風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

まるで燃えないゴミだわ。

2022-10-26 06:01:06 | マラソン
”練習とは苦しむもの、苦しいからこそ意味がある”

とは言ってもねぇ、、、苦しいのは嫌いじゃ~!

苦しみ抜いた「上州太田スバルマラソン」

はい、10月3連戦の最終戦ですわ。

ここまで「上田古戦場ハーフマラソン」、「小鹿野ロードレース」共に満足いく結果が残せず意気消沈気味。



で、疲労も抜けきれぬまま今回の上州路に臨んだのですよ。

まあ、出足は”こんなものか”と思うようなタイム。

が、13km過ぎから何かがおかしいと感じ始め、もう15kmを過ぎる頃にはメロメロ。

もう17kmぐらいには止まろうと思ったくらい。

足が動かない。

体が重い。

気力も湧かない。

そりゃもう酷い有様。

ぐでんぐでんになってやっと迎えたゴール後、何やら気持ち悪さを感じ、、、リバースはしませんよ、意地でも。(笑)

この時になって初めて脱水かそれとも熱中症かと。

鈍感なんですわ。

喉の渇きとか少しも感じなかった、、、けど、体は正直に赤信号を発していたんでしょう。

こんなことは初めてですわ。

もちろんですが、この日もノー給水。

一度も水分を口にしておりません。

で、ゴール後、お仲間さんがノンアルコールビールを用意してくださっていて、ぐびっと飲んだらまたもや気持ち悪さが復活。

どうもおかしい、、、こんな状況では気分も落ち込み、多分今まで走った大会で一番酷い思いをしたかも。

ただ、時間が経つにつれて体調も持ち直し、長いシャトルバス待ちとバス酔いもなく何とか帰宅。



いやあ、最悪でしたね。

大会中に病院へ担ぎ込まれるひとってこんな人なんだろうなぁって思いながらひとりで勝手に反省会。

まず、走り出しの感じ。

どうもからだが重く、もしかしたら前夜のお腹いっぱい食べちゃったおでんと、焼酎のロックが消化しきれずお腹の中に残っていたのかな、と。

それから、前々日に行った1000mインターバル3本。

たった3本だからって思ったけど、もうその時点で足の疲労が残っていたのにその上に4分30秒では負荷が高すぎ無理じゃね???、今の自分の脚力じゃ。

それから、まだあるよ。

どうしてもアップダウンのあるコース(小鹿野ロードレース)のあとは、足の甲に痛みが出てしまうのと、指の爪にダメージがあり、それをかばうように走るものだから、どうしてもかばうとしない足に負担がきちゃう。

こりゃもうコンデション作りの失敗だわな。

”勝手知ったるマラソンコース”

もう何度も走っているコースだけに、慢心があった、、、それもあるよなぁ。

ここは平坦だから少しぐらいのオーバーペースでも何とかねばれる、、、ねばれねえじゃん!(笑)

要するに体力の衰え、脚力の弱体化、それに加えて頭でっかちのバカランナーって事ですわ。

反省だけならサルでもできる、、、ハイ、ワタクシ、サル以下の走りしかできませんわ。

ただ、嬉しかったのは旧ラン友との再会、そしてまた応援も頂き本当に感激でしたわ。

不甲斐ない走りの姿しかお見せできませんでしたがね、それでも嬉しさに変わりはなく、ああ、走って良かったなぁ、って今になってもなお思うのです。

とにかく、まだまだ思ったようには走れないこんな状況ですがね、なんでも良いです、、、とにかく目標を見つけて、また燃える気持ちを取り戻したいね。

走り始めて20数年。

新鮮味を感じない部分は何かで覆い隠し、そしてまた「ああ、面白かったなぁ」で終れるレース参加としたいものですわな。
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どこで走るかだ。

2022-10-20 05:42:13 | 日記・エッセイ・コラム
「小鹿野ロードレース」を走ってきた。

出場種目はもちろんハーフ。



前週の「上田古戦場ハーフマラソン」とで連戦になる。

”悔しいがどうしても走れない”

そんな思いを引きづりながら、今回の標高差100mを越える難コースに挑むわけだが、ターゲットとするレースが控えているということでもなく、何となくエントリーしてしまったから、”ただ仕方なく走る”みたいな位置づけだ。

こんなことはコロナ前まではなかった。

PBを狙うことはなくても”目標とするレースの為の練習”みたいに、何らかの意味を持って走っていただけに、理由もなくただ募集していたから走ってみよう、では、結果は知れたもの。

いや、たった一週間の間だけで自分の走力が劇的に変わるはずもないし、ただ良い汗をかいて爽やかに秩父路を楽しめたらいいや的な、まったく緊張感のないスタートを迎えることとなった。

ただ、走り始めればそれなりに熱い気持ちがわかないこともない。

好きな上りと早く走れていた下りが満載のコースは楽しくないと言っては嘘になる。

前週の上田市を流れる千曲川の土手の上のコースの何倍も楽しめるが、どうにもこうにも足が進まない。

疲労感も走り始めてすぐに感じ始めて、バランスの取れないフォームで無理やり走っていると自分でも感じ取れる。

重心が乗ってないというか、前に前にと傾く悪い癖。

これではまともに走れるはずもなく、ラップタイムは悲惨なものだ。

せめて長く続く後半の下りで自分の思っているようなタイムを刻むことでもできたら全体的なタイムに不満であってもある程度は納得できるが、それさえも許してはくれなかった。



確かに練習は足りてない。

記憶という幻想に縋りつくが、現実は無様な自分を生み出すだけ。

悲しいが奇跡というものはきっちり準備をしいぇきた者、その中でも神様に選りすぐられた者だけにしか与えられない。

足の指にチクリと痛みを感じ、これは間違いなく肉刺の完成状態に近い。

これを無視して走ればおそらくつぶれた肉刺でソックスやシューズを血色で染めるだろう。

グッとスピードも落ちるが、それは肉刺の発生という精神的なダメージというより、足のスタミナ切れによる影響だ。

受ける風が弱い。

流れる景色が遅い。

呼吸だけは荒く、歪む顏。

いつしか、どうでもいいやから、ちくしょう!になっていた。

もっと時間を。

もっと力を。

少ない練習の時間だが、何とかしなければこの悔しさからは逃れきれない。

もっと走れ。

追い込め。

そして苦しめ。

レースで後悔するくらいなら練習で泣け。

失意と決意の中、よろよれのゴールを迎える。



これから何を省き、その時間をどう練習に向けたらいいいのか、そればかりが頭にある。

無理だがやるしかない。

まだまだ、”何となく申し込んでしまったレース”の日曜日は続く。

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走った!

2022-10-12 05:54:54 | マラソン
3年ぶり?

もう忘れてしまいそうな空白というコロナの時間。

そして大会中止とコロナ感染。

様々な出来事を乗り越えて10月9日、ようやく大会に参加することができた。

「上田古戦場ハーフマラソン」

上田と言えば徳川の大群と戦った真田氏の地元。

それよりも古く甲斐の国の武田氏と信濃の国村上氏の戦いがあった戦場でもある。

確かこの大会には7,8年前に2度ほど参加した記憶がある。

派手さはないがこじんまりとした好感の持てる大会と記憶している。

この大会もご多聞にもれず、コロナで3年ほど見送りとなっていたことに付け加え、まだ記憶に新しいあの台風19号の被害で計4年連続の中止ととなっていたらしい。



久しぶりにレース用のウエアやシューズを準備し、リュックにつめようとすると賞味期限が2020年に切れたゼリー飲料が大量に出てきた。

もちろん、それらを廃棄し新しいものを詰め込んだのだが、感慨深いと言うか期待感が膨らむと言うか、やっと日常が戻ってきたんだと封を切られることもなく捨てられる古いゼリー飲料に教えられた思いがした。

さて、上田まで高速を飛ばして2時間超。

その程度の距離、時間ならば難なくこなせた今までと違って、さすがに疲れる。

その上に21kmの距離を走って、そしてまた2時間を超える運転。

考えるだけでも嫌になってくるが、ここは再出発に選んだ大会。

もし、真田幸村なら戦わず諦める事などもってのほかとお𠮟りを受けるだろう。

ここは気合一発、諦めることなく走り切ってやるとの決意の元、マスクをした多くのランナーと共に戦いに挑んだ。

が、さすがに月平均走行距離が100kmにも満たない練習量。

それどころか8月中旬から9月上旬にはコロナ感染により、一歩も走っていない。

その後の一ヶ月も家族の体調不良とで50kmも走っていない状況でハーフの距離はあまりにも辛い。



時計のラップではキロ5分を一度も切れることもなく苦戦が続く。

路面の荒さや強めの風もスタミナの切れた足に鉛のかたまりを投げつけてくる。

どうにもこうにも進まない自分に苛立つが、それはよく言う「練習は嘘をつかない」だ。

絶対的に練習が足りていない。

持久力もなければスピードもない。

気持ちも折れかけ、このまま止まろうかと何度も悪魔がささやいていた。

しかし、コースは終盤。

会場の上田県営球場が目に入ると、そこそこのチカラが湧いてくるが、(いや待てよ、まだ3kmほどある)と思った瞬間、コース員の方が球場側の反対方向へ導いている。

ここで完全に心が折れ、またよりによってかなり強めの向かい風。

ガックリとスピードが落ち、このままではもうゴールまで持たないだろうと諦めていると、ひしひしと足音が近づいてくる。

スピードは落ちたが、足も使い切っているが、ここで追い抜かれてたまるかの勝気な気持ちだけが足を支える。

その足音の感覚そのままに何とか公園内へイン!

その相手ランナーさんも追い抜きに諦めたのか、足音が遠ざかる。

そのままライト側から球場内入り外野フェンス沿いを走っていくとゴールゲートがあり、ようやくこのレースを終える。

ゴール地点は球場センターの芝生の上で、何度も足がもつれ危なかったが何とかこらえてフィニュッシュ。

長い長い1時間51分46秒だった。



今はタイムがどうだとか、順位がどうだとか言えるような状態ではない。

ともかく走り切れたのが唯一の結果で、この日をスタートとすればいい。

年齢的なものから考えてもそれ程向上しないかも知れないが、それを諦めるのはもっと悪い。

負け戦となる、そんな思いなどこれっぽっちも思っていなかったであろう真田幸村のこの里で私自身も再スタートを迎えた訳だ。

「生涯ランナー」の再出発地点とは最高の舞台、「上田古戦場ハーフマラソン」だった。





コメント (2)
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わからない

2022-10-06 05:20:08 | 日記・エッセイ・コラム
センシティブなお話しだ。

今の職場に3ヶ月前、ある方が入社した。

しかし、どことなく行動がおかしい。

物おじしないというか、遠慮がないと言うか。

落ち着きがないと言うほどでもないし、異常行動とはまったく違うのだが、何となくおかしいと他の同僚先輩社員からも疑問が口々に発せられるようになった。

上司にもそのことを問う機会がもたが、結局もう少し様子を見ようということになった。

作業自体は早いし経験値もあるということから、ある程度の仕事を任せていたが、どうもムラがあり注意不足とか集中力に難のある形跡がとって見えていた。

そんなある日、突然大問題が上司に告げられた。

納入業者に言ってはならない暴言を吐いたと。

それは本社の総務にも知られることになり、その方は注意叱責を受けた訳だが、その真意を知るために同じチームの中でミーテングが開かれた。

イライラしていた、精神的に参っていた、今思えばどうしてそのような言葉を吐いたのか分からないと、本人の弁明。

それとこの仕事に対してもどかしさと物足りなさを感じているとも。

そもそも、障がいのある子たちに対しての作業指導をする立場として、健常者と言われる我々がもどかしさや物足りなさを口にするのはタブーであり。それを承知の上で入社の希望を持ったわけで、今更という気持ちを抱いたのは私だけではないはずだ。

だが、ここで彼はもうひとつ重大な事柄を口にした。

「自分も障害手帳を持っている」と。

発達障害、それが彼だった。

問題はその障害そのものではなく、それを一切隠してこの職場にやってきたことで、それはハローワークにもこの会社の責任者にも知らないでいたことだった。

その事実を会社に黙っている訳にはいかず上司に伝えることになったが、当然ながら重要な事項の申告不履行ということで退職という運びとなってしまった。

が、社内規定、もっと広い視野でこの”事件”のことを考えたときに、障がいそのものを申告する義務があるのかということ。

それは個人のプライバシーに関することで、彼もきっとそんな認識の下で今回にまで至ったのではないだろうか。

規定や規則は分からないが、少なくとも障がい者と共に働く職場だ。

”ここはまずイエローカードで”

と言う選択肢はなかったのだろうか。

今回の会社側から通達がどんなもので、どんな返事を彼が口にしたのかは分からない。

ただ、働く意思があるのならここで即決断を下さなくてもいいのではないか。

そうも思うのだが、無意識のままに今回のような問題を起こしたなら、それは会社にとっても本人にとっても有意義なことではない。

履歴によればかなりの頻度で職を変えているという。

恐らく、今回この会社で起こったような問題が同じように起こり退社を繰り返してきたのかも知れない。

本人にはその自覚もあまりないようだが、もし最初からその様な障がいがあるのだと告げられていればもっと違った現在になっていたかもしれない。

そもそもが障碍を抱えたひとたちがそれを隠すことなく働ける、生きていける社会でないことが一番悪い。

そもそもが同じ人間でありなにをもってそれを障がいというのか。

もし虫歯があったり、近視でめがねをかけなければならなかったり、髪の毛が薄かったりしたら、それは障がいと呼ぶのだろうか。

何が普通で何が特別なのか、その境目は何処なんだ。

まったく釈然としない出来事だった。


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