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NHK・BS2で『姿三四郎』を鑑賞しました。あらすじ等はウィキペディアで・・・あれ?あらすじは出ていないですね

柔道家矢野正五郎に弟子入りした姿三四郎が、他の柔術家と試合を重ねる中で、人間的に成長するお話です。
何と言っても、昭和18年、太平洋戦争中に作られた作品なので、フィルムの状態が尋常じゃなく悪い・・・しかも、上映時間短縮のためにはさみが入っていて、良さそうなところ(良い場面かどうか、見てないので本当のところは分からないですが・・・)がテロップの説明で終わりになっている・・・等々、「不完全」としかいいようのない状態の作品です。
でも、面白かった

私的にヒットしたのは、三四郎が村井半助を見舞いに行き、そこで食事を馳走になっていた折も折、ライバルの檜垣源之助が上がり込んできたシーンですね。檜垣が一同を蛇のような目で見渡すと、三四郎、村井、小夜が「いやな奴に、イヤなところを見られた」とばかりに萎れていくんですよ。4人のそれぞれの心情が、見事に活写されています。主役・三四郎を演じたのは藤田進、ウルトラセブンの「ヤマオカ司令長官」の若き日の姿が見られるのも嬉しい作品です。