風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

序章「心の旅路」

2014-07-30 17:55:35 | 旅行記

P7300015「神様、仏様、○○様」

と、今の実情から抜け出すのに

神様や仏様のお力を借りようと

言うのじゃないのだけれど、

今、とても気になっていることがある。

それは秩父三十四ヶ所観音霊場が

今年の午年に併せた十二年に一度の

御開帳の年となっており、多くの巡礼者で賑わっているということ。

昨年、そのプレイベントとして開催された

「秩父三十四ヶ所札所巡りウルトラマラソン」を僅か6,7分足らずで

完走できなかった悔しさや、武甲山に代表される山々に囲まれた

静かな町の風景が心に強く残りまた来年も絶対に走ってやろうと

思っていたその大会は今年はどうやら開催されないらしい。

それならば大会とかではなく、その御開帳とされた三十四ヶ所の札所を

走って廻ろうかと今年の春先から計画していたのだが、

残念ながら奇病に侵され計画倒れで終わろうとしていた。

しかし、そんなニュースを聞くたびにどうしても抑えきれない何かが

心の中で何度も沸々と湧いてくるのが分かった。

あのお寺のある風景。

山に囲まれた静かな街並み。

心の置き所としてどうしてもあの街に再び行ってみたい。

埼玉県秩父市は自宅から車で1時間も走れば着いてしまう街なのだが

その街は意外に私にとって遠い街でもあった。

それまで何故かほとんどその街に行った記憶がない、あの大会以外は。

有給休暇の今日、ようやくそんな街に行ってきた。

P7290005 もちろん向かった場所は

一番札所「誦経山四萬部寺」だ。

ここで納経帖を購入し

朱印を押してもらい

先ずはこれで念願の

札所巡りのスタートを

切ったことになったのだが、

いかんせん先日の「奥武蔵ウルトラマラソン」で痛みを悪化させてしまった

この腰では走るどころか歩くのも辛い。

それでもせっかくなのでそのまま車で二番札所に向かおうかと思ったのだが、

それではあまりに本意ではなくきっと後で悔やむに違いない。

ならば今日のところはこれで止め、日を改め再びこの場所から自らの足で

全ての札所を回ろうと思った。

この日も日差しは強く、盆地形状のこの秩父という地は山間の街にも関わらず

かなりの暑さであった。

ここをこの時期に約100kmあるという道程を、たとえ何日かに分けたとしても

徒歩や走って回るのはかなり厳しいものがあると思える。

もしこれを修業というならば、まさにそれにふさわしいかもしれない。

が、私は仏門に身を置いたわけでもなく、修行というより自分を見つめなおす

旅にできたら良いなと思っている。

あの有名な四国の八十八ヶ所には及ぶことはなくとも、やはりそれはそれ。

ハイキングや長距離の走る練習と言う位置づけだけでは実にもったいない。

P7290008 山に囲まれた街で、

手を合わせ、

仏像を見つめ、

人にふれあう。

それだけでも

何かをつかめるような

気がしてならないし、

それよりも何よりもともかく楽しみにしていたこの旅だ。

できれば今週末、その旅を始めようと目論んでいる、、、のだが。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狂った歯車

2014-07-27 19:12:58 | マラソン

P7260002よく言う「歯車が狂った」

ってあるじゃないですか。

今の私はその狂った歯車の

下側を必死に昇ろうと

一生懸命走っているのですが

下へ下へと回る歯車はそれを許さず

どんどん底へ底へと引きづりこまれていくのです。

この大会で何とか復調へのきっかけをつかめれば・・・・。

そう思って走ることにした「奥武蔵ウルトラマラソン」。

真夏のこの時期に開催されるこの大会への参加は今回で3度目。

過去の経験から今回は明らかに走り込み不足で、たとえ完走できたとしても

過去の記録からはかなり遅れるだろうと覚悟はしていました。

しかし、決して走り切れない距離だとは思ってもいなかったし、

歩く区間は長くなったとしてもゴールまでは何とかたどり着けると

信じていました。

しかし思いもよらぬ事件の発生でその青写真は見事に崩れ去ってしまったのです。

というのも、自分の不注意で左顔面を強打。

その影響で眉間付近と頬に切り傷を負い、絆創膏だらけの醜い姿に。

それが影響したのかどうなのかは分かりませんが、左側のわき腹から腰にかけて

またあの痛みが発症してしまったのです。

以前にも数日苦しんだ横腹から腰にかけてのあの痛み。

その痛みはやがてどんどん真ん中に移っていき、

3日間全く動けなくなってしまったあの痛み。

そんな痛みで昨夜までまともに眠りにつくことさえできなくなってしまいました。

しかし、経験ってすごいんですよ。

以前の時は初めて味わった痛みのための戸惑いと不安とで

パニック状態になっていましたが、もう慣れたもんでおとなしくしていれば

やがて過ぎ去る痛みと信じていました。

前回の時に劇的に痛みが消えたのが3日目。

もしそれと同じならば今回は今日がその3日目で、きっとまた痛みが消えると

期待していました。

その予想はほぼ当たりで、初めは走るなんてとんでもないと思っていたのですが、

かなり軽減された痛みはもしかして薬で何とかしのげるんじゃないかと

ふと頭に浮かんでからはもうすっかりその気になっています。

スタートの2時間前に一錠飲み、まずは会場まで。

そして会場についてから軽くジョグ。

走れるには走れるけど、、、、無理かな。

いや、まだ効き目が薄いのだと良いように考える浅はかな自分。

不安を抱えながらもスタートラインについてしまいました。

ウルトラマラソンのゆっくりした走りでもやはりズキンという痛みを感じます。

それに対処すべくなるべく足を上げずショックの少ない着地を心掛けながら

そろりそろりと走り始めました。

最初は上りばかりでこのくらいなら結構いけるかな、

なんて思ったりもしていたのですが

しかし一旦下りにかかるとそんな考えも吹っ飛んでしまいました。

体重のかかった腰にはまるで鉛の重りでも括り付けられ、

その上からハンマーを叩き付けられたような衝撃。

まさに一歩一歩が苦痛の連続。

それでもきっと痛みどめが何とか効いていたのでしょうね。

まったく我慢のできない痛みという程でもないんです。

大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせながら・・・・。

もちろんこの季節で今日も猛暑日になろうとしている朝です。

ぢりぢりと焼けるような暑さと滝のように流れる汗が頬の傷に沁みます。

でもそんなことは頭にありません。

ともかく本格的な山、グリーンラインに入るまで我慢しようと。

そうすれば気温も下がるし、上る距離も長く腰を休ませることができる。

そうすればまた状況も変わるだろうし、2錠目の薬も投入できる時間だ。

20km地点を過ぎもう少し行けばグリーンラインへの入り口という分岐点に到着。

下り坂の終わりにバランスを崩したかつまずいたかでちょっとしたショックが腰に。

するとびっくりするくらいの痛みが脳天まで突き刺さりました。

即刻無理だと判断。

会場まで至近の交差点でこのレースを諦めました。

それまでそう感じていなかった夏の日差しが苦しくって辛くって悲しくって

どうしようもありませんでした。

誰もいない駐車場でひとりびっしょりになったウエアを脱ぎ、

着替えるのはあまりに情けなく、いったいどうなってしまったのだろうと

思い悩むばかり。

いったい自分はどこまで落ちてしまうのか。

もう何でもいいんです。

何とか上りたい、上っていきたい、そんなきっかけが欲しいです。

このままでは歯車が狂うどころか、歯車から振り落とされてしまいそうです。

今はもうそんな狂った歯車にしがみつくしかないのですが、

でもきっと何処かにあるはずですよね、この状態から抜け出す出口が。

大きく目を見開き、絶対に見つけてやりますからね。

待ってろよ~!それまでの辛抱じゃ!頑張れ、オレ!

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お久しぶりでございます。

2014-07-19 16:17:56 | 日記・エッセイ・コラム

P7110048長い間、休止状態でしたが

やっと復活することができました。

この間、色々なことがありましたよ。

辛いことばかりでそれを数えたら

きりがないくらい。

その反面、良いことと言ったら・・・・。

そう、今使っているこのパソコンが

新しくなったことぐらいかな。

そのパソコンが新しくなったというのも、実は今まで長年使っていたXP機が

ほぼ使用不能状態となり、例のサポートの終えたことも相まって

ようやく新しい物に買い替えの許可が下りました。

そしてやっとのことで初期設定も終え、さあという段階に至ったら

画像のリサイズができず、フリーソフトで何とかしようと思い立ち

適当なものをダウンロードしたたとたんウイルス感染の警告。

その警告表示や対策ソフト売り込み画面から離脱できなくなってしまい

仕方なく初期化する羽目に。

なんたることかと相当落ち込みましたが、何とか元通りにすることができ

今、やっと一息つくことができました。

もう二度とフリーソフトには手を出すもんかと固く心に決めましたよ。

そんなこんなで相変わらずダメダメな生活を送ってはおりますが、

一時の体調不良や心のダメージからは多少浮かび上がれた感はあります。

しかし、さまざまな痛みから解放されたわけではなく、また医師からは抗うつ剤を

処方されているくらいですから、本人が思う程は回復していないのかもしれませんが

痛みにしても気持にしても本人からすれば見切りがついた、とでもいうのでしょうか

限界がわかるようになったような気がします。

お酒で何度も酷い目にあって、そうして自分の適量が分かるようになるのと

同じように、自分というものがどういうものかということが分かるように

なるんですね。

かなり痛くって辛い、辛いと思っていると余計に痛くなるんです。

”病は気から”これは私の場合はまさにその通りで、もう痛くってもいいやと思うと

すごく気が楽になるんですね。

P7110055 ただ、困るのが会社でのお食事。

定食でついてくるお味噌汁が持てない。

時にはお盆やお箸も落ちそうになるし、

上手く食べられないこともあったりして

もう食べなくてもいいや、

って昼食を抜くこともしばしば。

だけど痩せないんだな、これが。

あとで家に帰ってからいっぱい食べちゃう。

こんな状態ですから家の仕事も溜まり気味。

ちょっと焦ってはいますが、仕方ないものは仕方ない。

もうなるようにしかなりませんからね。

さあ、来週末は夏の祭典、「奥武蔵ウルトラマラソン」

こんな身体だし、練習もマシな走り込みひとつ行ってないし、

真夏の78kmを制限時間12時間で走りきるのは至難の業。

ともかく今できることを最大限の頑張りでこなすしかありませんね。

あと一週間でできることなんて何もありませんが、せめて体調だけでも

何とか良い方向にもっていければと思うのですが、さてさてどうなることでしょう。

 

コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする