風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

(2) 「雑感」 ふかやシティハーフマラソンを見送って・・・。

2012-02-26 19:30:13 | 日記・エッセイ・コラム

2012_02250004 大会会場とは良いものだ。

いくら沈んだ気持であっても

自然に盛り上がってくる。

目を輝かせ、気合満々の選手。

今日の日をめいっぱい楽しもうと

笑顔が溢れる選手。

そんな人たちに囲まれていれば

どんな状況の人間だって

高揚する気持に歯止めがかかるはずが無い。

それにしても最近のランニングブームとは凄い事になっているようだ。

このローカルの大会でさえ参加人数が6千人を越えたとか。。。

そういえば平日の日であっても幹線道路を通れば必ずランナーを

見かけるようになった。

私が走り始めた頃などはただの物好き、何もそんなきつい事をやらなくとも

と、よく陰口をたたかれたものだ。

2012_02250043 それが今では流行の最先端を行く

おしゃれなスポーツと姿を変え、

一部の間では羨望のまなざしで

見られることさえあるくらいだ。

しかし、私自身はそのおしゃれな

部類のランナーにはどうしても

なれそうにはない。

派手なウエアも

似合わないだろうし、カッコよくも走れない。

それでもランナーである誇りは何時まででも胸に刻んでおこうとは思っている。

いや、誇りと言うよりもスポーツマンとしての意識を持つ事が、即ちランナーの誇りで

あるのだと思っている。

爽やかに、潔く。。。だ。

今日は久しぶりに見学、応援だけの日となってしまった。

だが、これが自分の中では凄く意味のあったことに思える。

たくさんのランナーを見ていると普段気がつかなかった事に気がついた。

それと言うのは、ラストの走り。

今日はラスト1kmのところに陣取って応援をしていたのだが、

やたらとバネを利かせ平然とした顔で走りすぎてゆくランナーの実に多いこと。

それは特に時間を追うに従ってそういうランナーが増えていたようだ。

2012_02250072

しかもしっかりとしたフォームで。。。

もし、もっと違った練習をしていれば、

もっと違った意識で走っていれば、

もっともっと早いタイムで走れるのになと。

せっかく走ったハーフマラソンなのに

チカラを余してゴールではもったいない。

それは自分にも

当てはまるのではないかと

ふっと思った。

あの市民ランナーの星「川内君」が全力を出し切って動けなくなってしまうくらい

追い込めとは言わぬまでも、最後まで力を残さず走りきることが

今までの自分にあっただろうか。

それは意識の中で全部出し切る事への恐怖、不安、そんなものに縛られていて、

どうしても守りの走りになってしまい、前半押さえに押さえ、慌てて最後にスピードアップ。

それを気持ちよく走りきったなどと、いかにも快走したかのような錯覚に

陥っていたのではないだろうかと。

しかしそれを打破するには自分の力を完全に把握していなければならず、

それだけの練習量があってこそ自分の走力を信じる事ができるように感じる。

2012_02250065 チカラを全部吐き出す事が

できるようになる為の練習量。

自分を信じられる為の練習内容。

一口で言うのは簡単だが、

それはそれだけの練習を

こなしていかなければならないことで

決して簡単なことではない。

しかし是非そこまでの境地に

達してみたい気持となった。

それは今までになかった新たな心境であり、発見でもある。

今日は走ることができなかった。

明日も、そして次のレースも走れないかもしれない。

が、きっと復活してみせる。

今よりももっと強くなって。

きっと、きっと。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(1) 「苦悩」 ふかやシティハーフマラソンの朝に・・・

2012-02-26 18:14:57 | 日記・エッセイ・コラム

2012_02250035 相変わらず体調が優れない。

空気が変わると咳が止まらなくなり

そして腹痛や頭痛まで時に伴う。

いったいどうしてしまったのだろう。

ただの喘息だけではないのか。

それでも症状は幾分和らいだようにも

思うのだが・・・。

今日は地元開催の

「ふかやシティハーフマラソン」の日だった。

この二日前、試験的にゆっくり走ってみたのだが、残念ながら走れる状態ではなかった。

休養充分であるはずの足は坐骨神経痛の痛みに襲われ、絡むたんに咳き込み

不調のからだは気力まで剥ぎ取られてしまった。

たった2kmでこのふかやの大会は完全に無理だと悟る事ができてしまった。

当日早朝、目覚めは午前3時。

その後、全く眠りにつけず、ただぼ~っと過ごすには長すぎる時間だ。

もしかしたら奇跡的に回復をしているかもしれないと、真っ暗な外に出てみれば

2012_02250020 やはりそんな夢物語など

ありえるはずも無い。

冷たい空気に触れた気管は

悲鳴をあげた。

星の見えない夜空は

自分の心の中を

透かされたかのように、

いつもより余計に暗く

そして深く・・・。

漆黒の闇とはこのようなことを言うのか。

時計の針はゆっくりと進み、やがて外の明るさが室内に差し込む。

とは言え、どうも今日は雲の多い天気となりそうだ。

あまり気は向かないが、それでも会場に行ってみようか。

食欲もなく、何も口に入れる気にもなれない。

途中でコンビに寄り、のどを潤す暖かいお茶と僅かな食料を購入し、

無理やり腹に押し込む。

2012_02250021  数分後、会場周辺に到着するが

昨年以上に混雑をしているようだ。

駐車場から歩くランナー達の顔は

自信と笑顔に満ちていた。

ひとり暗い気持のまま歩く

会場までの道のりは

ハーフマラソンの21kmの

その距離よりも長く辛く感じていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「疲労」 逃げる事は決して恥じゃない・・・。

2012-02-20 09:33:03 | インポート

2012_02190001 昨日は予定でいくと

「結城シルクカップ」の5kmを

走る事になっていました。

しかし、この間の駅伝で

無理をしたことが未だに

あとを引いていて

激しく咳き込むことが多く

現在もまともに走ることができません。

よって、欠場と言う事にしました。

もしやこれはあの苦しかった喘息の再発か。

いや、そうではないかも・・・。

苦しいと言うよりも、痛い。

胸が痛むのです。

あの駅伝を走り終えたあと、異常な気管の痛さに自分でも驚いていたのですが

それからと言うもの、肺と思われるちょっと右上辺りに痛みを

感じ続けています。

それは激痛と言うのではなく、何となく痛い程度に過ぎず、

無理にでも走ろうと思えばなんとか走れるのですが・・・。

どうも私はこの気管、肺、この辺りにひ弱な部分があるようです。

しかし、それはそれまで感じなかった新たな部分の不都合でもあり

それなりに不安を募ることは言うまでもなく、ましてや心肺を激しく使う5kmのレースは

走る事の心配よりも、むしろ生死に関わるような重大な問題を引き起こしてしまいそうな

嫌な予感さえ抱いてしまいます。

それは大げさであるとしても、ここは注意をしたことに越した事はないかと。

これが今回レースを回避した大きな理由ではあります。

しかしこの答えを出さなければならない前夜、そして当日朝にはそれなりの

心の葛藤がありました。

2012_02190016 「あるだけの力を振り絞って走る」

「ゆっくりでもいいから走る」

「会場に行かない」

選択肢はその三つ。

でも、正直に言えば、

嫌でした、走ることが。

ゆっくりでも走りたくない、

ここから起き上がるのも嫌だと・・・。

こんな事は初めてでした。

いくら走りたくないなという時でも、自分なりのペースで自分の好きなように走ることは

いかなる時も全く苦にはならなかった自分。

全く走る気にはなれなく、起き上がることも嫌だなんて思うことは

今までに一切感じなかった事です。

よほど疲れていたのでしょうか。

そういえば仕事面で体調が優れない状況であっても、連日に残業を強要され

肉体的にはくたくたであり、精神的にも危うい状態であったのは確かです。

しかし、いつもならその鬱憤を晴らそうと、会場に向かえばその場の雰囲気に包まれ

また元気が出るのだとそう思っていたし、事実そうでした。

しかし今回に限っては違っていた・・・。

2012_02190015 こんな事もあるのですね。

これを本当の意味で

「疲労」と言うのでしょうか。

今まで感じていた疲労は、

今感じている疲労とは全くの別物。

気力や気合、根性だけでは

どうにもならない

疲労と言うものがあるのだと。

こんな状態に諦めを感じると同時に、これが人間としての衰えなのか、

限界なのかと少々落ち込みました。

しかし、そんな諦めと落ち込みの中でも、時間を追うに従って

ある意味開き直りと言うか、自分はこれで良いんだ、これが自分なんだ、

と思えるようになりました。

逃げ道を見つけ、隠れ家を探し、見つからないように逃げ込む。

それでも自分は生きている。

生きていればこそ苦しみも悲しみも、そして楽しみも感じられると。

2012_02190007_2 感じる事が即ち生きる事。

逃げる事は決して恥じゃない。

そう思うと不思議にまた走りたい

気持にもなってきたのです。

早速いつもの公園にでかけ

そして走り始めたのですが、

相変わらず胸の痛みと

咳きは続いていました。

それでも心地良いひと時を過ごす事ができていました。

やがて汗ばんだ額から流れ落ちた汗の粒がメガネにくっつき

歪んだ景色の向こうには、眩い太陽の光が差し込んでいました。

これで良いんだと、これが自分なんだと・・・

何度も、何度も・・・

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

体調最悪、「美里町万葉の里ハーフ駅伝」を走ってきました。

2012-02-13 19:08:08 | マラソン

2012_02120002 記念すべき開設以来400個目の記事です。

これを機にタイトルまで変更したのですが

決して喜ばしい記事にならないのが

いかにも私らしいところと

言ったところでしょうか。

昨日は毎年恒例の

地元走友会から参加する

「美里町万葉の里ハーフ駅伝」を

走ってきました。

普通の状態ならば事前のスピードトレーニングの効果を試す絶好の機会として

それ程プレッシャーも感じる事無くサラリと走れるレースとなるのが通常なのですが

なんとそのスピードトレーニングを始めたとたん、酷い風邪を引いてしまいました。

もちろん仕事もできる状態ではなく、3日間の有給休暇と休日を含め4日間、

殆ど寝たきりの最悪の状態。

熱が出ると言う事は無く、腹痛と吐き気と咳が出るだけなのですが、これが苦しい。

食欲も無い訳ではないのですが、食べると不快になるお腹周辺の不調は

もしかしたらこれは風邪ではなく、今流行していると言われる危険な

ノロウイルスではないかとい疑いもしました。

が、どうもそうじゃなく胃腸炎を誘発する風邪の一種らしく、

こんな症状がこの近所では流行っているとのことで、変な安堵感。

しかし最近の走り込みや多忙な仕事の影響か、かなり免疫力が落ちていたのでしょうか

突然不調を感じ、その後の症状の進行の早いこと。

午前中は全く問題なかった体調がその日の午後には殆ど起きられないまでに

症状が悪化してしまっていました。

2012_02120001 それでもどうにかこの駅伝の日には

起きられるようにはなったのですが

早くの回復へと無理やり注入した

エネルギーで急激に増大した体重と

もちろん全く走らなかったどころか、

歩くのもトイレへの往復程度の

運動量でしかなかった4日間で

いきなり3.8kmを全開で

走れと言う方が無理。

欠場も考えましたが、ギリギリのメンバー構成で苦慮に苦慮を重ねた走友会の

幹部の方々のご苦労を考えれば、なかなか欠場の旨も申し出にくく

朝の感じでは何とか走れるだろうと意を決し、早朝の集合場所へ急ぎました。

しかし、もし今日も途中で腹痛や吐き気をもようすならば、それは私自身というよりも

チーム幹部はもちろんの事、他のメンバーにも多大な迷惑をかけてしまうことになり

最悪の場合途中棄権、あるいは救急車騒ぎともなれば主催者にもその迷惑を

賭けてしまう事となる訳で、それはただ単に根性だとか気合だとかで

補える訳もなく、相当迷いはしたもののこの時点では自分自身との

年密な相談の上でGOサインを出す事としました。

2012_02120016 しかし、一度アップで走り出してみれば

ふわふわと宙を彷徨っているような感覚。

まるでチカラ強い走りには程遠く、

ほぼ全力で走ってみても

まるでスピード感が無い。

それはどれだけアップに

時間をかけたところで

その症状は改善する事は無く、

むしろ太腿辺りに疲労さえ感じる羽目となり、もうこれ以上の足掻きは無意味と判断。

そのままレースを向かえることとしました。

先にスタートした中学生チームがこの区間で次々と襷リレーをする場面を

目の当たりにすると嫌が上にも気合が入ってきます。

その後に一般チームもトップチームが次々に襷リレー。

我がチームもそれ程の差も無くやってきました。

襷を受け取りトップスピードにまで上げたつもりの足取りはやはり安定感を失っており

短い距離の向かい風にもふらつき気味。

情けないな~と思っている間もなく背後に足音を感じると、いっきに2名に抜き去られ、

それでも何とか距離を離されまいと必死に追うものの、

2012_02120020 やはりそこには全くスピードは無く、

体感的にやっとキロ4分程度か。

そう思っているとその後にも足音が近づき、

またもやあっという間に抜き去られました。

前方では私を交わしていった二人が

バトルを繰り広げています。

私にはそこまで追い上げる力は

既にありません。

苦しさのあまり少しペースを落とそうとしたその時、直ぐ後ろに次のランナーがいることに

気付きました。

その直後少しの並走で頑張ってみたものの、そのランナーも徐々に前方に離れて行き、

これで4人に抜き去られたのかと思うと本当に情けなく、これが普通の状態なら

これ程いとも簡単に抜き去られる事は無いだろうと思ええた事が

更に悔しさを増大させてくれました。

この区間も中間あたりから追い風となり何とかそのスピードは維持しているものの

呼吸はMAX。足は全く前に出ず、あごは上がり何たる無様な醜態だと思っているうちに

4区の中継所が見えてきました。

「あと3分~!」の係員の声が響きます。

この区間でトップチーム通過後10分で繰り上げスタートがあるのです。

その制限時間まであと3分のところでやっとの襷リレーができた訳で

何とか本当に最低限の役目は果たした訳で・・・。

その後、激しい気管の痛みと吐き気と止まらぬ咳とで、

「ヤバイ」と本気で感じてしまいました。

2012_02120007 その後、どうにか時間を追うに従って

落ち着きはしましたが、

過去にも無いくらいの

体調不良の中で走りきったなんて

威張れたモノではないことは

当たり前の事です。

しかし何とか襷を繋げた事は

まだ私に走る力が残っていたと言う事。

それは少なからずとも今までの練習の成果であると共に、神様のご加護があったのだと

反省だけではなく感謝もしなくてはなりません。

今も時々襲い来る腹痛と咳とで手を焼いている現状ではありますが、

健康と言うものの大切さは、こんな時に限らず生きている以上は

絶対不可欠なものだと常に頭に入れながら、日々努力を重ねていかねばならないと

身をもって思い知らされました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼のかくらん? そんなことはありませんよ。私だって人の子です。風邪位引きますって。。。

2012-02-10 15:35:49 | 日記・エッセイ・コラム

2012_02030001 風邪を引いちゃいました。

もう3日間も活動を休止しています。

咳と鼻水と腹痛と・・・倦怠感。

今日も仕事には行けそうもありません。

こんなに酷い風邪は何年ぶりでしょうか。

今日は快晴、微風、気温もまあまあ。

何故にこんな時に・・・。

とは思うものの、最近疲れてたもんなぁ。

連日の残業と無茶とも思えるような走行距離で免疫力も相当落ちちゃっていただろうし

乾燥した空気と低い気温で老体はひとたまりもありませんでしたよ。

幸いにも熱は出ていないので何とかパソコンぐらいはいじっていられるのですが

やっぱりテンションはさがり気味です。

オマケにそのパソコンも最近調子が悪い。

直ぐに固まっちゃうし、凄く重たい時があるんです。

もう6年も使っているパソコンだから仕方ないのかもね。

そろそろ考えなくっちゃいけない時期に来ているのかも知れませんね。

2012_01200007 ところで、この「風をうけて」のタイトル、

変えようかと思っています。

ネットで検索すると、

あの白戸家の携帯ショップにお勤めの

お姉ちゃんが歌っているタイトルに

それと全く同じものがあり、

どうも居心地が悪い。

それとあわせて色々変えてみようかな

なんて思ってもいます。

基本的な部分は変えようもありませんが、そうする事でモチベーションを維持し

初心に帰り、新鮮な気持の上で新たな文章に取り組もうかと思っている次第です。

ある日、突然に全く違ったブログが目に入ってきても間違いじゃありませんからね。

削除しないでくださいね~。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする