艦これ～永遠の０

見てきましたよ、永遠の０
本も映画も絶好調らしいじゃないですか。
まぁ正直な話し、私が見に行ったのは原作を読んでいるわけでも、話しが気になったわけでもなく

赤城さんのメイキングを見てすげーと思ったからです。

映画『永遠の0』VFXメイキング（1）巨大航空母艦「赤城」


で、実際に見たところの感想ですが。
ざっくり言うと

よく出来てるけどオススメかというと、微妙。


まず赤城さんですが、序盤でミッドウェーの話しが出てしまうため、あっさり終了です。
艦娘の大破絵を思い出しながら「どこに爆撃受けたかなー」とか確認するくらいです。

まぁ映画の根幹は

主人公の祖父である「宮部久蔵」の人物像を、当時の宮部の各赴任先で出会った人物に話しを聞いて調べる

というものなので、必然的に以下になる。

・人物像にまつわるエピソードが戦闘より優先される
・というより「死にたくない」公言している人なんで迫力ある戦闘なんて論外
・話しが進むのは現代

このため

「これ、艦これのおかげで知ってるヒャッハー」

ということはできなさそうです。
むしろ本をパラ見したところ、そっちの方がキーワードが沢山でてきているのでヒャッハーできそうです。

あと、なんと言っても、まぁ


説教臭い。


昔からあるような戦争映画の場合、当時をドラマ化して、どう思うかは視聴者が解釈するわけですが、
今回はおじいちゃんの昔話をひたすら聞いて、最終的には教訓的な感じになっていきます。

エンターテインメントって、なんだろう。
正直、中学校の授業あたりで流すのに最適なんじゃないかと思いました。

ただ話題作ですし、きっちりまとまってはいるので気になったらどうぞ、という感じ。

そんな私は帰りがけにツタヤで「太平洋奇跡の作戦 キスカ」を借りてきました。
まだ見てませんけどね。

これは昨年、艦これに影響されて真珠湾からミッドウェーを題材とした「太平洋の嵐」という借りてみたら意外に面白かったからです。
正直、特撮に関してはあからさまにオモチャっぽかったり、同じシーンを使いまわしすぎてたり、今となっては失笑を誘う箇所も多々あるのですが、雰囲気は良く出てます。

永遠の０を物足りなく感じてしまったのも、これを先に見たからかなぁ…。

提督の皆様には「太平洋の嵐」の方がオススメ。多分。