ガチャピンのHAPPY LIFE 2

日常生活で感じたままに綴っています。

突然のお別れ

2019-11-16 23:11:10 | お仕事
昨日、ご利用者様のY様がお亡くなりになりました。

朝、いつも通りに来設されましたが、顔が少し浮腫んで白っぽい…
熱は無かったものの、呼吸が荒い…

実は先々週くらいから微熱があり、喉にも痰が絡んだようなゼロゼロ…
Y様は、歳上のご主人と二人暮らし。
お子さんはなく、頼る人もない生活でしたが、
ご主人は年の離れたY様をとても愛おしんでいるのが、よくわかるご夫婦でした。
ただ、ご主人もだんだん耳が遠くなり、また、少しだけ認知機能も衰えてきたのは否めず…
厳しい老々介護の現実を見る思いでした…

最近ではお洗濯がうまくできないのか衣服から尿臭がしたり、
Y様のリハビリパンツがずくずくの状態で来設されたり…と、
二人暮らしの限界をケアマネと、相談してはいたのですが…
ご主人は聞く耳持たず…

微熱や痰絡みのことも、送迎時にお伝えしていたのですが、
ご主人はまあ軽い風邪だから…ぐらいにしか捉えてみえず…
一昨日も認知症の病院でレントゲンを取り、もしかしたら肺炎かも…
と、言われていたのですが、認識違いから出ていた抗生剤は持ってもみえず…
清潔保持の為、リハビリパンツを取り替え、着替えをしたあとすぐ、
突然、「家に帰らせてください」と、はっきり。
呼吸の荒さも増していたので、所長が急遽、御自宅へ送っていき…
マンションの廊下を歩いていた時に、突然、崩れ落ちるようにうずくまり、
その時は、既に息が止まっていたそうです。
すぐに救急搬送されましたが…病院で死亡確認されました。
たぶん死因は、急性心筋梗塞だろう…と。

Y様が、施設を出る際、入院にはなるだろうから、暫くお会いできないかも…
とは思いましたが、まさか、永遠のお別れになるとは…

Y様は、私が働き出した頃からのご利用で、
前頭側頭型の認知症の常同行動がある方で、周りとうまく付き合えない方。
朗らかで、いつもニコニコしてる方でした。

もっと何か出来ることはなかったのか…と昨日は自責の念にかられました。
でも、たかがデイサービスの介護員には出来ることの限界線があります。
本来はケアマネの仕事なのに、私たちがケアとして行ったり…
また、お伝えやアドバイスをするのですが、うまく受け取ってもらえないことも…
難しい問題です。

Y様の突然の逝去を悼み、お花を飾りました…
家族葬なので、私たちは参列せず、後日弔問にうかがうことにしました。
せめてもの、気持ちを白い花々に託して…
Y様のご冥福をお祈りいたします。

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2 コメント

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ガチャピンさんへ (ソナタ)
2019-11-18 09:11:27
お早うございます♪
またまた研修で努力されている様子に頭が下がります。
どうか風邪など引きませんように…

ところでYさんですが、そんな状況でも自宅で介護していたなど驚きました。
それにしても余りの突然の死。こんな亡くなり方もあるんですね。

葬儀の事などどなたが援助したのか気になりました。
老々介護の現実は厳しいですね。
ガチャピンさん、お疲れ様でした。
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理想と現実 (ガチャピン)
2019-11-18 23:49:51
ソナタさん、こんばんは。
私のことをお気遣いくださり、ありがとうございます。
名古屋も朝晩は冷え込むようになりましたが、
雪の便りの聞こえる北海道を思えば何のその、
私はまだ日中の仕事中は、半袖で過ごしています。

Y様ですが、ある宗教に入ってみえて、そこで知り合った方がいろいろとお世話をしてくださったようです。老々介護もしかしたら認認介護だったかもしれません(ご主人はたぶん要支援クラス)
地域で見守るとは言っても、現状は難しく…
介護の理想と現実を、現場から少しでも知ってもらいたく、こうして発信することで、少しでも関心を持ってもらいたい…そう思っています。
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