私自身もいわゆるプログラマ、システムエンジニア等と呼ばれる仕事についているため、「プログラムの不具合による」系のニュースには、いつも「うわぁ…」と思ってしまいます。
で、今朝ニュースを見たら気象庁による会見の映像が流れていたんですが、
…妙に強気。
業者が依頼もしていない部分を勝手に改修して今回の不具合が発生しましたが、我々にも監督責任はあります。今後は…
といった感じでした。
そこまで一方的に業者が悪いという例も珍しいんじゃないかと思い、ネットで調べてみました。
で、一番詳細なのが産経ニュースかなー。
以降、かなり徒然な書き様になります…
記事によると
「対象になっていない緊急地震速報処理用の地震計についても作業」
どうやら改修したプログラムが他の機能に悪影響をおよぼしたわけではなく、物理的に別物をいじったようです。
そりゃ業者が一方的に悪いと言われても仕方が無い気もする。
「その際に、地震波の振幅を補正する数値の単位を誤ったため」
単位って…また大胆なミスっぷりですね。
で、色々思うこと。
物理的に対象外のものをいじっても把握できていなかった気象庁の監督責任は確かにあると思います。
というか、単位間違いくらい明白だったら、試験データ(あるいは装置)で試験でもしていればすぐにでも判明したでしょうに…まぁ、対象じゃ無い部分だから試験しなかったって話かもしれませんけど。
(それはそれで凄い発想だとおもいますが…)
それと社名が晒された会社のお詫びについて
「緊急地震速報の機能及び精度向上を図る開発において、プログラムの一部手違いにより発生したものであります。」
いや、気象庁によると「緊急地震速報の機能及び精度向上を図る開発」ではなかったはずなんですが…
なんかこう、プログラムのバグってことにしておけば、それはよくある話だよって方に話を持っていこうという作意を感じますね。
ついでに気象庁の発表
概要と資料全文が一緒…。
概要と本文を分けるなら本文で詳細書けよ。っつーか他のニュースサイトの方が詳細なのはいかがなものでしょうか。
最後に
対象外の機能を改修しちゃったのは担当業者の一部の人なんでしょうけど、はたからみてると悪いのはその業者(会社)そのものになっちゃいますね。
実際にやっちゃった人の動揺も、凄まじいものがあるかと思いますが、会社としても戦々恐々でしょうね。
取引先あるいは過去に関連したプロジェクトも結構大きい会社なんで、しばらくは対応が大変なんだろうなぁ…。