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カウントダウン本能寺~光秀転落~

2006年06月05日 | 今週の大河ドラマ
功名が辻〈2〉

文藝春秋

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 公式サイトも前半最大のイベント『本能寺』に向けて、大キャンペーン(大げさか・・・)を展開しています。まだまだコンテンツの準備が追いつかないようですが、トップページの舘信長様観るだけでも充分価値あり!あれ観ると、ぐっとこみ上げるものが・・・
 第22回「光秀転落」のあらすじは公式サイトをご覧下さい。
 
 今回の千代は隙がありませんでしたね。夫ばかりか、吉兵衛や官兵衛にまで文を送る、その心配りには脱帽です。死ぬか生きるかの戦場に身を置く立場となれば、そんな心配りは身に染みて嬉しいに違いありません。これだけの才女が側にいれば一豊さんは道を踏み間違えようがありませんわ。でもまあ、その才を生かすも殺すも旦那の器によるわけで、その点、一豊さんも評価されてしかるべきではないでしょうか。前話では、ついつい「そちは小賢しすぎる!」なんて、ぽろっと言っちゃったんですが・・・それは本音じゃなないっすよね、本音じゃ・・・
 さて、主人公夫婦はこれぐらいで横に置きましょう。今週と来週は「信長様と光秀」の物語ですよね。いよいよ、信長の光秀いじめが本格化しました。信長にとって光秀は、今まで有能な将であり続けてきたわけですが、武田、上杉という目の上のたんこぶが取れ、毛利切り取りも先が見えてきた状況、すなわち天下布武の道筋が明るくなった状況では、「国家のあり方」という原則の部分で相容れない男はリストラ対象にしてしかるべきと考えたのでしょう。私も同じことやったでしょうね・・・(私には、信長のように登り詰める才覚も何もないので、比較対象にもなりませんが・・・)
 でも、その方法が中途半端すぎました。家康饗応の不手際を責め、領地を没収した上で、新しい領地がほしいのなら自分で刈り取れとは。蛇を生殺しにして道端に捨てる、「子供」のやり方です。そんな恨まれる状況を作っておいて、わずかな手勢を率いただけで本能寺に入るという脇の甘い行動を取ったのは何故でしょう。本当に解せません・・・
 次回はいよいよ、「本能寺」です。舘信長様が観たくて、ここまで見続けてきた『功名が辻』。「本能寺」以後を見る気が起こるかどうか・・・『新選組!』の時は芹沢暗殺後も見ちゃいました。でも、『武蔵 MUSASHI』は巌流島以後は見る気が失せました。今回はどうでしょうか・・・