玄文講

日記

使用上の注意

2004-12-28 17:00:19 | バカな話
このサイトは敷居が高いとよく言われる。
高くするつもりは全くないのであるが、何故かそう思われることが多い。

敷居が高いということは、親近感が感じられないということだろう。
そこで今日は私のバカな失敗談を語ることで、親近感を高めてもらい、敷居を低くしようと試(こころ)みたい。

マスターキートンというマンガがあるのだが、それにはスリングショットを使う暗殺者が出てくる話がある。
スリングショットというのはゴムの力で玉を高速で飛ばす武器、つまりは強力なパチンコである。

当時高校生だった私にはそれがとても便利に思え、早速スリングショットを購入してみた。
はたしてその武器は私の想像以上に強力で、鉛の玉は石を砕き、鉄板をへこませ、壁に穴をあけて、肉に食い込んだ。
やがて私は玉以外の物を打って遊ぶようになった。
小石、消しゴム、木の枝、そしてペーパーナイフを私は玉代わりに使った。

特にペーパーナイフは重量があり、先が鋭利なため威力が素晴らしく、打てば壁に深く突き刺さり、鉄板さえも貫通した。

だがこの強力なペーパーナイフには欠点があった。
全長が長い分、方向がうまく定まらないのである。構えている際中に先端がずれて、軌道がまっすぐにならないのである。

そしてある日のことである。私がいつものようにペーパーナイフを発射したところ、ペーパーナイフが忽然と消えてしまったのである。
目標物付近はおろか、周囲を見渡してもどこにもペーパーナイフの姿はない。

そしてふと手元を見るとペーパーナイフは私の手首に突き刺さっていた。
軌道が大幅に下にずれて、それは私の手を直撃したのである。
痛くはなかったが、驚いた。
それを抜くと手首から血があふれ、血をぬぐうと白い骨が見えたのだが、私はバンドエイドを貼って済ました。
そして私はスリングショットでペーパーナイフを撃ってはいけない、という大切な事を学んだ。

その時の傷痕は今でも残っており、良い思い出となっている。



、、、低くなりましたか?