風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

勝手に総括!東京オリンピック2020(陸上競技編)

2021-08-09 04:34:20 | 日記・エッセイ・コラム
終りましたねぇ、東京オリンピック2020。

最終日に行われた札幌でのマラソン。

観ましたよ、もちろん。

”大迫、半端ないって!”はサッカーの大迫勇也。

でも、大迫傑もマジ半端ない!

このレースのために何千、何万㎞走ったんだろう。

”だって人間だもの”

いくら才能にあふれ鍛え抜かれたアスリートだって限界があるよね。

その極限でここまで走ってきた大迫傑、、、カッコよかったなぁ~!



でも、一番労いの言葉をかけてあげたいのは、新谷仁美。

どれだけ追い込んできたのか、、、どれだけ耐えてきたのか、、、本当に凄いと思うよね。

プロとなり、そのプライドを言葉として発することで逃げ道をなくす決意、、、そうして追い込んできたんでしょう。

そんな強気の言葉が逆に誤解を招き、批難もされていた。

そんな新谷仁美が日本選手権の5000mスタート前に吐いた言葉。

”棄権したかった、逃げだしたかった”

そんな弱音を口にしたのですよ。

これだけの選手だからきっと強靭な精神力の持ち主だろうと思っていたけど実際はそうじゃなかった・・・。

人間らしい、、、まさに相田みつをの言葉をそのまま絵に描いたような”だって人間だもの”だったんだ。

オリンピック開催を阻止しようとするデモが国立競技場を取り巻いて、その中の日本選手権。

オリンピック開催の是非はアスリートたちに一切関係ないのに・・・。

選手に向けて、そんなこと言うなよ、、、その言葉を向ける相手が違うよ!

正直言って、自分もオリンピック開催したらヤバいぞ、そう思ってたよ。

でも、生まれてからずっとオリンピックを目指してきた人たち、ずっと苦しい練習を続けてきたアスリートに対して止めちまえなんて口が裂けても言えることじゃない。

そんな世間の風潮に心を痛めていたアスリートはきっと少なくない、、、ということは、そんな心無いことばを吐きかけていた輩がどれだけいたかって言うこと。

悲しいよね、、、。

それをまともに受け止めてしまい、チカラを失った新谷選手。

このひとはどれだけ純粋なのだろう、真面目なんだろう、優しいんだろう。

もう走れるような精神状態じゃないのに、それでも走った。

自分では弱いからって言っているけど、あなたほど強い人はいないと思うよ。

陸上長距離と言えば10000mの廣中、マラソンの一山、そして1500mの田中各選手。

彼女たちが入賞した陰には新谷仁美の背中があったと思う。

その背中を必死で追ったからこそ日本の陸上界はレベルが上がったんだよ、きっと。

レース後、頭を下げる新谷仁美を誰も責める資格なんてないよね。



メダルを取ったら称賛され、入賞したら褒められ、そのどちらも逃したら批難される。

許せないなぁ!

選手に酷いことばをぶつけるひと、一度でもいいから吐くほど練習をしてみなさい。

痛みで寝られないくらいの筋肉痛に苦しんでみなさい。

コロナ感染が爆発しているけど、それは選手たちに一切責任はないのですよ。

このオリンピック、これほど考えさせられた大会は今までになかったと思う。

この大会、成功したとは思っていないし、今でも開催して良かったのか?と疑問に思っているけど、選手みんなには心からご苦労様、お疲れ様でしたと言いたいね!

本当に選手たちは普通のオリンピック何倍もの素晴らしいチカラを見せてくれました。

その中でも、私が選ぶ陸上競技MVPは新谷仁美だと思うのですよ!!!
コメント
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