風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

思いついたままの戯言でございます。

2022-03-23 06:12:31 | 日記・エッセイ・コラム
久しぶりに有給休暇の一日を過ごした。

先ずはコーヒーを飲んで、パソをチェック。

少し疲れて、朝寝をして、そして朝食。

これから走ろうと思っていたので、まあまあのエネルギー量だ。

なんの予定もなかった、いや、やらなきゃならないことはうんざりするほどある。

それを無いことにして、今日は暇だと勝手に意識を書き換える。

そうしなけりゃ、あれもこれもと用事に埋もれ、休暇らしく休むことなんかできやしない。

休むとなったら休む。

これが意外と難しい。

畑に行くことも、田んぼの様子を見に行くのも止めて、何度か観た記憶のある再放送のTVドラマをぼんやり見つめれば、朝の通勤渋滞が解消される時間だ。

さてと、今日は何処へ行きますか。

その頃になると、用事らしい用事のことは忘れられる。

順番を決めて、無駄のない計画通りことを進めるのが正しい用事の進め方に対して、気まぐれで向かう先を決める。

お江戸の時代、風の吹くまま、きの向くまま風来坊のようにふらっと車に乗り込み、気の向くままに舵を取る。

行きついた先は熊谷スポーツ文化公園。

何ともつまらない行き先だけど、仕方ない一周二周、走りますか。

そうよね、寄居の鉢形城公園に行けば巨大エドヒガンザクラが咲き始めてるでしょう。

サッサと走り、寄居町へ行きますか。

と、ポツポツ走ったら秋てきた。

そりゃそうよ、なんだかんだでもう2時間以上走ってるんだから。

ああ、、、もう鉢形城はいいかな。



家に帰ってインスタントラーメンでも食べますか。

足はだるいし、気持ちも重い。

それなら、もう動くのは止めよう。

JAに提出しなきゃならない営農計画の申告書がひらひらと、記入をせがんでいたけど無視。

もう品切れ状態の名刺の用紙が印刷しろよって泣いてるけど、それも見ぬふり。

撮りためた録画、「空母いぶき」の再生を決め込み、ぼんやり見始めると、次第ののめり込む。

以前にも見た映画だけど、今と前とじゃまったく見方が違った。

空想上の戦闘と割り切ってみる事などできるはずがない。

ロシアの侵攻、壊滅的なウクライナの町並み。

もし、暴走するロシアが北海道から攻撃を仕掛けてきたらウクライナ同様破滅的な町を見ることになるのか。

世界第5位と言われる日本の軍備はロシアの攻撃から市民を守ることができるのだろうか。

その時、アメリカは?

韓国は?

北朝鮮は?

中国は?

ただの物語ではすまない映画に変貌していた。

結局、疲れと緊張の中で終わってしまった有給休暇の一日。

仕事はすべて持ち越したが、頭を抱えることもない。

それが、年老いたということの証明なのか。

命が尽きるまでにすませばいいや。

あまりにも能天気な人間になる下がってしまったようだ。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猛省ですわな。

2022-03-19 06:22:14 | 日記・エッセイ・コラム
いやぁ、辛い一週間でございました。

なにが辛いって、自分の信念をどうしても曲げなきゃならないって事案が起こったのでございますよ。

正直に言えば信念を捻じ曲げちゃった、自らの手で・・・。

それはある日のお仕事のこと。

小さなことだったけど、ルールを守らず手を抜いた。

それを隠す。

チラチラと横目で見ながら。

そんな子を誰が叱らなきゃならない。

そうしないと、他の子たちから不満が噴出してしまう。

公平な立場で、やはりいけない事はいけないと強くたしなめなきゃいけない。

そりゃね、この子たちだって伊達に社会人として何年も働いきている訳じゃないし、良し悪しの分別ぐらいつくと思っていたのはこっちの勝手で、そうじゃないってことがアリアリと見えちゃった。

どうしても楽な方へ逃げちゃう子。

できないんじゃなくって、さぼっちゃう。

それを嘘で隠そうとする。

これには困ったわ。

小一時間、話し合ったこともあったけど、また同じことを繰り返す子。

聞けば家庭に問題があり、幼少の頃からの躾けの不備と言うか、その子の特性と言うか、必ず逃げると。

その子に対して親御さんの無関心ぶりは相当なものだとも。

でも、そんなことは関係ない。

この子だってもうとうに二十歳は越えてるんだから。

根は本当に可愛い子で、いつだってニコニコと話しかけてくる。

でも、いざとなると誤魔化し、平気でさぼり、そして逃げる。

「だから、お前のそういうところがダメなんだ(怒)」

朝のミーティングで思わず声を荒げてしまった。

ああああ、、、猛省!

”根気よく言い聞かせればきっと何時かは理解してくれる”

手っ取り早く怒っちゃえばいい、、、じゃ、ダメだって分かってるのに、裏切られたって気持ちに負けて、大きな声を出してしまった。

オレってこの仕事に向いてないんじゃないかって、本気で落ち込んだわ。

その翌日、いつも何かにつけて寄り付いてきていたその子は、視線を合わせず何となく遠くを歩いていた。

こっちもこっちで、どうも声をかけづらく、あの子との間にいつもと違う空気を感じていたし。

それがその日の帰り、その子はいつも無言で事務所を出ていくのに、その日に限ってオレに向かってぺこりと頭を下げて帰っていったのですよ。

そう、あのニコニコ顔で。

それが返って辛くってさ。

ああ、自分のバカさ加減をあの子が救おうとしてくれているんだなって・・・。

情けなかったねぇ。

ホント、オレってつくづくダメだわな。

来週、休み明けの朝、あの子に謝ろう。

そして、もう一度話し合おう。

何度でも何度でも話し合おう。

分ってくれるかどうか、それは分らないけど、それが自分の信念じゃね~か。

怒りに負けちゃダメわ。

辛抱強く、それこそがこの子たちに一番必要なことだから。

あああああ、、、、すり減るって、こんな気持ちなのかなあ。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする