」の方へ
ありがとうございます!特別エリア、素晴らしい眺めでした。写真も撮りやすいといえば撮りやすいのですがちょっと遠かったです。試し撮り…そういえば園田に行ったんだった^^;書いた本人が忘れてました(笑)

いま、逢いにいきます~④潜入!VIPエリア~

2008年09月17日 19時35分00秒 | Paris旅行2008
ルメさん日仏~賞優勝で盛り上がる私達と地元のおじさん達はどうやらTVカメラにバッチリ映っていたようで(滝汗)
場内のモニターにハッキリ横断幕が…
日本のグリーンチャンネルにあたるエキュディアというフランスの競馬チャンネルで放映されていた…かもしれません(ひぃぃ)
行く前は「地元の人にヘンな東洋人がいるな」と思われたらどうしようなんて考えていたのですが、逆に「ヘンな日本人がロンシャンにいる」と日本で言われてたらどうしようと急に不安になりました。日本でこの映像が流れなかったことを切に願っています…

その後、幕をしまい、パドックでまだぼんやりしていた私達にパドックの中からメモとペンをもったおじさんが近づいてきました。
なんと、人生初の取材です!!!
名前やら職業やらを質問され(ケーサツですか/汗)、最後に「凱旋門賞の時も幕を持って応援に来ますか?」と言われましたが「お金がありません」と現実的な答えを返しておきました。むしろ「凱旋門賞でルメさんに乗る馬はいるのか?」と聞き返したかったです^^(後日追記:残念ながら08年度はいませんでした)
ごめんね、おじさん。取材のし甲斐のない答えしかできなくて…
そんな日本でもめったに、というか絶対経験出来ないことばかりが起こり、なんだかフワフワした状態の私達の所へ今度は同じパドックの一般席側から近づいてくる女性が。





その女性はなんとルメさんの奥様!!!



実は日本でも何度かお見かけしたことがあったのですぐに誰なのかはわかったのですが、もちろんお話させていただくのは初めてでした。もうドキドキです…
自己紹介の後、奥様は私達に

「手紙見ましたv今日は来てくれてありがとう!」(Fさん訳)

と。
そんな、そんな。こちらこそただの一ファンである私(達)にここまで…(涙)
もう緊張やら感動やらで喉はカラカラ、心臓はバクバクです。
さらに「幕を撮らせて下さい!」とお願いされ、幕を持ってパドックで記念撮影しました。たぶん、私の顔はめちゃめちゃ引きつってたと思います(苦笑)
実はフランスに来るにあたって一応、ルメさんに「お土産」を用意していたのですがご本人にお会いできる機会はもうないかも、さっきは「お土産」のこと完全に忘れてたし…
ということで替わりに奥様にもらっていただこうと思ったのですが、逆に奥様から質問が。

奥様「今日は最終レースまでいるの?」(Fさん訳)

はい、もちろん。と答えると

奥様「じゃあ最終レースの後に会えるようにしてあげるvあと、特別エリアにも入れるようにしてあげるわv」(Fさん訳)

と。
えーーーーーー!!!!!!!そ、そ、そんな…いいんでしょうか!?!?
その後、次のレースの時に奥様が入場券を4枚持ってきてくれ、私達4人は奥様のご好意により馬主さんや関係者しか入れない特別エリアに移動することになりました。
奥様、私達のために本当にありがとうございました。
もう、本当に、本当にこの感謝の気持ちを表す言葉が見つかりません…

実はこの記事の写真の左側の茶色のチケットはその特別入場券だったんです。
ちなみに右側はNatagoraちゃんの2€の単勝馬券だったりします。
そして今回の記事のTop写真はその周りが馬主だらけ、調教師だらけなVIPエリアです。写真の奥に映っているパドックが今まで私達のいたところです。
あわわわわ…場違い!
そして周りには20年間首位独走中の某超大物調教師さんや、Natagoraちゃんの調教師さん(Bary先生!)が普通に歩いてました。
さらに、今日偶然にも騎乗停止をくらってお休み中のとある超大物騎手もスーツ姿で目の前に立っていたり。
私、夢を見てるのかな?


以下は特別エリアに入れる人しか見れない場所&風景の写真です。


騎手控え室?
ここにある階段を登って



私達の真上を通って騎手の皆さんはパドックへ向かいます。



スタンドの上部へ向かうエスカレーターの上から。
左手に見える白い柵が一般と特別の境目です。



凄い眺めでした!!!
そして周りはセレブorフランス競馬界の大物だらけ…
あわわわわ…場違い!



悠々と4RのG3Rochette賞をこの場所から観戦。
勝ったのはSoulCity@Hughes騎手でした。

次の5Rは待ってました!G1ムーランドロンシャン賞です。
VIPエリアの興奮冷めやらぬまま私達はスタンドを後にし、パドックへ向かったのでした。


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もしかして、凱旋門賞時の指定席って今回私が入れてもらった場所のこと?

【拍手お返事】
9月16日
majoさんへ
ありがとうございます!今でもあれは全部夢だったんじゃないか?って思うことがあります^^;まだまだ奇跡は終わりません。最後までお付き合いしていただけたら嬉しいです。

たくとさんへ
拍手ありがとうございます!本当に、競馬の神様っているんだと実感しました。何かが憑いているとしか思えませんでしたもの!!シャンパンがその後どうなったのかは最後に明かす予定です(笑)

いま、逢いにいきます~③横断幕の生み出した奇跡~

2008年09月15日 23時32分23秒 | Paris旅行2008
日本を旅立つ前、「ロンシャンにルメさんを応援しに行って来るよ」と伝えた友人全員から「じゃあ横断幕持っていかなきゃね!」と言われていた私。
もちろん幕は現地に持参していったのですが、フランスは元々そういう応援文化のない国。
張るのはモチロンのこと、出すことすら出来そうにない雰囲気でした。
幕があればルメさんもすぐ気付いてくれると思うのですが…勇気を出して日本でもやったことのない「声の横断幕」を張ることに。
パドックで騎乗馬FoolishEgoに乗って私達の前を通り過ぎる時に、ドキドキしながら

「ルメールさん!」

と迷惑にならない程度の声で叫びました。丁度その時ルメさんは厩務員さんとお話されていたようだったのですが(後で友人の撮った写真を見て気付きました…お邪魔してしまいすみませんでした)、パッと振り向いて最初ビックリしたような表情を浮かべておられましたが、すぐにあの優しい笑顔になり

「コンニチハ!」

と返してくれました。この時点でルメさんが私を「横断幕のあの子」だと気付いてくれたかどうかはわかりませんでした。目が合ったのはほんの一瞬だったし、私は髪型も当時とはかなり変わってるし…
でも、とにかく「自分を応援しに来た日本人がいる」ということをわかっていただけただけで、私の勝手な自己満足ではありますが、とても幸せな気持ちになりました。

ルメさん達がパドックを去ると同時に私達も馬場の方へ移動。
この時、まだ競馬場からの帰り方(というかバス停の位置)がわからず、悩んでいた私は思いきってスタンドにいた日本人らしき男性に声をかけました。
見ず知らずの私達に帰り方を優しく教えてくださったこの方(以下Fさんとします)に、横断幕を持ってきているが出せない…という話をすると

Fさん「ルメール騎手がレースに勝ったら出したらいいんじゃないかな?」

とのアドバイス。なるほど、それなら勢いでなんとかなるかも!
その後も色々とロンシャンのこと、フランス競馬のことを色々と教わっていたのですが、いよいよレースがスタート。ルメさんは16頭立てで、前から3番目の内ラチ沿いの良い位置取り。6番人気だったので掲示板に載れば御の字かなぁ~と思っていたのですが。最後の直線になるとじわじわ伸びてきました。そして1頭交わし、さらに前を走っていた1番人気?のNow The tigerを交わし、FoolishEgo@ルメさんがまさかの1着入線!!!!


信じられない!!!!
本当に勝っちゃった…

それでは本当に幕出しちゃいましょう!ということになり、カメラは友人にまかせ、私はFさんと幕を持って馬場とパドックをつなぐ通路の一番後ろ(パドックに近い場所)でルメさんを待ちうけました。
勝利馬&騎手は常に一番最後に帰ってくるのがここの決まりなようで、他の馬達が全部通り過ぎた後にやってきたルメさん。


友人撮影、クリックで拡大します
Fさんの「クリストフ!」の呼びかけと同時に私達と幕に気付いてくれました。
気付いた瞬間、「あーーーッッ本当に来てくれたんだね!!!」と満面のビックリ笑顔で、本当に嬉しそうにこちらを指差してくれました。
馬の上で飛び跳ねる勢いでした(涙)というか、実際にヒザを使って小刻みに上下されていました(かわいい)
そんなに喜んでもらえて、ファンとして感無量です…

友人撮影
パドックに入ってもまだ幕を見てくれています

実は2月の終わりにお会いした時にお渡しした手紙の中で8月か9月にフランスに行きます!とは書いていたので、私がいつかは来るだろうということはわかっていたと思うのですが、それが今日とはご存知なかったようで(HPにメールでこの日に行くと連絡していたはずなのですが…)本当にビックリされたようでした。

表彰式があるので幕を持ってパドックへ移動した私達。
ものめずらしさからか、まわりはいつのまにか地元のテュルフィスト(競馬ファン)のおじさん、お兄さん、おばさん達でいっぱいに。
普段なら声もかけれないようないかつい顔のお兄さんがニコニコしながら私に

「日本から来たの?観光?ルメールのファンなのか、写真撮らなきゃねv」

と英語で話しかけてくれたり、騒ぐのダイスキーな地元の名物おじいさん?が勝手に幕を持って大声で叫ぶわ歌うわの大騒ぎ。何を言っているのかはほとんどわかりませんでしたが、私達の周りの地元の人々はみんなニコニコ。とても和やかで陽気ないい雰囲気になっていました。



検量やその他モロモロで一度はパドックからいなくなったルメさんでしたが、パドックに戻ってくると、これから表彰式があるというのに私達のまわりのおじさん達からいっせいに「ルメールこっち来いコール」が(笑)



表彰式の模様です。絵はロンシャン競馬場でしょうか?



この時、勝利騎手インタビューも行われたのですが、通訳してくれたFさんによると

「いつかはフランスに来てくれると思っていたけれど、日仏交流150周年記念賞のあるこの日に来てくれるとは思っていませんでした。しかも、そのレースに自分が勝つことが出来て大変嬉しく思います!」

と私の事に触れてらっしゃったそうです…。もう私、どうしたらいいんでしょう。
なんと言っていいか、言葉が見つかりません。
つつがなく表彰式を終えると、ルメさんはその足で真っ直ぐこちらへ。


まっすぐ私のところへ来てくれた彼は「おめでとうございます!」の言葉と共に差し出した私の手を満面の笑みでしっかりと握ってくれました。
そして手に持っていた特大シャンパンボトルを「はいっv」と私に!!
ビックリして反射的に「Merci!?」とそれを受け取った私を満足そうに見つめてから、ルメさんは次のレースの準備の為その場を足早に後にしました。

後に残ったのは呆然とする私達と、陽気な地元ファンの皆さん。
Fさんの話によると「このお酒は普通、親しい友人や家族にプレゼントするもの」
なんだそうで。
普通に買ったら○万円はくだらないとか。こんなに高価なもの、お酒もろくに飲めない私が本当にもらっちゃってよかったんでしょうか………?

感動やら緊張やらで体の震えと口の渇きが尋常でなくなっていた私。
しかし、横断幕の生んだ奇跡はこれだけでは終わりませんでした。


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次回:玄米茶にせまる謎の人物とは!?ついにあの馬も登場?


いま、逢いにいきます~②再会まであと少し~

2008年09月14日 23時23分44秒 | Paris旅行2008
午前10時ごろからレースの始まる日本とは違い、フランスの競馬は午後の1~2時くらいからのスタートになります。
この日の1Rも午後2時10分が発走時刻でした。
前回は省きましたが、私達は午前中はルーヴル美術館に行ったり、街をウロウロしたりしました。ゆっくり寝てのんびり用意して出かけるのにも競馬場は丁度いいかもしれませんね。
Topの写真は誘導馬とお姉さんです。どちらも可愛いですねv後ろのピンク色な厩務員さんの方がある意味目立っていなくもないような気もしますが^^;

ルメさんの登場は2Rからだったので、まずは様子を見ようということに。
1Rはおなじみのペリエ先輩やパスキエさんがいて、「おお~日本で観た時と同じだv(当たり前!)」と懐かしくなったり、


クリックで拡大します
Polyegos@Blancpain騎手

以前からネットでチェックしていた若手イケメン騎手を見つけてドキドキしたりしていました(浮気!)
フランスでは日本のようにパドックで馬を長い時間ぐるぐる歩かせることはなく、(せいぜい5、6分?)騎手が乗った後もきっちり2周!と決まっているわけではなく、馬によって1周もしなかったり2周以上したり。
そうそう、騎手の登場自体もバラバラで、馬が出てくる前からポツーンとパドックにたたずんでいるいる人もいれば、馬場入場ギリギリにやってくる人も。
それでも連続騎乗でもちゃんと毎回パドックには皆登場します。というか、競馬場自体がそうせざるをえないつくりになっているというのも理由だと思いますが。待機所~パドック~馬場の移動距離も日本に比べれば断然短いし…

凱旋門賞のように大きなレースなら一頭一頭、日本のように馬場入場後紹介があるのかもしれませんが、一般Rではそんなこともなくサァーッと皆ゲートの方へ走り去って行きました。この時ビックリしたのは誘導の役目を終えた誘導馬(Top写真の仔ですよ)が走って戻ってきたこと。日本のしずしずした動きの彼らを見慣れた私の目にはとても新鮮でした。



レースはCrastus騎手騎乗のPalmeRoyaleが勝ちました。逃げ切り…だったかなぁ(汗)写真はスタンドの中程から撮ったんだと思います。馬場が日本の(京都と阪神)1.5倍くらい幅があるんじゃないかと思うくらい広かったので写真が撮り辛かった…
馬場とスタンドについてはまた後で個別に記事を書くので詳しくはその時に。

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日本でいう口取り式も表彰式もインタビューも全てパドックで行われます。
写真は1Rを勝ったPalmeRoyale@Crastus騎手です。彼もまだ若手で将来有望なんだそうです。素敵なまゆげv


反省会中のペリエ先輩と関係者の皆さん。後ろにいるのは往年の名騎手であるJarnetさんでしょうか?

そんなこんなでロンシャンでの初レース観戦は終了。
次がいよいよルメさんも登場の日仏交流150周年記念賞。
パドックの中には日本人らしき方々がたくさんいらっしゃいました。私達3人が日本人であることがバレ(笑)カメラマンが寄ってきた場面も。実際にTVに映っていたかどうかは定かではありませんが…(恥)





そしていよいよ











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ルメさん登場です!(手前の人はBenoist騎手)


玄「私は、私は、絶対にルメさんが回ってきたとき声かけるからっ!(ド緊張)」

友×2「お~がんばれ~」


果たしてこんな精神状態で玄米茶はルメさんに声をかけることが出来るのか!?
そしてルメさんは気付いてくれるのでしょうか?


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ひっぱってすみません。まだまだ続きます。


【拍手お返事】
9月13日 たくとさんへ
ありがとうございます。無事戻りました~♪
ロンシャンでは色々なことがありすぎて、Natagoraちゃんまでたどり着くのに時間がかかりそうです(汗)

いま、逢いにいきます~①ロンシャンは何処?~

2008年09月13日 11時12分40秒 | Paris旅行2008
パリについて3日目、夕食の買出しのついでにフランスの競馬新聞「ParisTurf」を購入。日本にいた時点で登録馬はギャロのHPからわかっていたのですが、実際に何頭出走し、誰が乗るのか等のことは全くわかりませんでした。
Natagoraちゃんの名前もG1ムーランドロンシャン賞の登録馬の中にありましたが、ジャックルマロワ賞後の調教師さんのコメントからして出走はまずありえないと諦めていました。

な の で、新聞の出馬表をみて私がどれほどビックリしたか!
馬場が悪くならなければという条件付ではありましたが、まさかのNatagoraちゃんムーラン賞に参戦!しかもパートナーは帰ってきたルメさんです(涙)
さらに、以前話題にした日仏交流150周年記念賞にもルメさんが参戦することがわかり(パートナーはFoolishEgo)私のテンションは上がる一方。
その晩は興奮し過ぎて眠れませんでした。

しかし、翌日朝6時前に起床した私達の耳に聞こえてきたのは「ザアァアアア…」という窓をうつ雨の音。
前日が快晴だったので完全に油断していました。重馬場はNatagoraちゃんの大敵です。
「一度希望を持たせておいてこれはあんまりだわ(涙)」と崩れ落ちた私。

さらに悪いことに、試練はそれだけでは終わりませんでした。

ロンシャン競馬場に行くには主に地下鉄PORTE MAILLOT駅から244番のバス(もしくは無料バス)に乗って行く方法とPORTE D'AUTEUIL駅から241番のバス(無料バス)に乗る方法の2つがあり、私達はPORTE MAILLOT方面のルートをとることにしたのですが、これが大誤算。
なんと、肝心のPORTE MAILLOT駅が工事中で電車が止まらなかったのです!
一つ前のARGENTINE駅を出発したあたりで「PORTE MAILLOTホニャララ」とアナウンスが聞こえていたのですが聞き取れず。仕方なく次の駅で下車し、反対方面の地下鉄に乗りなおしもう一度ARGENTINE駅へ。そこから地上に戻り歩いてPORTE MAILLOTを目指すことになったのですが、通りを一つ間違えたどり着いたのはPORTE MAILLOTではなくPORTE DAUPHINE orz
それから何度も通りの名前を確かめながらようやくたどり着いたのはいいのですが、見知らぬ土地での心細さと、ついてきてくれた2人に対する申し訳なさ(2人の友人は別に競馬ファンではない&無駄に2キロ近く歩かせてしまった)、そしていったいどうやって帰ったらいいんだ!という不安で昨日までの高揚感はどこへやら、私のテンションはだだ下がりになっていました。

幸い、明け方に降っていた雨は私達がホテルを出発したころには止んでいたのですが、「着いたら感動して泣くかも」と思っていたロンシャン正門前に着いても気分は良くならず。
どれくらい私が落ち込んでいたかって、それは正門やグラディアトゥール像の写真が一枚も無いことがそれを証明してくれています(苦笑)

とりあえずパドックに行ってみよう、と移動してみるとあらビックリ。意外に狭いんですね、パドックだけに人が集まっていたわけではないとはいえ、ここに一昨年6000人(5000?)もの日本人が来ていたなんて…ゾッとします(汗)
馬はまだ出てきておらず、とりあえずレープロ(冊子体ではなく一枚刷りのもの)を見ながら友人と喋っているといきなり聞き覚えのある言語が聞こえてきました。

「ロンシャン競馬場ヘオ越シノ日本人ノミナサ~ン、本日ハゴ来場イタダキアリガトウゴザイマ~ス」

えー!?
突然場内に響き渡るフランス語なまりの日本語。
それまでガチガチに緊張&テンション↓↓だった私でしたが、少し気持ちがほぐれましたv
でも何故そんなアナウンスが?そんなに日本人はよくここに来るの?
理由は考えてみれば簡単。
前述したようにこの日の2RがPRIX DU 150EME ANNIVERSAIRE DES RELATIONS FRANCO-JAPONAISES、つまり「日仏交流150周年記念賞」だったからでした。
よくみればスタンドに国旗もはためいています(Topの画像)

遠く離れてしまった母国のことを考えながら、私はルメさん登場に向けて気合を入れなおしたのでした…


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次回いよいよルメさん登場か?