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エレベーターにも障害者優先マーク、そんなことより普段から温かい配慮を!/少数派

2019年04月27日 | 社会の弱者・人権
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エレベーターにも障害者優先マーク、そんなことより普段から温かい配慮を!

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■優先マークより、心の中に障害者を優先する自然な気持ちを持つことが大事
国交省は、鉄道駅・バスターミナル・空港・旅客船ターミナルなど全国の旅客施設のエレベーターに、障害者や高齢者の優先利用を促す「優先マーク」の設置を義務付ける方針を固めました。まずマークのデザインやステッカーを決め、一定の準備期間を置いて義務化します。車椅子やベビーカーを利用する方は、当然ながら一般の方といっしょにエレベーターに乗り込みます。しかし現実はスペースを取るため、遠慮気味にエレベーターホールの後方で待つことが多いようです。その結果、身体の不自由な方が取り残されたり、長時間、待たされることが多々発生しています。

誤解ないように基本的には、障害者や高齢者が優先利用を促す「優先マーク」の設置を義務することには賛成します。しかし、おかしくありませんか? 優先マークは障害者優先の促進にはなるものの、こんなものがないと、障害者を優先できないのでしょうか? 申し上げたかったのは、ステッカーがあろうとなかろうと、私達の心の中に障害者を優先して載せる気持ち、自然に、温かく接する心が沸き上がることが大事だと感じます。とかく日本人は注意書きや一定の規則があると従うが、そうでない場所では障害者や高齢者は放ったらかしにされます。外国人は駅でも一般の道でも、障害者に手助けする、温かい声を掛けるなど当り前の行動です。

■政府や行政はしっかり啓蒙活動を行うが重要な役目
そもそも電車のシルバーシート、障害者専用のエレベータがあること自体が、「障害者後進国」と言えます。特定の席、特定の設備を作れば、障害者を大事にしたことになるのでしょうか?電車に障害者、高齢者、妊娠した女性が乗ってくれば、どの席であろうと譲るのが優しさです。普通の成人がシルバーシートに座って、障害者に席を譲らないのは言語道断です。それを目撃した人が、「彼等は酷い」とSNSに載せる行為もおかしなことです。優しい心を持っていれば、彼等を批判する前に、まず真っ先に自分が席を譲ればいいことなのです。確かに人前で席を譲ることは勇気がいりますが、馴れ・習慣が付けば何でもないことです。

もしあなたに小さなお子さんがいれば、親が率先して行えば子供はしっかり見ているので、大きくなれば自然に席を譲るマナーが育成されるでしょう。要は規則や強制ではなく、世の中の人全体が、普通に障害者や弱者に手を差し伸べることができるようになるには、10年・数十年も掛かると思います。若い方・働く方は、非正規社員・正社員でも仕事が厳しく疲れ切っています。心の余裕など、ないのでしょうね。厳しい暮らしでも、誰でも優しさは持ち備えているのですから、少しだけでも障害者や弱者に眼を向けてみませんか? 政府も行政もステッカーや設備を作ったからオワリではなく、むしろ啓蒙活動のほうが重要な役目と思います。

Ntopkeiji

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