風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

修正

2023-02-24 06:01:35 | 日記・エッセイ・コラム
自閉症という障がい。

それらの子との仕事に就てからもう丸二年が経とうとしている。

未だに彼等を理解しきれてはいない。

彼等の心の中には何があるのだろうか。

純粋無垢、対価を求める訳でもなく、ひたむきに作業に従事するその姿は輝いている。

が、これも気分の乗っている時の姿であって、日常の中にあるストレスが原因かそれとも他の理由かは知れないが、爆発したその時は手が付けられない。

指示に従わない、やる気をなくすは日常茶飯事。

無理な言い訳に終始する子もいる。

誰でもわかるようなウソを並べ立て、自分を正当化する子もいる。

その上で彼等に同じ量の作業を割り当て、同じ成果を求めなければならない。

そうしないと今度は他の子からの不満が吐出するわけで、グループでの取りまとめの難しさはミクロン単位の加工技術の数倍難しい。

しかし、それでも何とかやれてきた。

問題はいくつも抱えながらの他の先輩同僚さんたちとの共同作業で大いに助けられている部分もあるが、だ。

これからどれだけ続けてやって行けるのか、皆目分からないがともかく体力負けしないよう、日頃から健康に留意し精進していくつもりだ。



その子たちにとって”理解力”には大きな差がある。

指示に対して返事はしても、本当に理解しているのかはその現場で確かめなければならない。

間違った作業、危険な行為、戸惑いなどはどの子にもあるが、一言二言の注意で軌道修正は可能だ。

が、ある子に対してはそれが困難なことが多い。

自分の信じるものに対して方法や技術的なものを否定されるとかたくなに抵抗をする。

それがどんなに間違っているモノに対してもだ。

殆どのかたが”お手上げ”と見放す。

会社的にもそれを諦め顔だ。

しかし、もっと深く彼のことを知り、根気よく指導していけばきっと修正は効くと思っている。

心の中に得体のしれないバリアを張り巡らし、自分の信じるもの以外を寄せ付けない。

それこそが自閉症であり、そこを理解しなければならない。

お手上げだとほ放っておいては、結果的に彼は孤立してしまう。

彼にしてみれば、ひとりでいることは孤独ではなく心地いい場所なのかもしれないが、社会生活を営む以上それでは将来的に世界から排除されかねない。

ご両親や親族が一生サポートしてくれる保証などひとつもない。

彼がこの会社に来ている間に、彼は彼だけで生きていく才をどうか身に付けていって欲しいと切に思う。

それが自分たちに課せられた本当の作業なのかも知れない。



今週末は地元、「ふかやシティハーフマラソン」だ。

気分が乗っていない。

調子も悪い。

運悪く、ここ数週間体力勝負の作業が続いていることも手伝ってか、上半身の筋肉がガチガチだ。

すると走っていても上下のバランスがガタガタで足がスムーズに出ない。

仮にその様な作業でなくても、どうもこの寒さの中では体が動かない。

やはり自分は冬が苦手だとつくづく思う。

もう少し暖かくなれば体も気持ちもほぐれるのだが、大会は待ってはくれない。

まあ、タイムが悪かろうが、苦しみもがこうが、自分のお金で自分で走る訳で誰に迷惑をかけるでもない。

できる走りをするだけ。

春よ、早く来い。

いまはそんな心境だ。
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消滅の危機

2023-02-18 04:25:56 | 日記・エッセイ・コラム
打ち切りを検討していた「前橋・渋川シティマラソン」について、前橋市は16日までに、本年度の第9回大会を中止し、次年度以降も開催しないことを決めた。
 同マラソンは前橋、渋川両市で開催。両市によると、各地で市民マラソンが開かれる中、参加者だけでなく、ボランティアや医療スタッフの確保が難しくなっていた。今後の方向性を決めるため実施した大会参加者らへのアンケートで、継続を望む声が想定より少なかったことも一因という。
 市民のスポーツ活動への意欲を高め、地域活性化のため2014年から開催。コロナ禍で20年度は中止、21年度は両市に分けた分散大会として実施していた。
(上毛新聞より)

きっとこんな大会が増えると思う。

いや、現実的に「おやま思川ざくらマラソン」は14回(中止)をもって終了したし、古河はなももマラソンはランニング講習会へと姿を変えた。

いくら歴史ある大会でも参加者が激減し、開催への意欲のある主催者がいなければあっという間に消滅。

それが現実だと思う。

では、何故参加者がコロナ後、帰ってこないのか。

走ることに真剣に取り組んでいたランナーさんは”やっと走れる”と待ってましたとばかりにその熱が再燃。

次から次へとエントリーを決めていく。

ところが、”ノリ”で走っていた”なんちゃってランナーさん”はそこまでして走る気にはならない。

高騰する物価の波。

それはマラソンに関しても例外ではなく、参加費は軒並み値上げされ、シューズ、ウエアから補給食、サプリメントにいたるまですべてのものが”高級品”となってしまった。

そんな情勢であれば別に情熱を持って臨んでいた訳でもないランナーさんがついてくるはずもない。

かつてのボーリングやスキーなどと同じ様な道を進むような気がしている。

一時のブームとはきっとそんなものだと、今の大会事情やエントリー状況が物語っているのではないだろうか。

そうして考えると、”走るのを止めてしまった”ノリで走っていたランナーさんにかなりの部分、助けられていたという部分もある。

かつてそう数の無かったフルマラソンが一時期は好き放題走れていた訳だし、スポーツメーカー業界もかなり力を入れてサポートしていてくれていたことも確かだ。

しかし、ひとが集まらなければ業界も手のひらを反すように手を引きかねない。

各メーカーの開発競争も力を緩めることが考えられる。

シューズに頼った記録更新にも待ったがかかる可能性もある。

魅力半減、それがこれからのマラソン事情。

誰が悪い訳でもない。

ただ、こうした物価高の生活環境の中で趣味としてかけられる予算、金額、それと時間の確保がいかに難しいかということを考えなければならない。

仕事、生活、それがっての趣味、市民マラソンだ。

これからどんな世界に変わるのか、心配せずにはいられない。
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思うままに。

2023-02-13 05:59:43 | マラソン
久しぶりに雪らしい雪が降りましたねぇ。

まあ、人騒がせな!

もう雪なんて要りませんわ、、、喜ぶのは子供だけでしょう。

その雪も夜には大分溶けてしまい、道路も凍ることもなくひと安心。

だけど、翌日は土曜日。

今じゃ悔しいけど土日にしか走れない自分にとって、その日がどんだけ大切かって。

公園の道、雪解けてるかなぁ。

いや、それよりも風が冷たい。

走るのを止めるいい訳が出来ちゃうと、それまで走ろうと思っていても、怠け心に負けちゃう。

何を隠そう、からだよりもこころが一番弱くなってるんだわ。

それを救うのがチームの練習会。

取りまとめ役の自分が練習会場の公園へ行けなきゃしょうがないでしょう。



ということで、今回はひとりでLSDを慣行。

他のメンバーさんは若いということもあるけど、次戦のフルを睨んでキロ5分のペース走ときた。

しかも30km走るというから呆れちゃう。(笑)

中にはフルの距離を走っちゃう子もいたりして。

”もしひとりじゃできない”

と、口々に言うメンバーさんたち。

終始私ひとり、6分30秒で3時間走り通したんですけど、、、(笑)

その後、走り終わったメンバーさんとマラソン談義。

また「板橋cityマラソン」の前にやろうって。

ええええ、、、私的に思えば走りすぎじゃないかと。

確かに私もフルを走っている時分はレース本番前の2週間前にハーフを良く走ってましたわ。

それはスピードを養うためとケガ(痛み)の確認のため。

あとはレースまでの間、軽めの調整が常だった。

が、一週間前にまた30kmのペース走を取り入れたいって。

私の概念を大きく変える調整法、、、走りすぎてるんじゃないかと。

”後半足が攣っちゃう”

ならばスピードをとしてと言うと”落とすのがいや”だと。

そりゃそうでしょうけどね、、、でも、攣っちゃったら走れないし、どっちの記録が良いかと言ったら走り続けた方が良いのに決まってるでしょ。

でも、それぞれが違った認識の下で競い合うから面白いんじゃないかな。

みんながみんな、同じように練習をしたからっておなじタイムで走れることなんてないし。

”十人十色”

さて、みなさんの結果がどうなるのか、ちょっぴり楽しみでもありますな。

ええ???

私ですか、、、私はですね、まだフルを走るチカラが戻っていませんわ。

しばらくの間、ハーフで鍛え直そうかと思っております。

ハーフで90分、、、それに近づいたらまたフルを走ろうかと思っております。

ふふ、このままフルを走れずに終わったりして!



走れる足の構築。

それが今の最大の課題。

なにが良い練習なのか分からないって言うのが今の現状。

短い距離で走れるスピード系の足、いくら走っても疲れがたまらない持久系の足。

どちらの練習を優先すべきか。

それをどうまとめたら良いのか。

ともかく、無い時間の中で有効的に鍛えなきゃならないって、心配ばかりが先にたって自信が持てない。

今、自分がどれだけ走れて何が足りないのかっていう判断がつかない。

その為に大会を走ろうと思っているけど、ほとんどの場合全滅状態。

余計に悩みが深くなっちゃう。

もうそ長くはないよなぁ。

ガチで鍛えようなんて時間は。

先ずは地元開催の「ふかやシティハーフマラソン」を目指して疲れない為の足をつくろうと思うけど、その疲れがいつ抜けて、どれだけ追い込めるのかそれさえも分かんないし。

気がついたら痛めていた、なんて最悪な結果だけはご勘弁だわ。

休息を入れつつ強化。

実に難しいお年頃ですな。
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走るだけじゃ終わらない。

2023-02-11 04:22:16 | マラソン
それは先週末のこと。

所は茨城県大洗町の海水浴場サンビーチにある海岸の公園。

そこで開催された大会、その名も「大洗サンビーチマイルレース」に参加してまいりました。

3マイル、4.8kmの部。

たった5kmにも満たない大会に高速道路をひた走ること2時間半もの時間をかけてと、なんとばからしいことか。(笑)

しかしですな、そうしたばからしさこそが楽しいんです。

もうPBを狙うとか、部門の順位を争うとか、そういう気持ちが一切わかない。

そんな体育会系の熱い気持ちはもう使い果たしましたわな。

と言うより、”コロナによって奪い取られた”のかも知れないわ。

長かったからねえ、、、何年ものタイムロス。

その間、気持ちも萎え、走るチカラも衰えましたわ。

でも長年の習慣か、走りたいとか、気持ちのいい汗をかきたいとか、そんな感情は身に沁みついてしまって、どうしても大会会場へ足を運んじゃう悲しい性。

だったら面白い、楽しそうな大会を目指さなきゃ気が収まらないというもの。

なんと言っても海沿いを走るんですぞ、、、しかも波の打ち寄せるビーチをね。

こんな大会、初めてですわ。

山を走る、町を走る、そして農村を走るのはもう飽きた(また走りますがね)

海、海がオレを呼んでいるぜ!

船に乗るのは大っ嫌いだけど。

しかも、この大会、、、参加費が何と1000円ナリ。

このご時世、1000円ポッキリで何ができますか。

こんな素晴らしい大会、他にはどこを探しても見当たりませんわな。

更に、なんと、今じゃどこへ行っても見たことのない大鍋のサービス(豚汁とか)があるんですわ。

「しらす汁」

おおお、、、大洗の名物しらすを無料で頂けるなんて、もう大洗町に足を向けて眠れませんわ。



ここまでは良かった、、、本当に楽しかった。

でもここからが問題なんですわな。

高校生男子、一般、そして壮年が混走する3マイルの部が午前11時半にスタート。

気持ちいい海風に向かって走り出したコースは砂浜、、、いや、砂利道ですかね。

その不正路を数百メートル走ると海岸沿いの遊歩道(?)に出るんですがね、そこが狭いのよ。

ほぼ最後尾から走り出した自分の前には仮装ランナーさんふたりが横に並び、後続の行く手を阻むんです。

もっとペースを上げたいランナーさんがもどかしそうに右に寄ったり左に寄ったり。

そりゃファンランと決め込んで走り出した私だって、いったん走りだしゃあ、それなりに走りたいですよ。

だから前に出たくて仕方なくって、、、でもそれができない。

まあ、それでもその仮装ランナーさんおふたり、キロ4分40秒ぐらいで走ってくれてますからね。

じれったいことにはじれったいですがね、それ以上自分がペースを上げたらどうなんでしょう。

最後まで持つのでしょうかねえ、、、との自問自答で、ここは自重して無理に抜きにかからんでも良いかって。

そんなこんなで2kmも過ぎちゃいましたわ。

そうしてやっと自分の思うペースで走りだしたときにはもう呼吸がヤバい状況。

それにもまして足が売切れてますがな。

いや待てよ、ちょっと走り方がおかしいぞ。

上半身が前につっこみ気味で足が上がってない。

もういちど上体を立て直し、膝を前に出すイメージで再スタート。

しかし、4.8kmってこんなに長いんだと思うほど、きつくなってきたので気分を変えようとサーファーがうじゃうじゃいる海に目をやるんですが、なんの気分転換にもならず息も絶え絶えで情けないったらありゃしない。

ゴール前数百メートル、再び砂利と砂の道で足を取られ危うく転びそうになりながらもなんとかゴール。

まあ、走れないったらありゃしない。



本当に久しぶり、十年ぶりぐらいかな、こんな短い距離を走るのは。

タイムが22分台。

なんじゃこのタイムは!

呼吸もきつかったけど、それより売り切れた足の方が問題だわ。

これじゃハーフだとかフルだとか、とてもじゃないけど走り切れんわ。

ここから考えて昨年、数本走ったハーフのタイムはそうなるわな。

5kmのPBが18分台だったその頃と比べて、走るチカラってこんなにも落ちるもんかい!?

それが現実、、、現実を知るのは辛いのう!

さて、レースも終わって、まったりと大洗の町を観光。

この”旅ラン”自体は楽しい企画で自分なりに大成功だと思うね。

だけどなあ、、、ここまで走れないとなるとお先真っ暗じゃないですか。

どうしたものですかねえ。

練習する時間も無いしね。

また一からスピード練習で鍛え直しますか。

そしてね、またどっか良い大会見つけて、旅もランも楽しめるよう頑張りますか。
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