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~吉兵衛の恋~

2006年06月26日 | 今週の大河ドラマ
功名が辻〈2〉

文藝春秋

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 本能寺と共に視聴意欲も燃え尽きたと思っていたのですが、結局8時になったらテレビの前で待ち構える私でした。
 というわけで、今後ともよろしくお願いします。それでは、第25話の感想を述べてみたいと思います。(あらすじにつきましては公式サイトをご覧下さい。)
 天正10年(1582年)「山崎の合戦」に勝利した秀吉は、天下の跡目を継ぐべく着々と手を打っていきます。「清洲会議」の翌月には自らの主催で大規模な信長の葬儀を京にて執り行い、その年12月には勝家の希望から割譲せざるを得なかった長浜を取り戻すべく、近江に出兵します。
 そんな秀吉の野望を見抜き、何としてもそれを阻止しようと動くのは、秀吉の「想い人」お市さま。
 市が北の庄に輿入れした夜、悶々と妄想を膨らませる秀吉が哀れでした。しかし、あの執着こそが、彼が天下取りにまで登り詰めるエネルギー源になったんでしょうね。そう考えると、コミカルな中にも凄みを感じさせるシーンでした。
 そんな秀吉の対極にあるのが、今回の主役、五藤吉兵衛でしょう。侍女たきが好きなのに素直にそれを表に出せない。そんな謹厳実直男の、うろたえぶりを武田鉄矢さんが好演しました。たきが直してくれた袴を持って、うろうろと走り回る姿には、中年男の悲哀がこもっていて、ジーンときちゃいました
 次回は、そんな吉兵衛が壮絶な最期を遂げる「亀山城攻め」が描かれます。うーーーん、観ちゃうんだろうな・・・