少数派シリーズ/政治情勢
松尾貴史氏コラム◇解散命令請求する文科相に岸田首相「過去はともかく」では済まされない
毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。
↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム
■教育について最も責任ある立場にこんな人物を就かせ続ける岸田首相も無能と言わざるを得ない
自民党と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の間にある闇の深さはとどまるところを知らない。文部科学相には、なぜこうも旧統一教会との癒着や、つながりがある人物が任命されるのだろうか。去就が取り沙汰されている盛山正仁文科相については、毎日新聞による全国世論調査で、何と78%の人が文科相を交代させるべきだと考えていることが分かった。国民のほとんどがやめてほしいと思っている大臣なのだが「聞く力」のかけらもない岸田文雄首相は「職責を全うし、責任を果たしてもらいたい」などと寝ぼけたことを繰り返すばかりだ。聞かない力どころか、人の意見うんぬんの前に、こんな間違いに気づかないという鈍感力がすさまじい。盛山文科相に対して不信任決議案が国会に提出されるも、自民党と公明党、そして日本維新の会などの反対で否決された。維新が反対したのは、旧統一教会の関連団体などと何らかの関係がある国会議員がいるからだと推測する。しかし、宗教法人の解散命令請求を申し立てた文科省のトップが、問題になっている宗教団体と密接につながっているという異常さを、与党の議員は屁(へ)とも思っていないのだろうか。
盛山文科相は、旧統一教会の関連団体との事実上の「政策協定」に当たる「推薦確認書」に署名したかどうかについて国会で追及されると「記憶にない」を10回以上も連発するなどして逃げている。しかし、証拠(自身の署名入り)の「推薦確認書」の写真を見せられると「うすうす思い出してきた」などと答弁をしたり、あるいは「内容をよく読まずサインしたかも」などととぼけたり。その翌日には「記憶にない」との答弁に戻ったりと、頭の中が混濁しているようだ。こんなに記憶力がなく、書類の内容をよく見ずにサインをしてしまうような人物が、大臣でいていいわけがない。岸田首相による「過去の関係はともかく、現時点では当該団体と一切関係がない」などというかばい方は、あまりにも稚拙かつ乱暴だろう。暴力団との密接なつながりがあっても「もう付き合わないから」と言って公的な重責を担う人がいたら、問題なしとはならないだろう。ましてや、現在大問題の焦点になっている宗教団体が相手なのである。政治家は「過去の関係はともかく」で済まされる仕事ではない。そして今度は、旧統一教会と盛山文科相がまだつながっていることが早々と明らかになってしまった。教団系の機関誌「世界思想」が毎月、神戸市にある盛山氏の地元事務所に「無料で」届けられていることが分かった。旧統一教会の関連団体から衆院選で推薦状を受け取っていたとされる問題を巡り「旧統一教会との関係は既に断ち切っている」と否定していたのは真っ赤な大うそではないか。機関誌の受け取りは「記憶にない」では言い逃れられない。
しかしそれでも、与党と維新は盛山文科相の不信任決議案を否決した。盛山文科相だけではなく、旧統一教会と関係があった議員は皆「覚えていない」と繰り返す。関係を隠さなければならないような団体の応援がないと当選できないような人たちが、政策協定を結んで「推薦確認書」を交わし、その団体の意向に沿ったような政策が決められる。さらには、団体と関係があった議員たちが、あろうことか憲法を変えてしまうという大変なことに取り掛かろうとしている恐怖を、一人でも多くの国民が知るべきだ。旧統一教会の信者と一緒に拳を突き上げて、気勢を上げる盛山氏の写真が出てきたが、これも「記憶にない」らしい。ニュース番組「報道特集」では、旧統一教会の関連団体の現役幹部が「記憶にない」と連発する盛山文科相に反論していた。「一番の厚い支持者層はどこだと考えているんだと。後ろから支えて、表には出ないで、歯を食いしばってやってきたのは、どこか分かるのか。応援するんじゃなかった。非常に残念」などと恨み言を言っていた。子どもたちの教育について最も責任ある立場に、こんな人物を就かせ続ける岸田首相も無能と言わざるを得ない。
■投稿者の文章|傷害・性的暴行・脅し・オレオレ詐欺・万引き、時が過ぎたから問題ない?
松尾貴史氏の文章は、いつも以上にご立腹だ。そりゃそうだろ! 盛山文科相というこんなふざけた人間はいない。忘れた・記憶がないと言うが誰もが思うように嘘で、ある自民党議員は「灘高・東大法学部出身、極めて頭脳明晰で50年前のことでも昨日のことのように話す」と言っていた。国会本会議場や予算委員会の席上で、ニコニコ・ニタニタと笑っている。それもそのはず、岸田首相も旧統一教会幹部と並んで”記念撮影”したり、接触も濃い。だから盛山氏は「俺を切ったら岸田首相自らもタダで済まないよ」と思わせ、岸田氏がクビにできないことを盾に、反省・辞職するどころか”自信満々” ”鼻高々”なのだ。明らかな口封じ・脅しだ。実際に盛山氏を切ったら岸田氏も辞めざるを得なくなるから、「過去の統一教会との繋がりは切っており、現在は接触なしだから問題ない」と言う。それに対してネットでは、過去がお咎(とが)めなしなら、「殺人」を犯したが現在は何もしていないから「問題なし」なのか! 罪状を殺人以外にも傷害・性的暴行・脅し・オレオレ詐欺・万引き・暴力団との付き合いなどの例に替えて、岸田氏の対応を怒っている。投稿者の年代は、昔「それで済むなら警察や裁判所は要らない」と、よく言ったものだ。今の時代なら、「文春砲」「赤旗砲」も加わるかな?岸田氏も自民党も、既に「末期状態」。
松尾貴史氏コラム◇解散命令請求する文科相に岸田首相「過去はともかく」では済まされない
毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。
↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム
■教育について最も責任ある立場にこんな人物を就かせ続ける岸田首相も無能と言わざるを得ない
自民党と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の間にある闇の深さはとどまるところを知らない。文部科学相には、なぜこうも旧統一教会との癒着や、つながりがある人物が任命されるのだろうか。去就が取り沙汰されている盛山正仁文科相については、毎日新聞による全国世論調査で、何と78%の人が文科相を交代させるべきだと考えていることが分かった。国民のほとんどがやめてほしいと思っている大臣なのだが「聞く力」のかけらもない岸田文雄首相は「職責を全うし、責任を果たしてもらいたい」などと寝ぼけたことを繰り返すばかりだ。聞かない力どころか、人の意見うんぬんの前に、こんな間違いに気づかないという鈍感力がすさまじい。盛山文科相に対して不信任決議案が国会に提出されるも、自民党と公明党、そして日本維新の会などの反対で否決された。維新が反対したのは、旧統一教会の関連団体などと何らかの関係がある国会議員がいるからだと推測する。しかし、宗教法人の解散命令請求を申し立てた文科省のトップが、問題になっている宗教団体と密接につながっているという異常さを、与党の議員は屁(へ)とも思っていないのだろうか。
盛山文科相は、旧統一教会の関連団体との事実上の「政策協定」に当たる「推薦確認書」に署名したかどうかについて国会で追及されると「記憶にない」を10回以上も連発するなどして逃げている。しかし、証拠(自身の署名入り)の「推薦確認書」の写真を見せられると「うすうす思い出してきた」などと答弁をしたり、あるいは「内容をよく読まずサインしたかも」などととぼけたり。その翌日には「記憶にない」との答弁に戻ったりと、頭の中が混濁しているようだ。こんなに記憶力がなく、書類の内容をよく見ずにサインをしてしまうような人物が、大臣でいていいわけがない。岸田首相による「過去の関係はともかく、現時点では当該団体と一切関係がない」などというかばい方は、あまりにも稚拙かつ乱暴だろう。暴力団との密接なつながりがあっても「もう付き合わないから」と言って公的な重責を担う人がいたら、問題なしとはならないだろう。ましてや、現在大問題の焦点になっている宗教団体が相手なのである。政治家は「過去の関係はともかく」で済まされる仕事ではない。そして今度は、旧統一教会と盛山文科相がまだつながっていることが早々と明らかになってしまった。教団系の機関誌「世界思想」が毎月、神戸市にある盛山氏の地元事務所に「無料で」届けられていることが分かった。旧統一教会の関連団体から衆院選で推薦状を受け取っていたとされる問題を巡り「旧統一教会との関係は既に断ち切っている」と否定していたのは真っ赤な大うそではないか。機関誌の受け取りは「記憶にない」では言い逃れられない。
しかしそれでも、与党と維新は盛山文科相の不信任決議案を否決した。盛山文科相だけではなく、旧統一教会と関係があった議員は皆「覚えていない」と繰り返す。関係を隠さなければならないような団体の応援がないと当選できないような人たちが、政策協定を結んで「推薦確認書」を交わし、その団体の意向に沿ったような政策が決められる。さらには、団体と関係があった議員たちが、あろうことか憲法を変えてしまうという大変なことに取り掛かろうとしている恐怖を、一人でも多くの国民が知るべきだ。旧統一教会の信者と一緒に拳を突き上げて、気勢を上げる盛山氏の写真が出てきたが、これも「記憶にない」らしい。ニュース番組「報道特集」では、旧統一教会の関連団体の現役幹部が「記憶にない」と連発する盛山文科相に反論していた。「一番の厚い支持者層はどこだと考えているんだと。後ろから支えて、表には出ないで、歯を食いしばってやってきたのは、どこか分かるのか。応援するんじゃなかった。非常に残念」などと恨み言を言っていた。子どもたちの教育について最も責任ある立場に、こんな人物を就かせ続ける岸田首相も無能と言わざるを得ない。
■投稿者の文章|傷害・性的暴行・脅し・オレオレ詐欺・万引き、時が過ぎたから問題ない?
松尾貴史氏の文章は、いつも以上にご立腹だ。そりゃそうだろ! 盛山文科相というこんなふざけた人間はいない。忘れた・記憶がないと言うが誰もが思うように嘘で、ある自民党議員は「灘高・東大法学部出身、極めて頭脳明晰で50年前のことでも昨日のことのように話す」と言っていた。国会本会議場や予算委員会の席上で、ニコニコ・ニタニタと笑っている。それもそのはず、岸田首相も旧統一教会幹部と並んで”記念撮影”したり、接触も濃い。だから盛山氏は「俺を切ったら岸田首相自らもタダで済まないよ」と思わせ、岸田氏がクビにできないことを盾に、反省・辞職するどころか”自信満々” ”鼻高々”なのだ。明らかな口封じ・脅しだ。実際に盛山氏を切ったら岸田氏も辞めざるを得なくなるから、「過去の統一教会との繋がりは切っており、現在は接触なしだから問題ない」と言う。それに対してネットでは、過去がお咎(とが)めなしなら、「殺人」を犯したが現在は何もしていないから「問題なし」なのか! 罪状を殺人以外にも傷害・性的暴行・脅し・オレオレ詐欺・万引き・暴力団との付き合いなどの例に替えて、岸田氏の対応を怒っている。投稿者の年代は、昔「それで済むなら警察や裁判所は要らない」と、よく言ったものだ。今の時代なら、「文春砲」「赤旗砲」も加わるかな?岸田氏も自民党も、既に「末期状態」。