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日刊ゲンダイ|TBS「報道特集」の金平茂紀キャスター9月一杯で降板(事実上のクビ!)/少数派

2022年09月03日 | メディア・SNS
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日刊ゲンダイ|TBS「報道特集」の金平茂紀キャスター9月一杯で降板(事実上のクビ!)

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■「報道特集」金平茂紀キャスターが降ろされTBSから“筑紫イズム”の火は消えるのか
日刊ゲンダイデジタル版を活用しています/TBS系の「報道特集」(毎週土曜)といえば独自の取材でテーマを掘り下げる調査報道がウリで、1980年から続く同局の看板報道番組。その「報道特集」でキャスターを務める金平茂紀氏(68)が9月いっぱいで同番組のレギュラーを降板し、その後は不定期出演の特任キャスターになることが日刊ゲンダイの取材でわかった。「表向きの理由は世代交代と番組のリニューアル。しかし、局の上層部としては“モノ言う”キャスターである金平さんの存在がずっと煙たかった」(TBS関係者)。金平氏は、東大卒業後の1977年TBS入社。報道畑が長く、モスクワ支局長、ワシントン支局長、報道局長などを歴任。故・筑紫哲也氏がキャスターを務めた[NEWS23]では、編集長として筑紫氏を支えた右腕ともいえる人物だ。

2010年からメインキャスターを務める「報道特集」でも原発や沖縄の基地問題などに取り組み、最近ではロシアがウクライナに侵攻した翌日にウクライナ入りし現地からリポート。統一教会問題についても、鋭く斬り込んでいる。「金平さんが上層部から不興を買った原因のひとつが、TBSの元ワシントン支局長・山口敬之氏が起こした、伊藤詩織さんに対する性暴力事件を巡る局側の対応について公然と批判したことです。昨年発売の著書でも、『あまりに非道なことが局内と政治権力の間で罷り通ってしまった』と断罪していますが、徹底的な内部調査を主張したにもかかわらず、当時の経営陣は懲罰委員会を開くことすらせず、うやむやにして山口氏を早期退職扱いにしてふたをしてしまったのです」(前出のTBS関係者)

局の幹部のなかには金平氏を擁護する声もあったそうだが、「すでに後任キャスターには調査報道ユニットの村瀬健介記者が内定している。2001年入社の中堅ホープです」(同前)という。かつては“報道のTBS”と呼ばれた同局から気骨のキャスターが去り、”筑紫イズム”の火はどう継承されるのか。また、レギュラーを離れる金平氏がどう活動するのか注目である。

■メディアの「ビビらない報道」が実は政権与党のためになり国民に有益なのだ
次々と気骨があるキャスター、ジャーナリストが葬られていく。「報道のTBS」として、昔から厳しく政権や社会を批判するTBSは好きな局だった。故・筑紫哲也氏のコメントは痛烈で、いつも感銘した。また何回か書いたが、四半世紀前になるか金平茂紀氏が講師をされた10回程度に渡る「メディア論」のセミナーは、欠かさず出席して思い出深い。さて当然言われていることは、政府と自民党によるメディア潰し。急先鋒だったのが高市総務相時代で、その後も年々、TV局や新聞社に圧力を掛けている。もう1つ安倍首相時代から頻繁になったのが、TV局や新聞社の社長クラスとの飲食会。右寄りの読売・日経・産経、NHK・フジTV・日テレだけに留まらず、朝日・毎日新聞やテレ朝・TBSのトップもノコノコ出掛けて安倍氏と飲食した。

菅、岸田政権においても踏襲されている。そうした動きを知った報道・制作の現場が、ビビりだしたのだ。金平茂紀キャスターの降板=クビも、その流れをくんでの措置だろう。政府や自民党が勘違いしていることは野党やメディアが批判することを嫌がるが、結果的に「政府・自民党」の間違いを糾し、正しい路線に戻すことができること。安倍首相政権の後半は野党もメディアも力が弱まり、モリカケサクラ・コロナ対策の過ち続き。つまりメディアを弾圧した故に、政権の誤りを指摘する声が遠ざかり、安倍氏は”裸の大将”になり自滅したのだ。何とも皮肉なことだった。メディアが様々なことを指摘しなければ、国民も分からず仕舞で逸脱する。メディアは己の存在が重要であることを再認識して、「ビビらない報道」をして欲しい。それが政権与党や国民に有益なのだ。

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