何よりの宝物

前々月にお二人の利用者さまが亡くなられたのですが、
そのうちのおひとりは、癌を患ってみえ、認知症の症状もある方で、
奥様がいないと不安になるため、ご夫婦で通ってみえていました。
言葉がうまくでないのですが、体操ではいつも身体を一生懸命動かされたり、
絵がお好きで、風景画の塗り絵などに集中して取り組まれたり…
そのお隣には、いつも優しく見守る奥様がみえました…

肺に水が溜まりかけ、呼吸も苦しそうになり、自宅療養をされてすぐの
訃報で…最初の一報をケアマネさんから受けた時は、絶句してしまいました。
本来なら先月がお誕生月で、誕生会用の写真を準備していたので、
お盆が過ぎた頃に、何枚かの写真をアルバム風に纏めてお送りしました。
そして、昨日、奥様からお手紙が届きました。
中には絵はがきがあり、“こんな街並みを巡ることが好きでした”の文字が…

そしてはがきには、
「ガチャピンさんが皆さんをお姉さんのように見守ってみえるのが、
このデイのバックボーンだと感じていました、私にとっても大切な時間でした」と…
私はちゃんとご主人に寄り添えたのかなぁ～と、思うのと同時に
奥様のお言葉に涙が溢れました…
今、ちょっとした騒動の中にいるのですが、
その中での此の絵はがきと、奥様のお言葉…
私には何よりの励ましになり、宝物です。

順調にいけば、今週中にこの騒動も終息させることができるのですが…
気を紛らすために、ほおずきを水に浸して…

透かしほおずき作りを…
きれいに出来るといいなぁ～(^_^)v