風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

「意思」

2021-03-27 04:21:46 | 日記・エッセイ・コラム
新しい仕事に就いて、早一ヶ月が過ぎようとしています。

ご存知でしょうが、「緑化の維持管理」それがに課せられた仕事。

もちろん、障がいをもった彼等と一緒に。

そんな仕事にもようやく慣れて・・・と、言いたいところですが、筋肉痛が酷くって・・・(笑)

やっぱ肉体労働ですわ、こりゃね。

雨が降ろうと(小雨ですが)、風が吹こうと、外仕事に変わりはありません。

晴れた空の下での仕事が嫌という訳ではないのですが、風が吹くと三脚が揺れて怖いんですよ、マジで。

その状況下での枝の伐採、、、そりゃ余計な力も使いますわな。

約5mほどの三脚から落ちたらヤバいですもんね、、、でも、それがお仕事ですから。。。

ところが、、、ですね。

ここにきて、色々な内部事情に振り回されています。

企業としての理念、手法、遵守、そんなモノに一抹の疑念が・・・。

簡単に言えば、目指すモノがそれぞれの個人的主観によってまちまちであると。。。

少しも簡単じゃない、、、(笑)

そうね、弦が無尽蔵に絡まって方向性の違う枝をむりやりに引き寄せているって感じかな。

これでも分りにくい・・・(笑)

要するにバラバラってことヨ。

新人の私に、あちこちから”勧誘”があるのよ。

自分の気持ち、やり方を理解してくれって。

”味方”を集めて”派閥”を作りたい訳ね。

何処の世界もあるわ、そんな事はね。

でも、それで困惑するのは彼等。

指示がひとによって変わる、、、それが彼等にとって一番不安になる事。

私個人に見解、いや、指針は彼等に寄り添う事。

彼等のサポート役、、、それで良いんだと思うのよ。

でも、内部事情が見えてくると、それがまったく違った方向で遂行されていることに気づいてきたのね。

そのいい例がリーダー的存在の”指導員”から間違いを強く叱責されたかと思えば、また考えの違う指導員から違う作業指示。

これが一番ダメだと思う。

確かに決まりを守れなかった彼等に注意は必要。

でも、それが彼等の特性なら叱責よりも、何度でも何度でも注意し、それでもダメでもまたまた注意する。

怒る事より、分かってもらえなくても、それでも怒ることより諭す。

そうする為の”指導員”ではないかと・・・強く思うのでありますよ。

私と入れ替わるように、女性の”指導員”が退職されます。

この方、とても面倒見がよく、声もよく通り、きっとこの手の仕事にはとても合っているとお見受けしました。

この方が私にそっと言うのです。

「仕事のあり方がちょっと間違っている」、、、それをいくら社長に訴えても聞き入れてくれないと・・・。

きっとかなりの葛藤があたのでしょう。

その方の転職先は、またも同じ世界の仕事だと仰っておりました。

ただし、今度は子供さんがその対象だと。

でも、この方だったらきっと次の職場でも上手くやっていける、間違いなくね。

この方と出会うはずはずのその子たちはきっと大きな宝物を得られるよな、そう確信するのですよ。

まさにこの世界の”カガミ”ですわ、、、この方は。

私はきっとその方と同じようにこの会社で”戦っていくことになると思うのですよ。

”負けない”

と、断言はできないけど、彼等の気持ちの支えに少しでもなれたらと思うわけで・・・弱っちい奴ですがね(笑)

今まで戦い続けた彼女の意思を継ぐ、それが私の本当の”仕事”かも知れませんわな。




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時には優しく、時には厳しく

2021-03-13 06:35:24 | 日記・エッセイ・コラム
再々々就職から二週間が経ちました。

障がいを持ったひとたちと一緒に汗を流す仕事は、自分が想像していた以上に楽しく、今のところ何のトラブルもありません。

ただ、ここでは「障がい」という言葉を私は嫌いなので、あえて「子供たち」と呼ばせていただこうと思いますが、難しい部分ももちろんあります。

作業自体、危険を伴うこともありますから、何でもかんでも優しく接するだけではいけない事も沢山あります。

時には、「それはダメ!」と、大きな声を出すことだってあります。

また、家族の事に関しても色々な事情がある子供たちもいるので、その辺の心配りは必要ですし、だからといって必要以上に気遣うのも傷つけてしまうことになりかねません。

要するに自然に振舞えばいい訳で、そこに信頼関係が出来上がれば子供たちも素直にその注意を聞いてくれるのです。

”純粋”という部分で言えば、本当に真っ白な心を持っているのです。

入社前にはどうして接すればよいのか、かなり不安にも思っていたことですが、私が変に構えたり緊張するその前に子供たちから声をかけてくれたのです。

例えば「どんな食べ物が好き?」とか「どこからきてるの?」とか、それはそれは嬉しかったですねぇ。

特に、「誕生日はいつ?」と聞かれたのですが、先輩社員の方が「誕生日には似顔絵をプレゼントしてくれるんだよ」と、自分のいただいた似顔絵を見せてくれるのです。

なんて恵まれた職場なんだろう、そう本気で思いました。

指導員としての立場ではあるけど、実際には”同じ職場で働く仲間”ということなのです。

ただ、緑化維持の仕事では木々の剪定に刃物も使えば高所の作業となることも多いです。

そこは指導員としてではなく、作業員として作業に当たらなければならないのです。

まだまだその部分ではかなり未熟な知識や技術であり、私自身もっと学ばなければなりません。

”一生涯勉強”

そんな気構えが大切なようですね。



一昨日、東日本大震災から10年が経ちました。

福島を含めて東北地方の復興にはまだまだ時間がかかるようです。

もちろん心に負った傷もそう簡単に癒えるはずもありません。

だからと言って後ろを向いたままでいられないのも事実です。

無情にも時間は止まることなく、あの日の前も、あの日も、あの日からの後もずっと動いたままです。

もし、あの日の前で止まっていてくれたならと、きっと多くのひとが思ったことでしょう。

それでもひとは辛い時間を重ね生きて行かねばなりません。

被害に遭われ傷ついた方も沢山おられます。

不幸にも命をなくされた方はさぞかし無念だったでしょう。

未だに消息不明の方だっていらっしゃるのです。

関東平野の真ん中に住み、さほどの被害にも合わず、今を平凡に生きているということがどれだけ幸せな事か、10年経ってもう一度見つめなおす機会でもあるかと思うのです。

その日、仕事前の朝のミーテイングのことでした。

リーダー格の方が私たちや子供たちの前でこんなお話をしてくださいました。

「未だに被災された方に対していやな言葉を投げつけるひとがまだたくさんいるそうです。でも、考えて。被害に遭われた方たちは仕事をなくし、家をなくし、家族までなくしているのですよ。私たちはこうして仕事をできるだけでも、とっても幸せなのですよ。家に帰ればお母さんが迎えてくれるでしょ?会社にも仲間たちが沢山いるでしょ?ですから元気よく精一杯仕事をしましょう。そうして、被害に遭われた方に恥ずかしくないような生き方をしましょう」

かいつまんで書けばこんなような内容のお話しでした。

そのお話をどの子も目を光らせて聞き入っているのです。

本当にいい子ばっかりなのです。

本当に良い仕事に就けました。

こんな子たちが本当に自立できるよう、私ももっともっと頑張ろうと思いました。



実はまたもやからだに変調が・・・。

粉瘤(ふんりゅう)と言って、こぶ状のものが背中にできてしまいました。

直径4㎝ほどの大きさということで、手術で取り除いた方が良いだろうとの医師のお話しでした。

但し、その医院では処置ができないそうで、大きな総合病院(形成外科)への紹介状を頂きました。

手術と言っても簡単なものだそうで、もちろん日帰りの処置となるそうです。

いやぁ、参りましたね、これには。

古い車があちこち痛み出して、やがてぼろぼろの廃車となる、、、そんなイメージがついて回りますわ。

そりゃいつまでも新車の輝きっていう訳にはいきませんが、随分艶のなくなったボディーにへたった足回り。

油漏れとパワーダウンの機械部分にフリーズしそうなコンピューター。

これじゃ人間としての”車検”に合格できなくなっちゃいそうです。(笑)

もうアクセル全開で走ってばかりいる訳にはいかなそうですね。

スピード控えめに、燃費よく走る。

そうすればもう少し走れるでしょうかねえ~(笑)

コメント (2)
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